複数列の表から検索値に一致するデータを指定の列から抽出するなら、XLOOKUP関数やVLOOKUP関数を使う。
指定列から検索抽出
Microsoft2021/365 :XLOOKUP関数
Excel2019/2016 : VLOOKUP関数
例題1|検索値に該当するデータのうち特定の項目(列) だけ抽出する
- 指定した商品IDの「数量」を求めるセル(B3セル)を選択し、「=XLOOKUP(」と入力する。
- [検索値]…「A002」のセル(A3セル)を選択する。
- [検索範囲]…検索する「商品ID」のセル範囲を選択する。
- [戻り範囲]…抽出する「数量」のセル範囲を選択する。
- [見つからない場合]…「””」(空白)を入力する。
- [一致モード][検索モード]…省略して、「Enter」キーで数式を確定する。
【数式】=XLOOKUP(A3,A6:A9,D6:D9,””)
Microsoft2021/365 :XLOOKUP関数
数式の解説
「=XLOOKUP(A3,A6:A9,D6:D9,“”)」の数式は、A3セルの「A002」を在庫検索の表のA6セル~A9セルの「商品ID」から検索し、一致した行にあるD列の数量「20」を抽出する。引数[見つからない場合]に[””]を入力しておくと「数量」が見つからない場合に空白が求められる。
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例題2|
- 指定した商品IDの「数量」を求めるセル(B3セル)を選択し、「=VLOOKUP(」と入力する。
- [検索値]…「A002」のセル(A3セル)を選択する。
- [範囲]…抽出する表のセル範囲を選択する。
- [列番号]…抽出する列の番目「4」を入力する。
- [検索方法]…完全一致なので「0」と入力して、「Enter」キーで数式を確定する。
【数式】=VLOOKUP(A3,A6:D9,4,0)
Excel2019/2016 : VLOOKUP関数
数式の解説
「=VLOOKUP(A3,A6:D9,4,0)」の数式は、A3セルの「A002」を在庫検索の表のA6セル~A9セルの「商品ID」から検索し、一致した行にあるD列の数量「20」を抽出する。
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応用1|
XLOOKUP/VLOOKUP関数で検索値が見つからないときはエラー値が求められる。引数だけで対処できないVLOOKUP関数でエラー値を空白やコメントで求める場合は、❶IFNA(IFERROR)関数の引数[値]に❷VLOOKUP関数の数式を組み合わせて、 ❸[NAの場合の値](エラーの場合の値)に[””](空白)やコメントを入力して数式を作成しましょう。
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応用2|
検索する表のデータの追加に対応するなら、❶表をテーブルに変換しておきましょう。データを追加しても、数式の参照範囲は自動で拡張されるので、常に検索値に該当するデータを抽出できる。
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