エクセルで、1列(1行)に並んだデータを、決まった数ずつ折り返して表にするには WRAPROWS関数・WRAPCOLS関数を使います。8人の名前を3人ずつ横に並べるなら、=WRAPROWS(A3:A10,3) で3列の表になります。
名簿を班分けしたり、縦に長いリストを印刷しやすい形にしたりするときに便利です。この記事では、WRAPROWS関数・WRAPCOLS関数の基本、余ったセルの #N/A を埋める方法、横に折り返すか縦に折り返すかの違い、グループの数の求め方までを、1つの表で説明します。下の練習ツールで、名前を書き換えて結果の変わり方を試せます。
WRAPROWS関数・WRAPCOLS関数の書き方
| 引数 | 入れるもの | ポイント |
|---|---|---|
| ベクトル | 1列または1行の範囲 | 2行2列以上の範囲は #VALUE! エラーになります。 |
| 折り返す数 | 1行(1列)に入れる個数 | 1 より小さいと #NUM! エラーになります。 |
| 埋める値(省略可) | 余ったセルに入れる値 | 省略すると #N/A が入ります。 |
Microsoft 365 で使えます。
まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます
練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。
WRAPROWS関数・WRAPCOLS関数の使い方|やりたいこと別の式
| やりたいこと | 式(例) | 結果 |
|---|---|---|
| 3人ずつ横に並べる | =WRAPROWS(A3:A10,3) | 3列×3行(最後の1つは #N/A) |
| 空きを「-」で埋める | =WRAPROWS(A3:A10,3,”-“) | 最後の1つが「-」 |
| 3人ずつ縦に並べる | =WRAPCOLS(A3:A10,3,”-“) | 3行×3列 |
| グループの数 | =ROUNDUP(COUNTA(A3:A10)/3,0) | 3 |

3人ずつ横に並べる(WRAPROWS)
1行目が 山田・佐藤・鈴木、2行目が 高橋・田中・伊藤、3行目が 渡辺・中村 と、3人ずつ横に並びます。8人は3で割り切れないので、最後の1つのセルは #N/A になります。
余ったセルを埋める
3つ目の引数に「”-“」を指定すると、#N/A の代わりに – が入ります。空にしたいときは「””」を指定します。
3人ずつ縦に並べる(WRAPCOLS)
WRAPCOLS関数は縦に3人ずつ入れて、次の列へ折り返します。1列目が 山田・佐藤・鈴木、2列目が 高橋・田中・伊藤、3列目が 渡辺・中村・- です。班ごとに縦に並べたいときに使います。
グループの数を求める
人数を3で割って切り上げると、グループ(行)の数は 3 です。折り返した表が何行になるかを先に確かめられます(COUNT関数・COUNTA関数の使い方)。
WRAPROWS関数・WRAPCOLS関数がうまくいかないときの確認表
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 「#N/A」が表示される | 最後の行(列)が足りない | 3つ目の引数で埋める値を指定する。 |
| 「#VALUE!」になる | 2行2列以上の範囲を指定した | TOCOL関数で1列にしてから使う。 |
| 「#SPILL!」になる | 結果が広がる先のセルに値が入っている | 右下のセルを空ける。 |
| 「#NAME?」になる | Microsoft 365 以外の Excel | INDEX関数などで並べ直す。 |
WRAPROWS関数・WRAPCOLS関数のよくある質問
表を1列に戻すには?
TOCOL関数を使います。=TOCOL(C3:E5,3) のように空白とエラーを除くと、元の名前の並びに戻せます(TOCOL関数・TOROW関数の使い方)。
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