325-01|Excel YEARFRAC関数の使い方|2つの日付間の年数を小数部付きで計算する

ExcelのYEARFRAC関数は、2つの日付間の年数を小数部付きで計算する関数です。主に年齢計算や期間の年単位での割合を求める際に役立ちます。

目次

関数の説明

YEARFRAC関数は、2つの日付の間の年数を小数点以下まで含めて計算します。これにより、期間の割合や年単位での正確な経過時間を求めることができます。

関数

対応バージョン

Excel 2007以降

構文

=YEARFRAC(start_date, end_date, [basis])

引数

YEARFRAC関数の引数は以下の通りです:

引数説明
start_date計算の開始日を指定します。日付文字列、シリアル値、または日付を含むセル参照が使用できます。
end_date計算の終了日を指定します。日付文字列、シリアル値、または日付を含むセル参照が使用できます。
basis日数計算の基準を指定します。省略可能で、0(または省略)から4の範囲で指定します。

basisのオプション

基準
0米国(NASD) 30/360
1実際の/実際の日数
2実際の/360日
3実際の/365日
4ヨーロッパ 30/360

関数作成のポイント

  • start_dateend_dateは、有効な日付形式で指定する必要があります。
  • basisを指定しない場合、デフォルトで0(米国(NASD) 30/360)が使用されます。
  • 年数の計算方法が異なるため、適切なbasisを選択することが重要です。

関数活用のポイント

  • 年齢計算や保険期間の割合計算など、年数を正確に計算する必要がある場面で役立ちます。
  • 小数部付きの年数を求めることで、期間の正確な割合を計算できます。

使用例

サンプルデータ

ABCD
開始日終了日基準年数
2023/01/012024/01/011
2020/03/152023/06/303
2019/07/012024/07/010

サンプル式

=YEARFRAC(A2, B2, C2)

この式は、A2セルの日付からB2セルの日付までの年数をC2セルで指定された基準に基づいて計算します。例えば、A2が「2023/01/01」、B2が「2024/01/01」、C2が「1」の場合、結果は「1.0」となります。

サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。こちらからダウンロードしてください。

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まとめ

YEARFRAC関数は、2つの日付の間の年数を小数点以下まで計算するための便利なツールです。年齢計算や期間の割合計算など、さまざまな用途に活用できます。適切な基準を選択して、正確な年数計算を行いましょう。

関連のある関数

関連関数

関数説明
DATEDIF2つの日付の間の差を年、月、日単位で計算します。
EDATE指定された月数前または後の日付を返します。
EOMONTH指定された月数前または後の月末の日付を返します。
DAYS2つの日付間の日数を計算します。
NETWORKDAYS2つの日付間の営業日数を計算します。

以上がExcelのYEARFRAC関数に関する詳細な解説です。この関数を活用して、さまざまな期間計算を効率的に行いましょう。

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