213-01|Excel TEXTJOIN関数の使い方|複数のセルやテキストを指定した区切り文字で連結する際に非常に便利

ExcelのTEXTJOIN関数は、複数のセルやテキストを指定した区切り文字で連結する際に非常に便利です。この記事では、その基本的な使い方から実際の活用方法までを詳しく解説します。

目次

関数の説明

TEXTJOIN関数は、指定した区切り文字で複数のセルやテキストを結合して一つの文字列として出力します。この関数は、特に複数の条件を組み合わせてテキストを生成する場合に有用です。

関数

対応バージョン

Excel 2016以降の全てのバージョンで利用可能です。

構文

TEXTJOIN(区切り文字, 空白を無視するかどうか, テキスト1, [テキスト2], ...)
  • 区切り文字: 結合する際のセルやテキストの間に挿入する文字列を指定します。
  • 空白を無視するかどうか: TRUEまたは省略すると、空白セルを無視します。FALSEを指定すると、空白セルも区切り文字で区切られます。
  • テキスト1, テキスト2, …: 連結したい文字列やセルの範囲を指定します。最大で252個まで指定可能です。

引数

引数説明
区切り文字結合する際のセルやテキストの間に挿入する文字列を指定します。
空白を無視するかどうかTRUEまたは省略すると、空白セルを無視します。FALSEを指定すると、空白セルも区切り文字で区切られます。
テキスト1, テキスト2連結したい文字列やセルの範囲を指定します。

引数の詳細説明

  • 区切り文字: 文字列リテラルやセル参照などで指定します。例えば、カンマやスペースなどが一般的です。
  • 空白を無視するかどうか: TRUEを指定すると、空白セルは無視されます。FALSEを指定すると、空白セルも区切り文字で区切られます。
  • テキスト1, テキスト2: 連結したい文字列やセルの範囲を指定します。必要に応じて、複数のテキストを組み合わせることができます。

関数作成のポイント

  1. 柔軟な区切り文字の指定: 区切り文字として、任意の文字列を指定できるため、出力するテキストのフォーマットに合わせて柔軟に設定できます。
  2. 空白セルの制御: 空白セルの扱いをTRUE/FALSEで切り替えることができ、柔軟なテキスト整形が可能です。
  3. セル範囲の統合: 複数のセル範囲を一つのテキストとして効率的に統合できます。

関数活用のポイント

  • データの集計: 複数のセルや範囲からデータを一つのセルに集約して表示するのに便利です。
  • テキストの生成: 複数の条件に基づいてテキストを動的に生成する際に使用します。
  • リストの作成: リストやCSV形式のデータを作成する場合に適しています。

使用例

サンプルデータ

ABC
1テキスト1テキスト2結果
2ExcelTEXTJOIN=TEXTJOIN(“, “, TRUE, A2:B2)
3データ1データ2=TEXTJOIN(“, “, FALSE, A3:B3)

サンプル式

セルC2の式:

=TEXTJOIN(", ", TRUE, A2:B2)

この式は、セルA2の「Excel」とセルB2の「TEXTJOIN」を「Excel, TEXTJOIN」という形式で連結します。

セルC3の式:

=TEXTJOIN(", ", FALSE, A3:B3)

この式は、セルA3の「データ1」とセルB3の「データ2」を「データ1, , データ2」という形式で連結します。空白セルも区切り文字で区切られます。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にTEXTJOIN関数を試してみてください。

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まとめ

ExcelのTEXTJOIN関数は、複数のセルやテキストを指定した区切り文字で効率的に連結することができる強力なツールです。データの集約やテキストの生成において、柔軟性と効率性を提供します。

関連のある関数

関連関数説明
CONCAT関数複数の文字列やセル範囲を連結します。
CONCATENATE関数複数の文字列やセル範囲を連結する古典的な方法です。
JOIN関数テキストの配列内のすべての要素を結合します。

これらの関数は、TEXTJOINと組み合わせてテキストデータの操作や整形をより効率的に行うことができます。

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