210-01|Excel SUBSTITUTE関数の使い方|テキスト内の特定の文字列を別の文字列で置き換える便利な関数

ExcelのSUBSTITUTE関数は、テキスト内の特定の文字列を別の文字列で置き換える際に便利な関数です。この記事では、その基本的な使い方を解説し、実際の使用例を通じて理解を深めます。

目次

関数の説明

SUBSTITUTE関数は、指定したテキスト内の指定した文字列を、新しい文字列で置き換えます。この関数は、テキスト内の全ての出現箇所を置換します。

関数

対応バージョン

Excel 2007以降の全てのバージョンで利用可能です。

構文

SUBSTITUTE(元のテキスト, 置換対象の文字列, 置換後の文字列, [置換する回数])
  • 元のテキスト: 置換を行う対象のテキストを指定します。
  • 置換対象の文字列: 置換したい部分文字列を指定します。
  • 置換後の文字列: 置換対象の文字列を置き換える新しい文字列を指定します。
  • 置換する回数 (オプション): 置換する回数を指定します。省略するとすべての出現箇所が置換されます。

引数

引数説明
元のテキスト置換を行う対象のテキストを指定します。
置換対象の文字列置換したい部分文字列を指定します。
置換後の文字列置換対象の文字列を置き換える新しい文字列を指定します。
置換する回数 (オプション)置換する回数を指定します。デフォルトはすべて置換します。

引数の詳細説明

  • 元のテキスト: 置換を行う対象のテキストを指定します。セル参照や文字列リテラル、他の関数の結果を指定できます。
  • 置換対象の文字列: 置換したい部分文字列を指定します。この文字列が元のテキスト内で見つかった場合に置換されます。
  • 置換後の文字列: 置換対象の文字列を置き換える新しい文字列を指定します。この新しい文字列が元のテキスト内の置換対象の文字列に置換されます。
  • 置換する回数: 置換を行う回数を指定します。指定しない場合、すべての出現箇所が置換されます。

関数作成のポイント

  1. 部分文字列の一括置換: テキスト内で特定の文字列を一括で別の文字列に置き換えることができます。
  2. 置換の回数制御: 置換する回数を指定することで、最初の数回だけ置換することも可能です。
  3. 空白の置換: 空白文字列を空白以外の文字列に置き換えることも可能です。

関数活用のポイント

  • テキストの整形: テキスト内の特定のキーワードや表記揺れを一括で修正するのに便利です。
  • データの標準化: 複数のデータソースから取り込んだデータの統一したフォーマットに整形するのに役立ちます。
  • 無駄な情報の削除: 不要な文字列や記号を一括で削除することができます。

使用例

サンプルデータ

以下のサンプルデータを使用します。

AB
1元のテキスト結果
2Excel SUBSTITUTE関数を使ってみる=SUBSTITUTE(A2, “Excel”, “Word”)
3この文章から「を」を「から」に置換する=SUBSTITUTE(A3, “を”, “から”)

サンプル式

セルB2の式:

=SUBSTITUTE(A2, "Excel", "Word")

この式は、セルA2の文字列「Excel SUBSTITUTE関数を使ってみる」内の「Excel」を「Word」に置換します。結果は「Word SUBSTITUTE関数を使ってみる」となります。

セルB3の式:

=SUBSTITUTE(A3, "を", "から")

この式は、セルA3の文字列「この文章から「を」を「から」に置換する」内の「を」を「から」に置換します。結果は「この文章から「から」を「から」に置換する」となります。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にSUBSTITUTE関数を試してみてください。

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まとめ

ExcelのSUBSTITUTE関数は、テキストの一括置換において非常に強力な機能です。大規模なテキストの修正やフォーマットの統一に役立つだけでなく、データのクリーニングにも非常に有効です。

関連のある関数

関連関数説明
REPLACE関数テキスト内の特定の位置から指定した文字列を別の文字列で置換します。
TEXT関数数値を指定した書式でテキストに変換します。
FIND関数テキスト内の一部のテキストの位置を見つけます(大文字小文字を区別)。

これらの関数は、テキストデータの処理や整形において相補的に使用することができます。

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