エクセルで、条件に合うセルだけの平均を出すには AVERAGEIF関数を使います。たとえば「A組」の点数の平均は、=AVERAGEIF(B3:B10,"A",C3:C10) で 80 と分かります。
条件には、文字のほかに「70以上」のような比較、「田を含む」のようなワイルドカード、セルの値も使えます。この記事では、AVERAGEIF関数の基本、数値の条件、セル参照、「〜を含む」の条件、平均以上の人だけの平均、該当がないときの対処までを、1つの表で説明します。下の練習ツールで、組や点数を書き換えて結果の変わり方を試せます。
AVERAGEIF関数の書き方
| 引数 | 入れるもの | 例 |
|---|---|---|
| 範囲 | 条件で調べる範囲 | B3:B10(組) |
| 条件 | 平均に入れる条件 | “A”、”>=70″、”*田*” |
| 平均対象範囲 | 平均する数値の範囲(省略可) | C3:C10(点数)。省略すると「範囲」をそのまま平均します。 |
まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます
練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。
AVERAGEIF関数の使い方|やりたいこと別の式
| やりたいこと | 式(例) | 結果 |
|---|---|---|
| A組の平均 | =AVERAGEIF(B3:B10,”A”,C3:C10) | 80 |
| 70点以上の平均 | =AVERAGEIF(C3:C10,”>=70″) | 78 |
| セルの値を条件に | =AVERAGEIF(B3:B10,F12,C3:C10) | 70 |
| 「田」を含む人の平均 | =AVERAGEIF(A3:A10,”*田*”,C3:C10) | 80 |
| 平均以上の人の平均 | =ROUND(AVERAGEIF(C3:C10,”>=”&AVERAGE(C3:C10)),1) | 83.3 |
| 該当なしのとき | =IFERROR(AVERAGEIF(B3:B10,”C”,C3:C10),”該当なし”) | 該当なし |

文字の条件で平均する
A組は山田(80)・鈴木(90)・田中(欠席)・渡辺(70)です。「欠席」は文字なので除かれ、3人の平均で結果は 80 です。
▶ この式(F3)を、練習ツールで試す / この式(F10)を、練習ツールで試す
数値の条件で平均する(平均対象範囲を省略)
条件を調べる範囲と平均する範囲が同じときは、3つ目の引数を省略できます。
70点以上の 80・90・70・70・80 の平均で、結果は 78 です。
80点未満の 60・70・70 の平均は約66.67 で、小数1桁にして 66.7 です。
▶ この式(F4)を、練習ツールで試す / この式(F7)を、練習ツールで試す
セルの値を条件にする
F12 が「B」なので、B組(60・70・80、伊藤は空欄)の平均で 70 です。比較の条件をセルにするときは ">="&F12 のように & でつなげます。
「〜を含む」の条件で平均する
「田」を含むのは山田(80)と田中(欠席)で、数値は山田さんだけなので結果は 80 です。
平均以上の人だけの平均を出す
全体の平均(75)を条件に入れます。
75点以上の 80・90・80 の平均で、結果は 83.3 です。
条件に合うものがないときの表示を決める
条件に合う数値が1つもないと #DIV/0! エラーになります。IFERROR関数で表示を決めます。
C組はいないので、結果は 該当なし です(IFERROR関数の使い方)。
AVERAGEIF関数がうまくいかないときの確認表
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 「#DIV/0!」になる | 条件に合う数値がない | 条件の表記を確かめる。IFERROR関数で表示を決める。 |
| 平均が合わない | 文字・空欄が除かれている | COUNTIFS関数で数値の件数を確かめる。 |
| 範囲がずれる | 範囲と平均対象範囲の行がずれている | B3:B10 と C3:C10 のように同じ行から始める。 |
| 0点の人を除きたい | 0 は数値なので平均に入る | 条件を “<>0” にする。 |
AVERAGEIF関数のよくある質問
条件を2つ以上にするには?
AVERAGEIFS関数を使います。引数の順番が AVERAGEIF関数と違う(平均対象範囲が先頭)ので注意します(AVERAGEIFS関数の使い方)。
条件に合う件数や合計を出すには?
件数は COUNTIF関数、合計は SUMIF関数です(COUNTIF関数の使い方)。
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平均以上かどうかを判定するときは、平均以上かどうかを判定する方法もあわせてご覧ください。
