Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

207-01|Excel FIND関数の使い方|特定のテキストが別のテキスト内で最初に出現する位置を返す

ExcelのFIND関数は、特定のテキストが別のテキスト内で最初に出現する位置を返す関数です。この記事では、FIND関数の詳細な使い方と実際の活用方法を解説します。

目次

関数の説明

FIND関数は、指定した文字列が別の文字列内で最初に現れる位置(開始位置)を数値で返します。大文字と小文字を区別する点に留意が必要ですが、テキスト内の特定の位置を特定するのに役立ちます。

関数

対応バージョン

FIND関数は、Excel 2007以降の全てのバージョンで利用可能です。

構文

FIND(検索するテキスト, 対象のテキスト, [開始位置])

引数

引数説明
検索するテキスト対象のテキスト内で検索する文字列を指定します。
対象のテキスト検索対象のテキストを指定します。
開始位置オプションです。検索を開始する位置を指定します。デフォルトは1です。

引数の詳細説明

  • 検索するテキスト: 対象のテキスト内で検索する文字列を指定します。この文字列の位置が返されます。
  • 対象のテキスト: 検索を行う対象のテキストを指定します。セル参照や文字列リテラル、他の関数の結果を指定できます。
  • 開始位置: オプションで、検索を開始する位置を指定します。デフォルトは1で、テキストの先頭から検索が始まります。

関数作成のポイント

  1. 大文字と小文字の区別: FIND関数は大文字と小文字を区別するため、正確なマッチングを行う場合に注意が必要です。
  2. 部分文字列の特定: 文字列内で特定の部分文字列の位置を特定するのに便利です。
  3. 開始位置の指定: 必要に応じて検索の開始位置を調整することができます。

関数活用のポイント

  • テキスト処理: 特定の文字列やパターンがどこにあるかを調べるのに使用します。
  • データクレンジング: データの前処理として、特定の文字列がどこにあるかを確認するのに役立ちます。
  • 文字列の抽出: 検索結果を元に、特定の文字列を抽出する際に使用します。

使用例

サンプルデータ

以下のサンプルデータを使用します。

AB
1テキスト検索結果
2ExcelのFIND関数を使ってみる=FIND(“FIND”, A2)
3この文章から「の」の位置を検索=FIND(“の”, A3, 5)

サンプル式

セルB2の式:

=FIND("FIND", A2)

この式は、セルA2の文字列「ExcelのFIND関数を使ってみる」から「FIND」が最初に現れる位置を返します。結果は「6」です。

セルB3の式:

=FIND("の", A3, 5)

この式は、セルA3の文字列「この文章から「の」の位置を検索」から「の」が5文字目以降で最初に現れる位置を返します。結果は「7」です。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にFIND関数を試してみてください。

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まとめ

FIND関数は、Excelで文字列内の特定の文字列の位置を検索する際に重要な役割を果たします。正確な位置の特定やテキストデータの処理において、ぜひ活用してみてください。

関連のある関数

関連関数説明
SEARCH関数大文字小文字を無視してテキスト内での文字列の位置を検索します。
LEFT関数文字列の先頭から指定した数の文字を返します。
RIGHT関数文字列の末尾から指定した数の文字を返します。

以上が、ExcelのFIND関数の詳しい使い方とその活用方法です。文字列の位置特定に役立てて、データ処理を効率化しましょう。

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