Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

208-01|Excel SEARCH/SEARCHB関数の使い方|指定したテキストが別のテキスト内で最初に現れる位置を返す

ExcelのSEARCH関数とSEARCHB関数は、指定したテキストが別のテキスト内で最初に現れる位置を返す関数です。この記事では、それぞれの関数の詳細な使い方と実際の活用方法を解説します。

目次

関数の説明

SEARCH関数は、大文字と小文字を区別せずにテキスト内で指定した文字列が最初に現れる位置を返します。一方、SEARCHB関数は、大文字と小文字を区別してテキスト内で指定したバイト単位の文字列が最初に現れる位置を返します(多くの場合、日本語の文字列を扱う際に利用されます)。

関数

対応バージョン

Excel 2007以降の全てのバージョンで利用可能です。

構文

SEARCH関数:

SEARCH(検索するテキスト, 対象のテキスト, [開始位置])

SEARCHB関数:

SEARCHB(検索するテキスト, 対象のテキスト, [開始位置])

引数

引数説明
検索するテキスト対象のテキスト内で検索する文字列を指定します。大文字と小文字を区別しません。
対象のテキスト検索を行う対象のテキストを指定します。
開始位置オプションです。検索を開始する位置を指定します。デフォルトは1です。

引数の詳細説明

  • 検索するテキスト: 対象のテキスト内で検索する文字列を指定します。大文字と小文字を区別せずに検索されます。
  • 対象のテキスト: 検索を行う対象のテキストを指定します。セル参照や文字列リテラル、他の関数の結果を指定できます。
  • 開始位置: オプションで、検索を開始する位置を指定します。デフォルトは1で、テキストの先頭から検索が始まります。

関数作成のポイント

  1. 大文字小文字を区別しない検索: SEARCH関数は大文字と小文字を区別せずに検索を行います。
  2. バイト単位の検索: SEARCHB関数はテキストをバイト単位で処理し、大文字小文字を区別します(主に日本語文字列で利用)。
  3. 開始位置の指定: 必要に応じて検索の開始位置を調整することができます。

関数活用のポイント

  • 大文字小文字を気にせずに検索: 文字列内での特定の文字列の位置を取得するのに便利です。
  • バイト単位の精度が必要な検索: 特に日本語や他のマルチバイト文字を含むテキストで利用されます。
  • テキスト処理とデータマッチング: テキスト処理やデータの特定の部分を取得する場面で有用です。

使用例

サンプルデータ

以下のサンプルデータを使用します。

AB
1テキスト検索結果
2ExcelのSEARCH関数を使ってみる=SEARCH(“SEARCH”, A2)
3この文章から「の」の位置を検索=SEARCH(“の”, A3, 5)

サンプル式

セルB2の式:

=SEARCH("SEARCH", A2)

この式は、セルA2の文字列「ExcelのSEARCH関数を使ってみる」から「SEARCH」が最初に現れる位置を返します。結果は「7」です。

セルB3の式:

=SEARCH("の", A3, 5)

この式は、セルA3の文字列「この文章から「の」の位置を検索」から「の」が5文字目以降で最初に現れる位置を返します。結果は「7」です。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にSEARCH関数とSEARCHB関数を試してみてください。

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まとめ

SEARCH関数とSEARCHB関数は、Excelでテキスト内の特定の文字列の位置を検索する際に重要な役割を果たします。大文字小文字の区別の有無やバイト単位の精度が必要な場合に使い分けて、効率的なデータ処理を行いましょう。

関連のある関数

関連関数説明
FIND関数大文字小文字を区別してテキスト内での文字列の位置を検索します。
LEFT関数文字列の先頭から指定した数の文字を返します。
RIGHT関数文字列の末尾から指定した数の文字を返します。

以上が、ExcelのSEARCH関数とSEARCHB関数の詳しい使い方とその活用方法です。テキスト処理において、ぜひ活用してみてください。

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