XLOOKUPで「名前の一部を含むデータ」を探すには、検索値に * を付け、第5引数の一致モードを 2 にします。前方一致は「山田*」、後方一致は「*子」、途中に含む場合は「*一郎*」です。通常は最初に一致した1件を返します。
まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます
練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。
XLOOKUPの部分一致は「*」と一致モード2をセットで指定
次の例は、A2:A15の名前から「山田」で始まる人を探し、名前・年齢・出身地の3列を返します。結果を表示するE2に入力し、右隣のF2:G2は空けてください。

前方一致・後方一致・含む検索を使い分ける
| 探したい条件 | 検索値の書き方 | サンプルで最初に見つかる名前 |
|---|---|---|
| 山田で始まる | "山田*" | 山田太郎 |
| 一郎を含む | "*一郎*" | 鈴木一郎 |
| 子で終わる | "*子" | 田中花子 |
| 2文字目が藤 | "?藤*" | 佐藤太郎 |
▶ 中間一致(E5)を試す / 後方一致(E8)を試す / 任意の1文字(E11)を試す
セルに入力したキーワードで検索する
E1に「一郎」などのキーワードを入力する場合は、& でアスタリスクをつなぎます。E2に入力してください。
ワイルドカード「*」「?」「~」の意味と使い方
XLOOKUPの部分一致で使うワイルドカードは、次の3つです。一致モードに 2 を指定したときだけ有効で、省略(0)のままだと「*」は普通の文字として扱われ、「山田*」は「山田*」という名前を探してしまいます。
| 記号 | 意味 | 検索値の例 | サンプルで一致する名前 |
|---|---|---|---|
| * | 0文字以上の任意の文字列 | “山田*” | 山田太郎・山田次郎・山田太一 |
| ? | 任意の1文字 | “?藤*” | 佐藤太郎・伊藤花子 |
| ~ | 直後の * ? ~ を、ワイルドカードではなく文字として扱う | “*~**” | 名前に「*」という文字を含む行 |
▶ 「?」の例(E11)を試す / 「~」の例(E8)を試す
ワイルドカードそのものを探すには「~」を付ける
商品名に含まれるアスタリスク自体を探す場合、検索値を「*~**」にします。「~*」で文字としての * を表し、その前後の * は任意の文字列を表します。? 自体は「~?」、~ 自体は「~~」です。
最後の1件と、該当する全件では数式が違う
最後に一致する1件が必要なら、第6引数の検索モードを -1 にします。第5引数の 2 はそのままです。
一致モード(第5引数)の違い一覧
XLOOKUPの第5引数(一致モード)は、探し方を切り替えます。部分一致で使うのは 2 です。
| 値 | 探し方 | 主な使いどころ |
|---|---|---|
| 0(省略時) | 完全に一致するものだけを探す | 商品コードなど、同じ値を探すとき |
| -1 | 完全一致。なければ次に小さい値 | 点数や金額の「○以上」の判定(範囲検索) |
| 1 | 完全一致。なければ次に大きい値 | 「以下で最小」を探すとき |
| 2 | ワイルドカード(* ? ~)を使って探す | 部分一致(前方・後方・含む) |
どこから探すかを決める第6引数(検索モード)は、1=先頭から(省略時)、-1=末尾から、2・-2=二分探索(並べ替え済みの表向け)です。範囲検索はXLOOKUPで「○以上△未満」の範囲検索をする方法で解説しています。
部分一致ができない・エラーになるときの確認表
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 該当なしになる | 第5引数が2か、半角の*か、検索対象が文字列か |
| 違う人が出る | 同じ条件に合う行が複数ないか。通常は先頭の1件 |
| #VALUE!になる | 検索範囲と戻り範囲の行数が一致しているか |
| #SPILL!になる | 結果を返す右隣のセルや結合セルが邪魔していないか |
XLOOKUPの「あいまい検索」とは?部分一致との違い
「あいまい検索」と言っても、XLOOKUPでできることは2種類あります。
| やりたいこと | 使う方法 | この記事・関連記事 |
|---|---|---|
| 名前の一部が合えばよい(山田で始まる、一郎を含む) | ワイルドカード+一致モード 2 | この記事の方法 |
| 数値や日付で「以下で最大」「以上で最小」を探す | 一致モード -1 / 1 | 範囲検索 |
VLOOKUPでも部分一致検索はできる
次のステップ:見つからない場合・空白の対処

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