216-01|Excel ARRAYTOTEXT関数の使い方|配列を指定した区切り文字で区切りながらテキストに変換します

ExcelのARRAYTOTEXT関数は、配列をテキストに変換する際に使用します。この記事では、その基本的な使い方から実際の活用方法までを詳しく解説します。

目次

関数の説明

ARRAYTOTEXT関数は、配列を指定した区切り文字で区切りながらテキストに変換します。この関数は主に配列式や動的配列に対して使用され、テキストとして結果を返します。

関数

対応バージョン

Excel 2019以降のバージョンで利用可能です。

構文

ARRAYTOTEXT(配列, 区切り文字, [クオート文字])
  • 配列: テキストに変換する配列です。
  • 区切り文字: 各要素を区切るために使用する文字列です。
  • クオート文字 (オプション): 各要素をクオートする文字列です。デフォルトではクオートされません。

引数

引数説明
配列テキストに変換する配列です。
区切り文字各要素を区切るために使用する文字列です。
クオート文字オプションで、各要素をクオートする文字列を指定します。

引数の詳細説明

  • 配列: ARRAYTOTEXT関数によってテキストに変換される対象の配列を指定します。
  • 区切り文字: 各要素をテキストで区切るために使用する文字列を指定します。
  • クオート文字: オプションで、各要素をクオートするための文字列を指定します。デフォルトではクオートされません。

関数作成のポイント

  1. 動的配列の処理: 配列関数や動的配列をテキストに変換する際に便利です。
  2. CSVファイルの生成: 配列をCSV形式のテキストとして出力するのに使用できます。
  3. データの結合: 複数のセルやデータ範囲を1つのテキストに結合する際に活用します。

関数活用のポイント

  • データのエクスポート: 配列や動的データをCSV形式などのテキストとしてエクスポートするのに便利です。
  • 複数のデータを1つに結合: 複数のセルやデータ範囲からなるデータを1つのテキストにまとめる場合に使用します。

使用例

サンプルデータ

ABC
1配列データ区切り文字結果
2Apple,=ARRAYTOTEXT(A2:A4, B2, “\””)
3Banana,
4Cherry,

サンプル式

セルC2の式:

=ARRAYTOTEXT(A2:A4, B2, "\"")

この式は、セルA2からA4の配列データを区切り文字「,」で区切り、クオート文字「”」で囲んだ結果を表示します。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にARRAYTOTEXT関数を試してみてください。

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まとめ

ARRAYTOTEXT関数は、Excelで配列をテキスト形式に変換する際に非常に便利です。特に動的なデータ処理やデータのエクスポートにおいて活用することができます。

関連のある関数

関連関数説明
TEXTJOIN関数複数のテキスト値を指定した区切り文字で結合します。
CONCATENATE関数複数のテキスト値を連結して1つのテキストにします。
CONCAT関数複数のテキスト値を連結して1つのテキストにします。

これらの関数は、テキストの結合や配列の処理においてARRAYTOTEXT関数と組み合わせて使用することで、データの操作や整形を効率的に行うことができます。

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