127-01|Excel WRAPROWS/WRAPCOLS関数の使い方|データを行や列に分割して表示

ExcelのWRAPROWS関数とWRAPCOLS関数は、1次元のデータを複数の行または列に分割して表示するための強力なツールです。これにより、データの整理や視覚化が容易になります。本記事では、これらの関数の基本的な使い方と応用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

WRAPROWS関数は1次元のデータを指定した数の行に分割し、WRAPCOLS関数は1次元のデータを指定した数の列に分割します。これにより、大量のデータを見やすい形式で表示できます。

関数

対応バージョン

WRAPROWS関数とWRAPCOLS関数は、Microsoft Excel 2021およびMicrosoft 365で使用できます。

構文

WRAPROWS関数の構文:

WRAPROWS(配列, 行数, [バイパス空セル])

WRAPCOLS関数の構文:

WRAPCOLS(配列, 列数, [バイパス空セル])

引数

引数説明
配列分割する1次元のデータを指定します。
行数/列数分割する行または列の数を指定します。
バイパス空セル(オプション)空セルをバイパスするかどうかを指定します。

引数の詳細説明

  • 配列: 分割する1次元のデータを指定します。範囲または配列として指定できます。
  • 行数/列数: データを分割する際の行または列の数を指定します。
  • バイパス空セル: (オプション)TRUEに設定すると空セルをバイパスし、FALSEまたは省略すると空セルも含めます。

関数作成のポイント

  1. データの選定: 分割する1次元のデータを正確に指定します。
  2. 行数/列数の設定: データを分割する行数または列数を適切に設定します。
  3. 空セルの取り扱い: バイパス空セルの設定に注意し、必要に応じて空セルを含めるかバイパスするかを選択します。

関数活用のポイント

  • データ整理: 大量のデータを見やすい形式で表示するために使用します。
  • データ視覚化: データを視覚的に分かりやすく配置することで、分析やプレゼンテーションに役立ちます。
  • 柔軟なデータ操作: データを必要な形式に簡単に変換できるため、様々なデータ操作に対応できます。

使用例

サンプルデータ

列/行ABCDEFGHIJ
1データ1データ2データ3データ4データ5データ6データ7データ8データ9データ10

サンプル式

WRAPROWS関数の例:

=WRAPROWS(A1:J1, 3)

この式は、範囲A1:J1のデータを3行に分割して表示します。

結果:

データ1  データ2  データ3  データ4
データ5  データ6  データ7  データ8
データ9  データ10

WRAPCOLS関数の例:

=WRAPCOLS(A1:J1, 4)

この式は、範囲A1:J1のデータを4列に分割して表示します。

結果:

データ1  データ2  データ3  データ4
データ5  データ6  データ7  データ8
データ9  データ10

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にWRAPROWS関数とWRAPCOLS関数を試してみてください。

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まとめ

WRAPROWS関数とWRAPCOLS関数は、1次元のデータを指定した数の行または列に分割して表示するための非常に便利なツールです。これらの関数を活用することで、データ整理や視覚化が効率化されます。ぜひ、WRAPROWS関数とWRAPCOLS関数を使用して、Excelでのデータ操作をより柔軟に行ってください。

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関連関数説明
TOROW関数範囲のデータを1行に変換する関数です。
TOCOL関数範囲のデータを1列に変換する関数です。
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