129-01|Excel GETPIVOTDATA関数の使い方|ピボットテーブルから特定のデータを抽出するための強力なツール

GETPIVOTDATA関数は、Excelのピボットテーブルから特定のデータを抽出するための強力なツールです。この関数を使用すると、ピボットテーブルのセルを直接参照せずに、必要なデータを簡単に取得できます。本記事では、GETPIVOTDATA関数の基本的な使い方と応用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

GETPIVOTDATA関数は、指定されたピボットテーブルから特定のデータを取得します。この関数は、ピボットテーブルのレイアウトが変更されても正確にデータを取得できるため、非常に便利です。

関数

対応バージョン

GETPIVOTDATA関数は、Excel 2003以降のすべてのバージョンで使用できます。

構文

GETPIVOTDATA(データフィールド, ピボットテーブル, [フィールド1, アイテム1, フィールド2, アイテム2, ...])

引数

引数説明
データフィールドピボットテーブルから取得するデータの名前(例: “売上”, “数量” など)。
ピボットテーブルデータを取得するピボットテーブル内の任意のセル参照。
フィールド1, アイテム1, フィールド2, アイテム2, …(オプション)データを特定するためのフィールドとアイテムのペア。

引数の詳細説明

  • データフィールド: ピボットテーブルから取得するデータの名前を指定します。例えば、売上や数量などの集計フィールドを指定します。
  • ピボットテーブル: データを取得するピボットテーブル内の任意のセル参照を指定します。通常、ピボットテーブルのセルのいずれかを選択します。
  • フィールド1, アイテム1, フィールド2, アイテム2, …: (オプション)特定のデータを取得するために使用するフィールドとアイテムのペアを指定します。これにより、フィルタリングされたデータを取得できます。

関数作成のポイント

  1. データフィールドの指定: ピボットテーブルの集計フィールド名を正確に指定します。
  2. セル参照の選択: ピボットテーブルの任意のセルを参照として選択します。
  3. フィルタリングの使用: フィールドとアイテムのペアを使用して、特定のデータを抽出します。

関数活用のポイント

  • 動的レポート作成: ピボットテーブルのレイアウトが変更されても、GETPIVOTDATA関数は正確にデータを取得します。
  • 特定データの抽出: フィールドとアイテムを使用して、特定の条件に一致するデータを抽出します。
  • レポートの自動化: ピボットテーブルのデータを基に、自動化されたレポートを作成できます。

使用例

サンプルデータ

列/行ABCD
1地域製品売上数量
2東日本A100050
3東日本B150075
4西日本A2000100
5西日本B2500125

サンプル式

特定のフィールドからデータを取得する例:

=GETPIVOTDATA("売上", $A$1, "地域", "東日本", "製品", "A")

この式は、ピボットテーブルから「東日本」地域の「A」製品の「売上」データを取得します。結果は1000となります。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にGETPIVOTDATA関数を試してみてください。

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まとめ

GETPIVOTDATA関数は、Excelのピボットテーブルから特定のデータを効率的に抽出するための非常に便利なツールです。ピボットテーブルのレイアウト変更に影響されずにデータを取得できるため、動的なレポート作成に役立ちます。ぜひ、GETPIVOTDATA関数を活用して、Excelでのデータ分析をより効率化してください。

関連のある関数

関連関数説明
VLOOKUP関数垂直方向に検索範囲を探して値を返す関数です。
HLOOKUP関数水平方向に検索範囲を探して値を返す関数です。
INDEX関数指定した範囲内のセルの値を返す関数です。
MATCH関数指定した範囲内で特定の値を検索し、その相対位置を返す関数です。
SUMIF関数条件を満たすセルの合計を求める関数です。
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