Excelの端数処理には、ROUND(四捨五入)、ROUNDUP(切り上げ)、ROUNDDOWN(切り捨て)、INT(小さい方の整数)があります。同じ数値で結果を並べて、違いを確認しましょう。
関数の説明
ROUND関数
4つの関数は、同じ数値でも結果が違います。特に、負の数では、INTは小さい方(-1235)に、ROUNDDOWNは0に近い方(-1234.56)になる点に、注意が必要です。
関数
対応バージョン
Excel 2007以降のすべてのバージョンで使えます(Excel 2003でも使えます)。
構文
引数
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| 数値 | 必須。丸める数値。 |
| 桁数 | 必須。丸める桁。2なら小数第2位まで、0なら整数、-2なら百の位まで求めます。 |
関数作成のポイント
- ROUND は四捨五入、ROUNDUP は0から遠い方へ、ROUNDDOWN は0に近い方へ丸めます。
- INT は、常に小さい方の整数にします。正の数では、ROUNDDOWN(数値,0) と同じです。
- 負の数では、INT と ROUNDDOWN の結果が変わります。
関数活用のポイント
- 金額の端数処理の方法を、比べて決めます。
- 請求書の端数が、どの方法で出ているかを確認します。
- 切り捨て・切り上げの結果の違いを、確認します。
使用例
まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます
練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。
サンプルデータ
練習用ファイルと同じ配置の、サンプルデータです。下の練習ツールで、黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 端数処理の比較 | ||||
| 2 | 項目 | 値 | 四捨五入(小数第2位) | 1234.57 | |
| 3 | 金額 | 1234.5678 | 切り上げ(小数第2位) | 1234.57 | |
| 4 | 切り捨て(小数第2位) | 1234.56 | |||
| 5 | INT(整数) | 1234 | |||
| 6 | 四捨五入(百の位) | 1200 |
サンプル式
セルE2に、次の式を入れます。
B3 を、桁数 2 で四捨五入します。 結果は「1234.57」です。
セルE3に、次の式を入れます。
B3 を、桁数 2 で切り上げます。 結果は「1234.57」です。
セルE4に、次の式を入れます。
B3 を、桁数 2 で切り捨てます。 結果は「1234.56」です。
セルE5に、次の式を入れます。
B3 を、それ以下で最も大きい整数にします。 結果は「1234」です。
セルE6に、次の式を入れます。
B3 を、桁数 -2 で四捨五入します。 結果は「1200」です。
▶ この式(E2)を、上の練習ツールで試す / この式(E3)を、上の練習ツールで試す / この式(E4)を、上の練習ツールで試す / この式(E5)を、上の練習ツールで試す
サンプルデータダウンロード
サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。
【Excel】練習用サンプルデータ(例題)をダウンロード(無料)
まとめ
Excelの端数処理の違いの基本は、上の「サンプル式」のとおりです。黄色いセルを書き換えながら、結果の変わり方を確かめると、使い方が身に付きます。
