Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

125-01|ExcelのVSTACK/HSTACK関数の使い方|複数の範囲や配列を垂直または水平に結合するための強力なツール

ExcelのVSTACKおよびHSTACK関数は、複数の範囲や配列を垂直または水平に結合するための新しい強力なツールです。これにより、データの整理や分析がより効率的になり、大規模なデータセットの管理が簡単になります。本記事では、これらの関数の使用方法とその活用方法について詳しく説明します。

目次

関数の説明

VSTACK関数は、複数の範囲や配列を垂直方向に結合します。一方、HSTACK関数は、複数の範囲や配列を水平方向に結合します。これらの関数を使用することで、データの統合や再構築が容易になり、分析作業の効率を向上させることができます。

関数

対応バージョン

これらの関数は、Microsoft Excelの最新バージョン(Excel 2021およびMicrosoft 365)で使用可能です。

構文

VSTACK関数の構文:

VSTACK(配列1, [配列2], ...)

HSTACK関数の構文:

HSTACK(配列1, [配列2], ...)

引数

引数説明
配列1結合する最初の範囲または配列
[配列2]結合する2番目以降の範囲または配列(オプション)

引数の詳細説明

  • 配列1: 最初に結合する範囲や配列を指定します。これが基本となり、次に続く配列がその下(VSTACK)またはその右(HSTACK)に追加されます。
  • [配列2]: 2番目以降に結合する範囲や配列を指定します。オプションで、指定しない場合は1つの配列のみが使用されます。

関数作成のポイント

  1. 各配列は同じ数の列(VSTACKの場合)または行(HSTACKの場合)を持っている必要があります。そうでない場合、エラーが発生します。
  2. 空のセルが含まれている場合、そのまま結合されます。
  3. 配列の参照には絶対参照($A$1など)を使用することで、セルの移動に対する柔軟性を持たせることができます。

関数活用のポイント

  • 複数のシートからのデータ統合に便利です。
  • データの結合や再構築が簡単に行えるため、分析作業の効率が向上します。
  • ピボットテーブルや他の分析ツールと組み合わせて使用することで、強力なデータ分析環境を構築できます。

使用例

サンプルデータ

行/列AB
1名前得点
2山田80
3佐藤90
4鈴木85
5田中88

サンプル式

VSTACK関数の例:

=VSTACK(A1:B5, A1:B5)

この式は、範囲A1:B5を垂直に2回結合し、以下のような結果を生成します。

行/列AB
1名前得点
2山田80
3佐藤90
4鈴木85
5田中88
6名前得点
7山田80
8佐藤90
9鈴木85
10田中88

HSTACK関数の例:

=HSTACK(A1:B5, A1:B5)

この式は、範囲A1:B5を水平に2回結合し、以下のような結果を生成します。

行/列ABCD
1名前得点名前得点
2山田80山田80
3佐藤90佐藤90
4鈴木85鈴木85
5田中88田中88

サンプルデータダウンロード

サンプルデータのダウンロードリンクをここに配置します。リンクをクリックして、サンプルデータをダウンロードし、実際に関数を試してみてください。

【Excel】練習用サンプルデータ(例題)をダウンロード(無料)

まとめ

VSTACKおよびHSTACK関数は、データの結合を容易にし、Excelでのデータ管理を強力にサポートします。複数のデータ範囲を簡単に統合することで、データ分析の効率が大幅に向上します。ぜひ、これらの関数を活用して、Excelでの作業を効率化してください。

関連のある関数

関連関数説明
CONCAT関数文字列を結合するために使用される関数。複数のセルを1つの文字列にまとめるのに便利。
INDEX関数指定した行と列の交差点にあるセルの値を返します。
MATCH関数指定した範囲で特定の値を検索し、その相対的な位置を返します。
TRANSPOSE関数行列を転置して、新しい範囲にコピーします。
“`
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