307-01|Excel HOUR関数の使い方|指定された時刻から「時」の部分を抽出する

ExcelのHOUR関数は、指定された時刻から「時」の部分を抽出するために使用されます。特定の時間に関連するデータを抽出したい場合や、時間別のデータ分析を行う際に非常に便利です。この記事では、HOUR関数の詳細な使い方と実際の活用例を紹介します。

目次

関数の説明

HOUR関数は、指定された時刻から「時」の部分を取り出す関数です。

関数

対応バージョン

Excel 2003以降のバージョンで利用可能です。

構文

=HOUR(シリアル値)

引数

引数説明
シリアル値時刻を示すシリアル値や時刻を含むセル参照
  • シリアル値: Excelの時刻はシリアル値として内部的に管理されており、0が00:00、1が24:00として計算されます。この引数には時刻を示す数値や時刻を含むセル参照を指定します。

関数作成のポイント

  • 時刻形式: HOUR関数の引数には、正しい時刻形式のデータを指定する必要があります。テキスト形式の時刻の場合は、TIMEVALUE関数を使用してシリアル値に変換することができます。
  • エラーチェック: 無効な時刻が引数に含まれている場合、HOUR関数はエラーを返します。データ入力時には、適切な時刻形式を使用してください。

関数活用のポイント

  • データ抽出: HOUR関数を使用して、特定の時間に関連するデータを簡単に抽出することができます。
  • フィルタリング: ピボットテーブルやフィルタ機能と組み合わせることで、時間別のデータ分析が容易になります。

使用例

サンプルデータ

AB
1時刻
213:45:30=HOUR(A2)
308:30:00=HOUR(A3)
422:15:45=HOUR(A4)

サンプル式

セルB2の式:

=HOUR(A2)

説明: セルA2の時刻「13:45:30」から「時」の部分を取り出し、セルB2に「13」を表示します。

セルB3の式:

=HOUR(A3)

説明: セルA3の時刻「08:30:00」から「時」の部分を取り出し、セルB3に「8」を表示します。

セルB4の式:

=HOUR(A4)

説明: セルA4の時刻「22:15:45」から「時」の部分を取り出し、セルB4に「22」を表示します。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、実際にHOUR関数を試してみてください。

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まとめ

HOUR関数は、時刻から「時」を抽出するためのシンプルで強力なツールです。データ分析やレポート作成において、時間別の集計やフィルタリングを簡単に行うことができます。正しい時刻形式を使用することで、HOUR関数を効果的に活用しましょう。

関連のある関数

関連関数説明
MINUTE関数指定された時刻から分の部分を取り出します。
SECOND関数指定された時刻から秒の部分を取り出します。
TIME関数指定された時、分、秒から時刻を作成します。

これらの関数と組み合わせることで、より柔軟な時刻操作が可能になります。

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