エクセルの条件付き書式の使い方|期限切れ・完了・重複・行全体に色を付ける

エクセルの条件付き書式の使い方|期限切れ・完了・重複・行全体に色を付ける

エクセルの「条件付き書式」は、セルの値や条件に合わせて、自動で色を付ける機能です。「期限が過ぎたら赤」「3日以内なら黄色」「完了なら灰色」のように、数式で条件を指定すると、行全体に、色を付けられます。値を書き換えると、色も、自動で変わります。

この記事では、条件付き書式の設定手順、数式を使った期限・完了の色付け、行全体に色を付ける方法、重複のチェック、ルールの管理(優先順位・削除)、色が付かない原因を、1つの表を使って説明します。下の練習ツールで、基準日や状態を書き換えて、判定がどう変わるかを試せます。

目次

条件付き書式|やりたいこと別の数式

やりたいこと数式(例)ポイント
期限が過ぎた行を赤にする=AND($C3<>”完了”,$B3<$H$2)完了したものは、除きます。
期限まで3日以内を黄色にする=AND($C3<>”完了”,$B3>=$H$2,$B3-$H$2<=3)期限が、基準日以降で、3日以内です。
完了した行を灰色にする=$C3=”完了”状態の列を、見て判定します。
重複している値に色を付ける=COUNTIF($A$3:$A$8,$A3)>1同じ値が、2つ以上あるものを探します。
空白のセルに色を付ける=$B3=””空白(未入力)を、目立たせます。
ポイントポイント:数式で、条件付き書式を設定するときは、「$」を付けた列で、判定して、行全体に色を付けます。「$C3」のように、列だけを固定すると、同じ行のすべてのセルが、C列の値で、判定されます。

まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます

練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。

条件付き書式の設定手順(数式で、色を付ける)

期限が過ぎて、まだ完了していない行(A3:E8)を、赤にします。基準日は、H2セルです。

1
色を付けたい範囲(A3:E8)を選びます。
2
「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」をクリックします。
3
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。
4
数式(=AND($C3<>"完了",$B3<$H$2))を入力します。
5
「書式」で、塗りつぶしの色(赤)を選び、「OK」を2回クリックします。
AND関数の構文
数式=AND($C3<>"完了",$B3<$H$2)
ひとことですべての条件を満たすか判定する
$C3<>"完了"
1つ目の条件です
$B3<$H$2
2つ目の条件です
エクセルで条件付き書式を設定した表(タスク、期限、状態、残り日数、判定、基準日、各件数。期限切れが赤、3日以内が黄色、完了が灰色)
エクセルで条件付き書式を設定した表(タスク、期限、状態、残り日数、判定、基準日、各件数。期限切れが赤、3日以内が黄色、完了が灰色)

資料作成(10/9)は、基準日より前で、未完了なので、赤になります。契約確認(10/9)も、期限は過ぎていますが、完了なので、赤にはなりません。新しいルールの手順は、曜日に色を付ける方法でも、画面付きで説明しています。

期限が近い行を黄色にする(3日以内)

期限が、基準日以降で、3日以内の行を、黄色にします。「期限−基準日」が、0以上3以下の行です。

AND関数の構文
数式=AND($C3<>"完了",$B3>=$H$2,$B3-$H$2<=3)
ひとことですべての条件を満たすか判定する
$C3<>"完了"
1つ目の条件です
$B3>=$H$2
2つ目の条件です
$B3-$H$2<=3
2つ目の条件です

見積提出(10/12)と、会議準備(10/14)が、基準日の10/11から、3日以内なので、黄色になります。基準日に、TODAY関数を指定すると、ファイルを開くたびに、その日の基準で、色が付きます。期限の判定は、期限が近い・過ぎたタスクを表示する方法も参照してください。

完了した行を灰色にする

状態が「完了」の行を、灰色にすると、残りの作業が、見つけやすくなります。状態の列(C列)を、判定します。

=$C3="完了"

契約確認の行が、行全体、灰色になります。複数のルールがあるときは、「ルールの管理」で、優先順位を決めます。完了の灰色を、一番上にすると、期限の色より、優先されます。

重複している値に色を付ける

同じ値が、2回以上あるセルに、色を付けるには、COUNTIF関数で、数えます。タスク名の範囲(A3:A8)に、次の数式を設定します。

=COUNTIF($A$3:$A$8,$A3)>1

「資料作成」が、2回出てくるので、A3とA8が、青になります(重複のルールを、一番上にしているので、期限切れの赤より、優先されます)。範囲を、「$A$3:$A$8」と固定するのが、ポイントです。数式を使わずに、「セルの強調表示ルール」→「重複する値」でも、同じことができます。詳しくは、重複を削除・チェックする方法を参照してください。

ルールの管理(優先順位・編集・削除)

設定したルールは、「条件付き書式」→「ルールの管理」で、確認・編集・削除できます。上にあるルールほど、優先されます。ルールが複数あって、色が重なるときは、順番を、「▲」「▼」で、入れ替えます。

1
範囲を選んで、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールの管理」をクリックします。
2
「書式ルールの表示」で、「現在の選択範囲」か「このワークシート」を選びます。
3
編集したいルールを選んで、「ルールの編集」をクリックします。
4
順番を変えるときは、「▲」「▼」を、クリックします。
5
不要なルールは、選んで、「ルールの削除」をクリックします。

条件付き書式が、思ったように付かないときの確認表

症状考えられる原因対処
色が、まったく付かない数式の「$」や行番号が、範囲の先頭とずれている選んだ範囲の、先頭の行に合わせる(A3:E8 なら $C3)。
全部の行に、色が付く数式が、いつも TRUE になっている数式を、「=」から入力して、条件を確認する。
完了なのに、赤になるルールの優先順位が、逆になっている「ルールの管理」で、完了のルールを、上にする。
日付の条件が、合わない日付が、文字になっている日付を、数値(シリアル値)として入力する。
一部のセルにしか、付かない色を付ける範囲が、狭い範囲を、行全体(A3:E8)に広げる。
コピーしたら、範囲がずれた貼り付けで、ルールの範囲が、分かれた「ルールの管理」で、範囲を確認して、直す。
値を変えても、色が変わらない計算方法が「手動」になっている「数式」タブの「計算方法の設定」を「自動」にする。

条件付き書式のよくある質問

行全体に色を付けるには?

色を付けたい範囲を、行全体(表の全部の列)で選んで、数式の判定する列を、「$C3」のように、列だけを固定します。

条件付き書式を、削除するには?

範囲を選んで、「条件付き書式」→「ルールのクリア」→「選択したセルからルールをクリア」を選びます。シート全体なら、「シート全体からルールをクリア」です。

条件付き書式で、色の付いたセルを、数えるには?

色そのものは、数式で数えられません。同じ条件を、COUNTIFS関数などで、数えます。練習用の表の、H4・H5セルが、その例です。

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練習用ファイル:練習用Excelファイル(.xlsx・無料)

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