Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

228-01|Excel NUMBERVALUE関数の使い方|テキスト形式で表された数値を数値に変換するための関数

ExcelのNUMBERVALUE関数は、テキスト形式で表された数値を数値に変換するための関数です。この記事では、NUMBERVALUE関数の基本的な使い方から実際の活用方法までを詳しく解説します。

目次

関数の説明

NUMBERVALUE関数: テキスト形式で表された数値を、Excelが認識可能な数値に変換します。

関数

対応バージョン

Excel 2013以降のバージョンで利用可能です。

構文

NUMBERVALUE(text, [decimal_separator], [group_separator])
  • text: 変換したいテキスト形式の数値を指定します。
  • decimal_separator (オプション): 数値の小数点の区切り文字を指定します。デフォルトは現在の言語設定に基づきます。
  • group_separator (オプション): 数値のグループ区切り文字を指定します。デフォルトは現在の言語設定に基づきます。

引数

引数説明
text変換したいテキスト形式の数値を指定します。
decimal_separator(オプション) 数値の小数点の区切り文字を指定します。
group_separator(オプション) 数値のグループ区切り文字を指定します。

引数の詳細説明

  • text: NUMBERVALUE関数で数値に変換したいテキスト形式の数値を指定します。この引数は、セルの参照や直接的な数値の入力が可能です。
  • decimal_separator: 数値の小数点の区切り文字を指定します。デフォルトでは、Excelの言語設定に基づきますが、必要に応じて変更できます。
  • group_separator: 数値の桁区切り文字を指定します。こちらもデフォルトでは言語設定に基づきますが、必要に応じて変更可能です。

関数作成のポイント

  1. ロケールに合わせた設定: 数値の小数点や桁区切り文字は、ロケールに応じて適切に設定することが重要です。
  2. エラー処理: 不正な数値形式の場合に#VALUE!エラーを返すので、エラー処理を適切に行うことが必要です。

関数活用のポイント

  • データの整形: データの取り込み時に、テキスト形式で表された数値を数値形式に変換する際に活用します。
  • 数式の組み込み: 他の数値関数や計算式に組み込んで使用し、正確な計算を行う際に便利です。

使用例

サンプルデータ

ABC
1テキスト1123,456.78123456,78
2456789.01456.789,01
3“789”123456,78789.012

サンプル式

セルB1の式:

=NUMBERVALUE(A1)

この式は、セルA1のテキスト形式の数値 “テキスト1” を数値に変換します。結果はエラーになります。

セルB2の式:

=NUMBERVALUE(A2, ".", ",")

この式は、セルA2のテキスト形式の数値 “123,456.78” を数値に変換します。結果は123456.78となります。

セルB3の式:

=NUMBERVALUE(A3, ",", ".")

この式は、セルA3のテキスト形式の数値 “789” を数値に変換します。結果は789となります。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にNUMBERVALUE関数を試してみてください。

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まとめ

NUMBERVALUE関数は、テキスト形式で表された数値をExcelが認識可能な数値に変換するための便利な関数です。この関数を使用することで、データの取り込みや計算処理の正確性を確保することができます。

関連のある関数

関連関数説明
VALUE関数テキスト形式で表された数値を数値に変換します。
TEXT関数数値や日付を指定した書式で文字列に変換します。
SUBSTITUTE関数文字列内で指定した文字列を別の文字列に置換します。

これらの関数は、データの処理や計算を効率的に行う際に役立ちます。

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