エクセルで累計(累積合計)を出す方法|SUMの固定・累計の割合・移動平均・目標を超えた月

エクセルで累計(累積合計)を出す方法|SUMの固定・累計の割合・移動平均・目標を超えた月

エクセルで、累計(累積合計)を出すには、SUM関数の範囲の始まりを「$」で固定して、下にコピーします。式は、=SUM($B$3:B3) です。1行目は、B3だけ、2行目は B3:B4、3行目は B3:B5…と、範囲が、1行ずつ広がり、上から順に、足し上げた値になります。

この記事では、累計の求め方、累計の割合、前月との差、3か月移動平均、累計が目標を超えた月の調べ方を、1つの表を使って説明します。下の練習ツールで、売上を書き換えて、結果の変わり方を試せます。

目次

累計の計算|やりたいこと別の式

やりたいこと式(例)ポイント
累計(累積合計)を、出す=SUM($B$3:B3)範囲の先頭だけを、「$」で固定します。
1つ前の累計に、足して出す=C3+B42行目以降で、使えます。1行目は =B3 です。
累計の割合(%)を、出す=ROUND(C3/SUM($B$3:$B$8)*100,1)合計の範囲は、すべて固定します。
前月との差を、出す=B4-B3増減を、確認できます。
3か月の移動平均を、出す=ROUND(AVERAGE(B3:B5),1)平均の範囲が、1行ずつ、ずれます。
累計が目標を超えた月を、探す=INDEX(A3:A8,COUNTIF(C3:C8,”<500″)+1)目標未満の月数に、1を足します。
条件付きの累計を、出す=SUMIF($A$3:A3,”1月”,$B$3:B3)範囲を固定して、条件を付けます。
ポイントポイント:累計の式で、いちばん大事なのは、範囲の始まり($B$3)を、固定することです。固定しないと、下にコピーしたときに、始まりもずれて、ただの1行の値になってしまいます。

まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます

練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。

SUM関数で、累計を出す

1
累計を出したいセル(C3)を選びます。
2
「=SUM(」と入力して、最初の売上のセル(B3)をクリックします。
3
F4キーを押して、「$B$3」にします。
4
「:B3)」と入力して、Enter キーを押し、下の行まで、コピーします。
SUM関数の式
数式=SUM($B$3:B3)
ひとことで合計を求める
$B$3:B3
合計する範囲です
エクセルで累計を求めた表(月、売上、累計、累計の割合、前月との差、3か月平均、各式の結果)
エクセルで累計を求めた表(月、売上、累計、累計の割合、前月との差、3か月平均、各式の結果)

1月は 120、2月は 120+150で 270、3月は 360、4月は 560、5月は 730、6月は 940 です。最後の累計は、売上の合計と、一致します。「$」の付け方は、絶対参照・相対参照とはを参照してください。累計だけを、くわしく知りたいときは、累計(累積合計)を出す方法も参照してください。

累計の割合(%)を求める

累計が、合計の何%かは、累計を合計で割って、求めます。合計のセルは、絶対参照で、固定します。

ROUND関数の式
数式=ROUND(C3/SUM($B$3:$B$8)*100,1)
ひとことで四捨五入する
C3/SUM($B$3:$B$8)*100
四捨五入する数値です
1
桁数です

1月は 12.8%、3月は 38.3%、5月は 77.7%で、6月は 100%になります。累計の割合は、売上の上位が、全体の何割を占めるかを見る、パレート図の分析にも使えます。

前月との差を求める

=B4-B3

2月は、150−120で 30、3月は -60 です。前月より増えた月の数は、=COUNTIF(E4:E8,">0") で、3 になります。増減の割合(増減率)は、増減率を求める方法を参照してください。

3か月の移動平均を求める

月ごとの変動をならして、全体の傾向を見るには、3か月分の平均を、1行ずつ、ずらしながら、求めます。

ROUND関数の式
数式=ROUND(AVERAGE(B3:B5),1)
ひとことで四捨五入する
AVERAGE(B3:B5)
四捨五入する数値です
1
桁数です

3月は、1〜3月の平均で 120、4月は 146.7、6月は 193.3 です。平均の範囲が、下にコピーすると、1行ずつ、ずれます(相対参照です)。

累計が目標を超えた月を調べる

累計が500を超えた、最初の月は、目標未満の月の数を数えて、1を足して、求めます。

INDEX関数の式
数式=INDEX(A3:A8,COUNTIF(C3:C8,"<500")+1)
ひとことで位置を指定して値を返す
A3:A8
範囲です
COUNTIF(C3:C8,"<500")+1
行番号です

累計が500未満の月は、1〜3月の3つなので、4番目の 4月 が、500を超えた最初の月です。累計は、必ず、増える(または同じ)数なので、この式で、探せます。

累計がうまくいかないときの確認表

症状考えられる原因対処
累計が、売上と同じ値になる範囲の始まりを、固定していない「$B$3」のように、F4キーで固定する。
累計が、途中で減るマイナスの値が、含まれている売上の列を、確認する。
最後の累計が、合計と合わない範囲が、ずれている範囲の終わりを、確認する。
空白の行で、累計が止まる空白でも、SUM関数は動くが、見た目が同じになる空白の行は、「””」を返す式にする。
累計に、文字が混ざる数字が、文字列になっている数値に変換する。
コピーすると、エラーになる範囲の始まりが、ずれて、行がなくなった始まりを「$」で固定する。
値を変えても、結果が変わらない計算方法が「手動」になっている「数式」タブの「計算方法の設定」を「自動」にする。

累計のよくある質問

累計の出し方は?

=SUM($B$3:B3) を入力して、下にコピーします。範囲の始まりだけを、「$」で固定するのが、ポイントです。

累計と、合計の違いは?

合計は、全部を足した、1つの値です。累計は、1行目から、その行までを、足し上げた値で、行ごとに増えていきます。

累計のグラフは、どう作る?

累計の列を、含めて選び、折れ線グラフにします。折れ線グラフの作り方を参照してください。

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練習用ファイル:練習用Excelファイル(.xlsx・無料)

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