Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

12201|Excel DROP/TAKE関数の使い方|特定の範囲から行や列を簡単に選択または除外するための便利なツール

ExcelのDROPおよびTAKE関数は、特定の範囲から行や列を簡単に選択または除外するための新しい便利なツールです。これにより、大規模なデータセットの管理や特定のデータ抽出が効率的に行えます。本記事では、これらの関数の使用方法とその活用方法について詳しく説明します。

目次

関数の説明

DROP関数は、指定した行または列を除外してデータを返します。一方、TAKE関数は、指定した数の行または列を返します。これにより、データの特定部分を簡単に取得または除外することが可能です。

関数

対応バージョン

これらの関数は、Microsoft Excelの最新バージョン(Excel 2021およびMicrosoft 365)で使用可能です。

構文

DROP関数の構文:

DROP(配列, 行数, 列数)

TAKE関数の構文:

TAKE(配列, 行数, 列数)

引数

引数説明
配列操作対象の範囲または配列
行数除外または取得する行数(負の数で末尾から指定)
列数除外または取得する列数(負の数で末尾から指定)

引数の詳細説明

  • 配列: 操作対象となる範囲や配列を指定します。
  • 行数: 除外または取得する行の数を指定します。正の数で先頭から、負の数で末尾からの行数を指定します。
  • 列数: 除外または取得する列の数を指定します。正の数で先頭から、負の数で末尾からの列数を指定します。

関数作成のポイント

  1. 除外または取得する行数や列数は、正の数と負の数を使用して柔軟に指定できます。
  2. 配列全体が指定された行数または列数よりも小さい場合、空の配列が返されます。
  3. 配列の参照には絶対参照($A$1など)を使用することで、セルの移動に対する柔軟性を持たせることができます。

関数活用のポイント

  • 大規模なデータセットから特定の部分を抽出する際に便利です。
  • 不要な行や列を除外して、必要なデータのみを簡単に抽出できます。
  • ピボットテーブルや他の分析ツールと組み合わせて使用することで、強力なデータ分析環境を構築できます。

使用例

サンプルデータ

行/列ABCD
1名前得点クラス学年
2山田80A1年
3佐藤90B2年
4鈴木85A3年
5田中88B1年

サンプル式

DROP関数の例:

=DROP(A1:D5, 1, 0)

この式は、最初の1行を除外し、以下のような結果を生成します。

行/列ABCD
1山田80A1年
2佐藤90B2年
3鈴木85A3年
4田中88B1年

TAKE関数の例:

=TAKE(A1:D5, 3, 2)

この式は、先頭から3行と2列を取得し、以下のような結果を生成します。

行/列AB
1名前得点
2山田80
3佐藤90

サンプルデータダウンロード

こちらから、サンプルデータを含むExcelファイルをダウンロードできます。ぜひ実際に試してみてください。

【Excel】練習用サンプルデータ(例題)をダウンロード(無料)

まとめ

DROPおよびTAKE関数は、データの選択と除外を容易にし、Excelでのデータ管理を強力にサポートします。特定のデータ部分を簡単に取得または除外することで、データ分析の効率が大幅に向上します。ぜひ、これらの関数を活用して、Excelでの作業を効率化してください。

関連のある関数

関連関数説明
FILTER関数条件に基づいて配列の一部をフィルタリングする関数。
INDEX関数指定した行と列の交差点にあるセルの値を返します。
SORT関数指定した範囲や配列を昇順または降順に並べ替えます。
CHOOSE関数引数で指定した位置の値を返します。
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