エクセルのSUMIFS・COUNTIFS・AVERAGEIFSの使い方|複数条件・期間・ワイルドカード

エクセルのSUMIFS・COUNTIFS・AVERAGEIFSの使い方|複数条件・期間・ワイルドカード

エクセルで、複数の条件に合うデータだけを集計するには、SUMIFS関数・COUNTIFS関数・AVERAGEIFS関数を使います。「東京」で「りんご」の金額の合計なら、=SUMIFS(E3:E10,B3:B10,H2,C3:C10,H3) です。集計する範囲と、条件の範囲・条件を、ペアで並べます。

この記事では、SUMIFS・COUNTIFS・AVERAGEIFSの使い方、期間で絞る方法、「以上」「以下」などの比較、ワイルドカード、条件が合わないときの原因を、1つの表を使って説明します。下の練習ツールで、条件を書き換えて、集計結果がどう変わるかを試せます。

目次

複数条件の集計|やりたいこと別の式

やりたいこと式(例)ポイント
条件に合う金額を合計する=SUMIFS(E3:E10,B3:B10,H2,C3:C10,H3)最初に、合計する範囲を指定します。
条件に合う件数を数える=COUNTIFS(B3:B10,H2,C3:C10,H3)条件の範囲と条件を、ペアで並べます。
条件に合う平均を求める=AVERAGEIFS(D3:D10,B3:B10,H2,C3:C10,H3)最初に、平均する範囲を指定します。
期間で絞って合計する=SUMIFS(E3:E10,A3:A10,”>=”&H4,A3:A10,”<=”&H5)同じ範囲に、2つの条件を指定します。
「以上」で件数を数える=COUNTIFS(D3:D10,”>=”&H6)比較の記号は、「”」で囲みます。
特定の文字で始まるものを数える=COUNTIFS(C3:C10,”りん*”)「*」は、任意の文字列を表します。
ポイントポイント:SUMIFS関数だけ、「合計する範囲」が最初の引数です。SUMIF関数は、「条件の範囲」が最初で、合計する範囲は最後です。順番が違うので、注意してください。

まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます

練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。

SUMIFS関数で、複数の条件に合う合計を求める

「店舗が東京(H2)で、商品がりんご(H3)」の、金額(E列)の合計を、H8セルに求めます。

1
結果を出したいセル(H8)を選びます。
2
「=SUMIFS(」と入力します。
3
合計したい範囲(金額 E3:E10)を選んで、「,」を入力します。
4
1つ目の条件の範囲(店舗 B3:B10)と、条件(H2)を、「,」でつなげて入力します。
5
2つ目の条件の範囲(商品 C3:C10)と、条件(H3)を入力して、「)」を入力し、Enter キーを押します。
SUMIFS関数の式
数式=SUMIFS(E3:E10,B3:B10,H2,C3:C10,H3)
ひとことで複数の条件に合うセルだけを合計する
E3:E10
合計する範囲です
B3:B10
1つ目の条件を判定する範囲です
H2
1つ目の条件です
C3:C10
2つ目の条件を判定する範囲です
H3
2つ目の条件です
エクセルで複数条件の集計をした表(売上表、条件、SUMIFS・COUNTIFS・AVERAGEIFSなどの結果)
エクセルで複数条件の集計をした表(売上表、条件、SUMIFS・COUNTIFS・AVERAGEIFSなどの結果)

東京のりんごは、4/1(1200)、4/12(960)、5/5(480)の3件で、合計は 2640 です。条件は、すべてを満たす行(AND条件)です。詳しくは、SUMIFS関数の使い方を参照してください。

COUNTIFS関数・AVERAGEIFS関数を使う

件数を数えるときは、COUNTIFS関数を使います。合計する範囲の指定は、ありません。条件の範囲と条件を、ペアで並べます。

COUNTIFS関数の式
数式=COUNTIFS(B3:B10,H2,C3:C10,H3)
ひとことで複数の条件に合うセルの個数を数える
B3:B10
1つ目の条件の範囲です
H2
1つ目の条件です
C3:C10
2つ目の条件の範囲です
H3
2つ目の条件です

東京のりんごは3件なので、結果は 3 です。平均を求めるときは、AVERAGEIFS関数を使います。最初に、平均する範囲(数量)を指定します。

AVERAGEIFS関数の式
数式=AVERAGEIFS(D3:D10,B3:B10,H2,C3:C10,H3)
ひとことで複数の条件に合う平均を求める
D3:D10
平均する範囲です
B3:B10
1つ目の条件の範囲です
H2
1つ目の条件です
C3:C10
2つ目の条件の範囲です
H3
2つ目の条件です

数量は、10・8・4なので、平均は 7.333… です。詳しくは、COUNTIFS関数の使い方、AVERAGEIF関数の使い方を参照してください。

期間で絞って集計する(日付の条件)

4月だけの合計のように、期間で絞るときは、同じ「日付の範囲」を、2回使って、開始日以降と、終了日以前の、2つの条件を指定します。比較の記号は、「”」で囲んで、セルの値と、「&」でつなぎます。

SUMIFS関数の式
数式=SUMIFS(E3:E10,A3:A10,">="&H4,A3:A10,"<="&H5)
ひとことで複数の条件に合うセルだけを合計する
E3:E10
合計する範囲です
A3:A10
1つ目の条件を判定する範囲です
">="&H4
1つ目の条件です
A3:A10
2つ目の条件を判定する範囲です
"<="&H5
2つ目の条件です

4/1から4/30までの、6件の金額の合計は、結果が 5800 です。日付を、直接、条件に書くときは、">=2026/4/1" のように、日付の文字を「”」で囲みます。月ごとの集計は、月別に集計する方法を参照してください。

「以上」「以下」・ワイルドカードで条件を指定する

数量が、8以上の件数を数えるには、比較の記号と、セルの値を、「&」でつなげます。

COUNTIFS関数の式
数式=COUNTIFS(D3:D10,">="&H6)
ひとことで複数の条件に合うセルの個数を数える
D3:D10
1つ目の条件の範囲です
">="&H6
1つ目の条件です

数量が、8以上の行は、10・20・8・12・15の5件なので、結果は 5 です。文字の一部で絞るときは、ワイルドカードを使います。「*」は任意の文字列、「?」は任意の1文字です。

COUNTIFS関数の構文
数式=COUNTIFS(C3:C10,"りん*")
ひとことで複数の条件に合うセルの個数を数える
C3:C10
1つ目の条件の範囲です
"りん*"
1つ目の条件です

「りん」で始まる商品は、りんごの5件なので、結果は 5 です。詳しくは、SUMIFのワイルドカードの使い方、「○以上○未満」の件数を数える方法を参照してください。

最大値・最小値を条件付きで求める(MAXIFS・MINIFS)

条件に合う行の、最大値や最小値は、MAXIFS関数・MINIFS関数で求めます。東京の、最大の金額は、次の式です。

MAXIFS関数の式
数式=MAXIFS(E3:E10,B3:B10,H2)
ひとことでMAXIFS
E3:E10
です
B3:B10
です
H2
です

東京の金額の中で、最大は4/8の1600なので、結果は 1600 です。MAXIFS関数・MINIFS関数は、Excel 2019以降で使えます。

複数条件の集計が合わない・0になるときの確認表

症状考えられる原因対処
結果が0になる条件の文字が、表と一致していない(全角・半角・スペース)TRIM関数で、スペースを除く。表記をそろえる。
「#VALUE!」になる条件の範囲と、合計する範囲の、行数が違うすべての範囲の、行数をそろえる。
数字の条件が、合わない数字が、文字として入っている数値に変換する。<a href=”https://excel15.com/r007/”>文字列を数値に変換する方法</a>を参照。
日付の条件が、合わない日付が、文字になっている日付を、数値(シリアル値)として入力する。
「どちらか」の条件にしたいSUMIFSは、すべてを満たす行が対象(AND)SUMIFSを、条件ごとに分けて足し算する。
範囲を広げても、結果が変わらない数式の範囲に、新しい行が入っていない範囲を、広げる。または、列全体を指定する。
値を変えても、結果が変わらない計算方法が「手動」になっている「数式」タブの「計算方法の設定」を「自動」にする。

複数条件の集計のよくある質問

SUMIFで、複数の条件を指定するには?

SUMIFS関数を使います。条件の範囲と条件を、ペアで、何組でも並べられます。すべての条件を満たす行だけが、集計されます。

「どちらか」の条件(OR)で集計するには?

条件ごとに、SUMIFS関数を使って、足し算します。たとえば、「東京または大阪」なら、=SUMIFS(E3:E10,B3:B10,"東京")+SUMIFS(E3:E10,B3:B10,"大阪") です。

日付の期間を、条件にするには?

同じ日付の範囲に、「”>=”&開始日」と「”<="&終了日」の、2つの条件を指定します。

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