234-01|Excel EXACT関数の使い方|2つのテキスト文字列が完全に一致しているかを調べる際に使用します

ExcelのEXACT関数は、2つのテキスト文字列が完全に一致しているかを調べる際に使用します。この記事では、EXACT関数の基本的な使い方から実際の活用方法までを詳しく解説します。

目次

関数の説明

EXACT関数: 2つのテキスト文字列が完全に一致しているかを調べ、一致していればTRUEを返し、そうでなければFALSEを返します。

関数

対応バージョン

Excel 2003以降のバージョンで利用可能です。

構文

EXACT(text1, text2)
  • text1: 比較する最初の文字列を指定します。
  • text2: 比較する二番目の文字列を指定します。

引数

引数説明
text1比較する最初の文字列を指定します。
text2比較する二番目の文字列を指定します。

引数の詳細説明

  • text1text2: EXACT関数はこれらの2つの引数を比較し、文字列が完全に一致しているかどうかを判定します。大文字と小文字は区別されます。

関数作成のポイント

  1. 大文字小文字の区別: EXACT関数は文字列の大文字と小文字を区別するため、完全一致するかどうかを厳密に判定します。
  2. 空白の影響: 空白文字も含めて比較されます。文字列の先頭や末尾に空白がある場合でも一致しないと判定されます。

関数活用のポイント

  • データ整合性の確認: データベースやシステムでのデータ整合性を確認する際に、EXACT関数を使用して文字列の一致を検証することができます。
  • 条件付き書式の適用: 条件付き書式にEXACT関数を組み合わせて、特定の条件に基づいてセルを強調表示することができます。

使用例

サンプルデータ

ABC
1appleAPPLE=EXACT(A1, B1)
2ExcelEXCEL=EXACT(A2, B2)
3123123=EXACT(A3, B3)

サンプル式

セルC1の式:

=EXACT(A1, B1)

この式は、セルA1の文字列「apple」とセルB1の文字列「APPLE」を比較し、以下のように評価します。

FALSE

大文字と小文字が異なるため、EXACT関数はFALSEを返します。

セルC2の式:

=EXACT(A2, B2)

この式は、セルA2の文字列「Excel」とセルB2の文字列「EXCEL」を比較し、以下のように評価します。

FALSE

大文字と小文字が異なるため、EXACT関数はFALSEを返します。

セルC3の式:

=EXACT(A3, B3)

この式は、セルA3の文字列「123」とセルB3の文字列「123」を比較し、以下のように評価します。

TRUE

文字列が完全に一致しているため、EXACT関数はTRUEを返します。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にEXACT関数を試してみてください。

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まとめ

EXACT関数は、大文字小文字を区別して2つの文字列を比較し、一致しているかどうかを確認するのに便利な関数です。データの整合性確認や条件付き書式の設定など、様々な場面で活用することができます。

関連のある関数

関連関数説明
IF関数条件に応じて異なる値を返す関数。
AND関数複数の条件がすべてTRUEであるかを判定する関数。
OR関数複数の条件のいずれかがTRUEであるかを判定する関数。

これらの関数は、条件判定や複雑な比較を行う際にEXACT関数と組み合わせて使用されます。

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