Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

203-01|Excel RIGHT/RIGHTB関数の使い方|文字列の末尾から文字を抽出する方法

RIGHT関数およびRIGHTB関数は、Excelで文字列の末尾から特定の文字数やバイト数を抽出するための強力なツールです。これらの関数を使用することで、データの加工や分析を効率的に行うことができます。本記事では、RIGHT関数とRIGHTB関数の基本的な使い方と応用方法について詳しく解説します。

目次

関数の説明

RIGHT関数は、指定した文字列の末尾から特定の文字数を抽出します。一方、RIGHTB関数は、バイト単位で文字列の末尾から特定のバイト数を抽出します。特にマルチバイト文字を含むデータの処理において有用です。

関数

対応バージョン

RIGHT関数とRIGHTB関数は、すべてのバージョンのExcelで使用可能です。

構文

RIGHT(文字列, [文字数])
RIGHTB(文字列, [バイト数])

引数

引数説明
文字列文字列の末尾から抽出したい文字列を指定します。
文字数(省略可能)抽出したい文字数を指定します。
バイト数(省略可能)抽出したいバイト数を指定します(RIGHTB関数用)。

引数の詳細説明

  • 文字列: 抽出対象の文字列を指定します。セル参照、文字列リテラル、または他の関数の結果として指定可能です。
  • 文字数: 抽出する文字数を指定します。省略した場合、1文字だけが抽出されます。
  • バイト数: RIGHTB関数において、抽出するバイト数を指定します。省略した場合、1バイトだけが抽出されます。

関数作成のポイント

  1. 適切な文字数/バイト数の指定: 抽出したい文字数やバイト数を正確に指定することが重要です。
  2. マルチバイト文字の扱い: マルチバイト文字を含む場合は、RIGHTB関数を使用してバイト数を指定します。

関数活用のポイント

  • データの分割: 文字列データを部分的に抽出して分割する際に役立ちます。
  • データの整形: 必要な部分だけを取り出して、データを整形するために使用します。
  • レポート作成: 特定の文字列を抽出してレポートや通知に利用します。

使用例

サンプルデータ

以下のサンプルデータを使用します。

列/行AB
1文字列結果
2Excel関数
3RIGHT/RIGHTB関数の使用

サンプル式

RIGHT関数の使用例:

=RIGHT(A2, 3)

この式は、セルA2の文字列「Excel関数」の末尾から3文字を抽出します。結果は「関数」です。

RIGHTB関数の使用例:

=RIGHTB(A2, 6)

この式は、セルA2の文字列「Excel関数」の末尾から6バイトを抽出します。結果は「関数」です(日本語は1文字あたり2バイト)。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際にRIGHT関数とRIGHTB関数を試してみてください。

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まとめ

RIGHT関数とRIGHTB関数は、Excelで文字列の末尾から特定の文字数やバイト数を抽出するための便利なツールです。これらの関数を使いこなすことで、データの分割や整形を効率的に行うことができます。ぜひ、このガイドを参考にして、Excelでのデータ操作をさらに効率化してください。

関連のある関数

関連関数説明
LEFT関数文字列の先頭から指定した数の文字を返します。
MID関数文字列の指定した位置から指定した数の文字を返します。
LEN/LENB関数文字列の長さ(文字数またはバイト数)を返します。
FIND関数指定した文字列が、他の文字列の中で最初に現れる位置を返します。
SUBSTITUTE関数文字列内の指定した文字を新しい文字に置き換えます。

以上が、ExcelのRIGHT関数およびRIGHTB関数に関する詳しい説明とその活用方法です。ぜひ、これを参考にして、Excelでの文字列操作をさらに効率化してください。

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