エクセルで消費税を計算する方法|税込・税抜・消費税額・軽減税率・端数処理

エクセルで消費税を計算する方法|税込・税抜・消費税額・軽減税率・端数処理

エクセルで、消費税を計算するときは、税込金額は「税抜×(1+税率)」、消費税額は「税抜×税率」で求めます。端数は、ROUNDDOWN関数やROUND関数で、整えます。たとえば、税抜480円で、税率が8%なら、=ROUNDDOWN(B3*C3,0) で、消費税は 38 円です。

この記事では、税込・税抜・消費税額の求め方、8%と10%が混ざる場合、端数の処理、合計の計算を、1つの表を使って説明します。下の練習ツールで、金額や税率を書き換えて、結果の変わり方を試せます。

目次

消費税の計算|やりたいこと別の式

やりたいこと式(例)ポイント
消費税額だけを、求める=ROUNDDOWN(B3*C3,0)税抜に、税率を掛けて、端数を整えます。
税込金額を、求める=B3+D3税抜に、消費税額を足します。
税込金額を、1つの式で求める=ROUND(B3*(1+C3),0)「(1+税率)」を掛けます。
税込から、税抜に戻す=ROUND(E3/(1+C3),0)「(1+税率)」で、割ります。
端数を、切り上げる=ROUNDUP(B3*(1+C3),0)1円未満を、切り上げます。
税込の合計を、求める=SUM(E3:E7)行ごとの税込を、足します。
税率を、1つのセルにまとめる=ROUNDDOWN(B3*$I$1,0)税率を、絶対参照にします。
ポイントポイント:税率は、式に直接書かずに、セルに入力して、参照すると、税率が変わったときに、1か所を直すだけで済みます。コピーするときは、「$」で、固定します。

まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます

練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。

消費税額を求める(税抜×税率)

消費税額は、税抜金額に、税率を掛けて、求めます。1円未満の端数は、ROUNDDOWN関数で、切り捨てることが、多いです。

1
結果を出したいセル(D3)を選びます。
2
「=ROUNDDOWN(」と入力します。
3
税抜のセル(B3)をクリックして、「*」を入力し、税率のセル(C3)をクリックします。
4
「,0)」と入力して、Enter キーを押し、下の行まで、コピーします。
ROUNDDOWN関数の式
数式=ROUNDDOWN(B3*C3,0)
ひとことで切り捨てる
B3*C3
切り捨てる数値です
0
桁数です
エクセルで消費税を計算した表(税抜、税率、消費税、税込、各式の結果)
エクセルで消費税を計算した表(税抜、税率、消費税、税込、各式の結果)

弁当は、480円で、税率が8%なので、消費税は、38.4円の、端数を切り捨てて 38 円です。雑誌は、780円の10%で、78 円になります。

税込金額を求める

税込金額は、税抜に、消費税額を足します。1つの式にまとめるなら、「(1+税率)」を、掛けます。

=B3+D3

弁当の税込は、480+38で、518 円です。1つの式にすると、=ROUND(B3*(1+C3),0) で、結果は同じく 518 になります。切り上げなら、ROUNDUP関数で、結果は 519 です。端数の処理は、会社や請求書の、ルールに合わせます。

税込から税抜に戻す(内税の逆算)

税込金額から、税抜金額を求めるには、「(1+税率)」で、割ります。

ROUND関数の式
数式=ROUND(E3/(1+C3),0)
ひとことで四捨五入する
E3/(1+C3)
四捨五入する数値です
0
桁数です

弁当の税込518円を、1.08で割ると、479.6…円で、四捨五入して 480 円です。ROUNDDOWN関数で切り捨てると、479円になり、元の金額と、1円ずれることが、あります。逆算には、ROUND関数が、向いています。

8%と10%が混ざるときの計算

軽減税率の8%と、標準の10%が、混ざっている表では、行ごとに、税率を、セルに入力します。式は、同じで、税率のセルを、参照します。

ROUNDDOWN関数の式
数式=ROUNDDOWN(B7*C7,0)
ひとことで切り捨てる
B7*C7
切り捨てる数値です
0
桁数です

パンは、333円で、税率が8%なので、消費税は、26.64円の、端数を切り捨てて 26 円です。税率ごとの合計は、SUMIFS関数で、税率を条件にして、求められます。

税込の合計と、消費税の合計を求める

税込の合計は、SUM関数で、行ごとの税込を、足します。

SUM関数の式
数式=SUM(E3:E7)
ひとことで合計を求める
E3:E7
合計する範囲です

結果は 3275 円で、消費税の合計は、=SUM(D3:D7) で、282 円です。なお、インボイス制度では、税率ごとに、請求書1枚につき、1回だけ端数を処理するのが、原則です。行ごとに端数を切り捨てた合計と、金額が、合わないことがあるので、請求書の形式に、合わせて、計算の単位を決めます。

消費税の計算がおかしいときの確認表

症状考えられる原因対処
税込金額が、1円ずれる端数の処理が、合っていないROUND・ROUNDDOWN・ROUNDUP を、ルールに合わせる。
行をコピーすると、税率がずれる税率のセルを、固定していない税率のセルに、「$」を付ける。
税率が、「0」や小数に見える「0.1」は、10%の意味セルの表示形式を、「パーセンテージ」にする。
税込から戻すと、元の金額と違う切り捨てで、逆算しているROUND関数で、逆算する。
合計が、請求書と合わない行ごとの端数と、合計の端数が違う請求書の、端数処理のルールに、合わせる。
「#VALUE!」と表示される金額が、文字になっている数値に、直す。
値を変えても、結果が変わらない計算方法が「手動」になっている「数式」タブの「計算方法の設定」を「自動」にする。

消費税の計算のよくある質問

消費税を計算する式は?

税込金額は =B3*(1+C3)、消費税額だけなら =B3*C3 です。端数は、ROUND・ROUNDDOWN・ROUNDUP の、いずれかで、整えます。

税込金額から、消費税だけを出すには?

税込金額から、税抜を求めて、引きます。=E3-ROUND(E3/(1+C3),0) で、消費税額が、求められます。

消費税を、自動で計算するには?

税率のセルを、1つ作って、式で、参照します。税率が変わったときも、1か所を、直すだけで、すべての計算が、更新されます。

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練習用ファイル:練習用Excelファイル(.xlsx・無料)

式の中で名前を使いたいときは、エクセルの名前の定義のやり方もあわせてご覧ください。

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