Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

209-01|Excel REPLACE/REPLACEB関数の使い方|テキスト内で指定した位置から指定した数の文字列を別の文字列で置換する関数

ExcelのREPLACE関数とREPLACEB関数は、テキスト内で指定した位置から指定した数の文字列を別の文字列で置換する関数です。この記事では、これらの関数の詳細な使い方と実際の活用方法を解説します。

目次

関数の説明

REPLACE関数は、テキスト内で指定した位置から指定した文字数分の文字列を、別の文字列で置き換えます。一方、REPLACEB関数は、バイト単位で文字列を扱う際に使用され、多くの場合、日本語の文字列を扱う際に役立ちます。

関数

対応バージョン

Excel 2007以降の全てのバージョンで利用可能です。

構文

REPLACE関数:

REPLACE(元のテキスト, 開始位置, 置換する文字数, 置換後のテキスト)

REPLACEB関数:

REPLACEB(元のテキスト, 開始位置, 置換するバイト数, 置換後のテキスト)

引数

引数説明
元のテキスト置換を行う対象のテキストを指定します。
開始位置置換を開始する位置を指定します。1から始まるインデックスです。
置換する文字数元のテキスト内で置換する文字数を指定します。
置換後のテキスト元のテキスト内で置換される文字列を指定します。
置換するバイト数REPLACEB関数で使用され、元のテキスト内で置換するバイト数を指定します。

引数の詳細説明

  • 元のテキスト: 置換を行う対象のテキストを指定します。セル参照や文字列リテラル、他の関数の結果を指定できます。
  • 開始位置: 置換を開始する位置を指定します。テキストの先頭から数えた位置です。
  • 置換する文字数: 元のテキスト内で置換する文字数を指定します。この数の文字が置換されます。
  • 置換後のテキスト: 元のテキスト内で置換される文字列を指定します。新しいテキストを挿入することもできます。
  • 置換するバイト数: REPLACEB関数で使用され、元のテキスト内で置換するバイト数を指定します。主にマルチバイト文字列を扱う場合に使用します。

関数作成のポイント

  1. 部分文字列の置換: 元のテキスト内の特定の部分文字列を別の文字列で置き換えることができます。
  2. 文字列の挿入: 置換後のテキストに新しい文字列を挿入することが可能です。
  3. テキストの一部を削除: 置換する文字数を0に設定することで、指定位置からの文字列の削除が可能です。

関数活用のポイント

  • テキストデータの編集: 特定の位置にある文字列を修正したり、削除したりする場合に便利です。
  • 大規模なデータの加工: 大量のテキストデータを効率的に編集・修正する際に有用です。
  • テキストフォーマットの変更: テキスト内の一部分を他のテキストで置き換えることで、フォーマットの統一を行うことができます。

使用例

サンプルデータ

以下のサンプルデータを使用します。

AB
1元のテキスト結果
2ExcelのREPLACE関数を使ってみる=REPLACE(A2, 7, 7, “REPLACEB”)
3この文章から「の」を「に」に置換する=REPLACE(A3, SEARCH(“の”, A3), 1, “に”)

サンプル式

セルB2の式:

=REPLACE(A2, 7, 7, "REPLACEB")

この式は、セルA2の文字列「ExcelのREPLACE関数を使ってみる」の7文字目から7文字分を「REPLACEB」で置き換えます。結果は「ExcelのREPLACEB関数を使ってみる」となります。

セルB3の式:

=REPLACE(A3, SEARCH("の", A3), 1, "に")

この式は、セルA3の文字列「この文章から「の」を「に」に置換する」の中で「の」が最初に現れる位置を検索し、それを「に」で置き換えます。結果は「この文章から「に」を「に」に置換する」となります。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にREPLACE関数とREPLACEB関数を試してみてください。

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まとめ

REPLACE関数とREPLACEB関数は、Excelで文字列の一部を別の文字列で置換する際に非常に便利です。大文字小文字の区別やバイト単位の処理が必要な場合に使い分けて、効率的なデータ処理を行いましょう。

関連のある関数

関連関数説明
SUBSTITUTE関数テキスト内で指定した文字列を他の文字列で置換します。
LEFT関数文字列の先頭から指定した数の文字を返します。
RIGHT関数文字列の末尾から指定した数の文字を返します。

以上が、ExcelのREPLACE関数とREPLACEB関数の詳しい使い方とその活用方法です。テキスト処理において、ぜひ活用してみてください。

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