Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

132-01|Excel STOCKHISTORY関数の使い方|株価履歴を取得する方法

STOCKHISTORY関数は、Excelで特定の株式や金融商品の過去の価格データを取得するための強力なツールです。この関数を使用することで、株価の時系列データを簡単に取得し、分析や可視化に活用できます。本記事では、STOCKHISTORY関数の基本的な使い方とその応用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

STOCKHISTORY関数は、指定した銘柄の過去の株価データを指定した期間内で取得します。取得できるデータには、始値、高値、安値、終値、出来高などが含まれます。

関数

対応バージョン

STOCKHISTORY関数は、Excel 2021以降およびMicrosoft 365サブスクリプションで使用できます。

構文

STOCKHISTORY(ティッカー, 開始日, 終了日, [間隔], [ヘッダー], [日次・月次・年次], [属性1], [属性2], ...)

引数

引数説明
ティッカー株式や金融商品のティッカーシンボル(例: “AAPL” for Apple Inc.)
開始日取得するデータの開始日(日付)
終了日取得するデータの終了日(日付)
間隔(省略可)データの間隔(”日次”, “月次”, “年次” のいずれか)
ヘッダー(省略可)0(ヘッダーなし)、1(ティッカーと日付のヘッダー)、2(全てのヘッダー)のいずれか
日次・月次・年次(省略可)0(日次)、1(週次)、2(月次)、3(年次)
属性1, 属性2, …(省略可)取得するデータの属性(”Date”, “Close”, “Open”, “High”, “Low”, “Volume” のいずれか)

引数の詳細説明

  • ティッカー: 株式や金融商品のティッカーシンボルを指定します。これは必須引数です。
  • 開始日: 取得したいデータの開始日を日付形式で指定します。これも必須引数です。
  • 終了日: 取得したいデータの終了日を日付形式で指定します。これも必須引数です。
  • 間隔: データの間隔を指定します。省略した場合は”日次”がデフォルトとなります。
  • ヘッダー: ヘッダーの有無と表示形式を指定します。省略可能で、デフォルトは1(ティッカーと日付のヘッダー)です。
  • 日次・月次・年次: データを日次、週次、月次、年次のいずれで取得するかを指定します。省略可能です。
  • 属性: 取得するデータの属性を指定します。複数の属性を指定可能です。省略した場合は”Date”と”Close”がデフォルトで取得されます。

関数作成のポイント

  1. ティッカーの正確な入力: ティッカーシンボルは正確に入力する必要があります。間違えるとデータが取得できません。
  2. 日付形式の確認: 開始日と終了日は日付形式で入力します。不適切な日付形式はエラーの原因となります。
  3. 必要なデータ属性の選定: 取得したいデータ属性を明確にしておくと、必要なデータのみを効率よく取得できます。

関数活用のポイント

  • 株価分析: 過去の株価データを取得して、トレンド分析やテクニカル分析を行います。
  • ポートフォリオ管理: 複数の銘柄のデータを取得して、ポートフォリオのパフォーマンスを比較・分析します。
  • レポート作成: 定期的な株価レポートを自動生成するために使用します。

使用例

サンプルデータ

以下のサンプルデータを使用します。

列/行ABCDEF
1ティッカー開始日終了日間隔ヘッダー属性1
2AAPL2023-01-012023-12-31月次1Date
3Close

サンプル式

Apple社の月次株価データを取得する例:

=STOCKHISTORY(A2, B2, C2, D2, E2, F2, G2)

この式は、セルA2のティッカー(AAPL)について、セルB2からC2までの期間の月次データを取得し、日付と終値を表示します。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にSTOCKHISTORY関数を試してみてください。

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まとめ

STOCKHISTORY関数は、Excelで株価や金融商品の履歴データを取得するための非常に便利なツールです。正確なティッカーシンボルや日付を入力し、必要なデータ属性を指定することで、効率的にデータを取得し、分析やレポート作成に活用できます。ぜひ、この関数を使いこなして、Excelでの株価データの操作をより効率化してください。

関連のある関数

関連関数説明
WEBSERVICE関数指定したURLからデータを取得する関数です。
FILTERXML関数XML形式のデータを解析して、指定した要素を取得する関数です。
VLOOKUP関数垂直方向に検索範囲を探して値を返す関数です。
HLOOKUP関数水平方向に検索範囲を探して値を返す関数です。
INDEX関数指定した範囲内のセルの値を返す関数です。

以上が、ExcelのSTOCKHISTORY関数に関する詳しい説明とその活用方法です。ぜひ、これを参考にして、Excelでの株価データ処理をさらに効率化してください。

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