エクセルで、セル範囲の文字をまとめて1つにつなげるには CONCAT関数を使います。A3〜C3 の「東京都」「千代田区」「丸の内」なら、=CONCAT(A3:C3) で 東京都千代田区丸の内 になります。
CONCATENATE関数は1つずつセルを指定しますが、CONCAT関数は範囲で指定できるのが違いです。この記事では、CONCAT関数の基本、文字をはさむ方法、空欄の扱い、TEXTJOIN関数との使い分け、数値をつなげたときの注意、2行以上の範囲の順番までを、1つの表で説明します。下の練習ツールで、文字を書き換えて結果の変わり方を試せます。
CONCAT関数の書き方
テキストには、範囲・セル・「”」で囲んだ文字を指定できます。
まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます
練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。
CONCAT関数の使い方|やりたいこと別の式
| やりたいこと | 式(例) | 結果 |
|---|---|---|
| 範囲をまとめてつなげる | =CONCAT(A3:C3) | 東京都千代田区丸の内 |
| 間に文字を入れる | =CONCAT(A4,”/”,B4,”/”,C4) | 2026/10/21 |
| 空欄は飛ばされる | =CONCAT(A5:C5) | AB |
| 区切り文字を入れる | =TEXTJOIN(“・”,TRUE,A6:C6) | 赤・青・黄 |
| 数値をつなげる | =CONCAT(A7:C7) | 123(文字) |
| 数値に戻す | =VALUE(CONCAT(A8:C8)) | 123(数値) |
| 2行の範囲をつなげる | =CONCAT(A9:B10) | 山田太郎佐藤花子 |

範囲をまとめてつなげる
結果は 東京都千代田区丸の内 です。セルが何十個あっても、範囲を1つ指定するだけです。
間に文字を入れてつなげる
「/」をはさむときは、セルと文字を1つずつ並べます。結果は 2026/10/21(文字)です。
空欄は飛ばされる
C5 が空欄なので、「A」と「B」だけがつながって AB です。
区切り文字を入れたいときは TEXTJOIN関数
CONCAT関数には区切り文字の指定がないので、範囲の間に同じ文字を入れたいときは TEXTJOIN関数を使います。結果は 赤・青・黄 です(TEXTJOIN関数の使い方)。
数値をつなげると文字になる
1・2・3 をつなげると 123 ですが、結果は文字(左寄せ)です。計算に使うなら =VALUE(CONCAT(A8:C8)) で数値の 123 に戻します(VALUE関数の使い方)。
▶ この式(E7)を、練習ツールで試す / この式(E8)を、練習ツールで試す
2行以上の範囲は「行の順」につながる
A9→B9→A10→B10 の順(横に読んでから次の行)につながり、結果は 山田太郎佐藤花子 です。
【実機で検証】金額や日付をつなげると表示が変わる

| ためしたこと | 結果 |
|---|---|
| 1,200 と表示した金額をつなげる | 合計1200円(「,」が消えた) |
TEXT(B1,"#,##0") にしてつなげる | 合計1,200円 |
| 2026/11/3 の日付をつなげる | 46329納品 |
TEXT(B2,"m月d日") にしてつなげる | 11月3日納品 |
CONCAT は、セルの見た目ではなく中身の値をつなげます。桁区切りや日付の表示を残したいときは、TEXT 関数で表示形式を指定してからつなげます。
CONCAT関数がうまくいかないときの確認表
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 「#NAME?」になる | CONCAT関数がない古いバージョン | CONCATENATE関数か & を使う。 |
| 区切りが入らない | CONCAT関数は区切り文字を指定できない | TEXTJOIN関数を使う。 |
| カンマ・日付の表示が消える | 表示形式は引き継がれない | TEXT関数で形を決めてからつなげる。 |
| 数値として計算できない | 結果は文字 | VALUE関数で数値に戻す。 |
CONCAT関数のよくある質問
CONCATENATE関数との違いは?
結果は同じですが、CONCAT関数は範囲で指定できます。CONCATENATE関数は古いバージョンとの互換用として残っています(CONCATENATE関数の使い方)。
縦に並んだ名前を「、」でつなげたい
=TEXTJOIN("、",TRUE,A3:A10) のように TEXTJOIN関数を使います。
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