エクセルのチェックボックスと連動する方法|色付け・IFで表示・COUNTIFで集計・ToDoリスト

エクセルのチェックボックスと連動する方法|色付け・IFで表示・COUNTIFで集計・ToDoリスト

エクセルのチェックボックスは、チェックありがTRUE、なしがFALSEという値を持っています。この値を使うと、IF関数で「済/未」を表示したり、COUNTIF関数でチェックの数を数えたり、条件付き書式でチェックした行を灰色にしたりできます。

この記事では、ToDoリストを例に、チェックボックスと連動する式と色付けの方法を、実際の画面で説明します。練習用ファイルには、この記事の式と色付けが、すべて入っています。

目次

チェックボックスと連動する式|やりたいこと別

やりたいこと式・設定(例)ポイント
チェックしたら「済」と表示する=IF(A2,"済","未")A2がTRUEなら「済」です。
チェックの数を数える=COUNTIF(A2:A7,TRUE)TRUEのセルを数えます。
チェックしていない数を数える=COUNTIF(A2:A7,FALSE)FALSEのセルを数えます。
進み具合(%)を出す=F2/COUNTA(B2:B7)完了の数÷タスクの数。表示形式を「%」にします。
チェックした行を灰色にする条件付き書式で =$A2=TRUE「$」で列だけを固定します。
チェックした行の金額だけ合計する=SUMIF(A2:A7,TRUE,C2:C7)金額の列があるときに使います。
ポイントこの記事の式は、セルに入るチェックボックス(Microsoft 365 の「挿入」→「チェック ボックス」)を前提にしています。開発タブのフォームコントロールで作った場合は、後半の「リンクするセルを設定する」の手順で、TRUE/FALSEをセルに出してから使います。

チェックしたら「済」と表示する(IF関数)

練習用ファイルの「ToDo」シートは、A列にチェックボックス、B列にタスク、C列に状態が入っています。

=IF(A2,"済","未")
1
C2に =IF(A2,"済","未") と入力して、C7までコピーします。A2にチェックがあると「済」、ないと「未」と表示されます。
エクセルでIF関数を使い、チェックボックスがオンなら済と表示した画面
①C2は、A2にチェックがあるので「済」。②数式バーに式が表示されます。

A2の中身はTRUEかFALSEなので、=IF(A2=TRUE,"済","未") と書かなくても、=IF(A2,"済","未") だけで判定できます。IF関数のくわしい使い方は、IF関数の使い方を見てください。

チェックの数を数える(COUNTIF関数)

=COUNTIF(A2:A7,TRUE)
1
F2に =COUNTIF(A2:A7,TRUE) と入力すると、チェックの付いた数「2」が表示されます。
エクセルでCOUNTIF関数を使ってチェックボックスのチェック数を数えた画面
①完了の数は「2」。②数式バーに COUNTIF の式が表示されます。

未完了の数は =COUNTIF(A2:A7,FALSE) で「4」になります。COUNTIF関数は、SUMIFS・COUNTIFSの使い方でもくわしく説明しています。

進み具合(%)を出す

=F2/COUNTA(B2:B7)
1
F4に =F2/COUNTA(B2:B7) と入力し、「ホーム」タブの「%」を押します。6件中2件なので「33%」です。
エクセルでチェックボックスの完了数から進み具合をパーセントで表示した画面
①進み具合は「33%」。②完了の数を、タスクの数(COUNTA)で割っています。

チェックした行を灰色にする(条件付き書式)

チェックしたタスクを灰色にして、取り消し線を付けると、残っているタスクが一目で分かります。

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色を付けたい範囲(A2〜C7)を選び、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」をクリックします。
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「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、=$A2=TRUE と入力して、「書式」を押します。
エクセルの条件付き書式で、数式を使用して=$A2=TRUEと入力する画面
①「数式を使用して…」を選び、②「=$A2=TRUE」と入力し、③「書式」を押します。
3
「塗りつぶし」タブで薄い灰色を、「フォント」タブで取り消し線を選び、「OK」を2回押します。
4
チェックした行(2行目と4行目)が、灰色になり、取り消し線が付きます。
エクセルでチェックボックスにチェックした行が条件付き書式で灰色になった画面
①チェックすると、②その行全体が灰色になり、取り消し線が付きます。
ポイント式を =$A2=TRUE と、Aの前にだけ「$」を付けるのがポイントです。どの列のセルも、同じ行のA列を見て判定するので、行全体に色が付きます。「$」の付け方は、絶対参照・相対参照とはを見てください。

開発タブのチェックボックスで「リンクするセル」を設定する

「開発」タブのフォームコントロールで作ったチェックボックスは、それだけではセルにTRUE/FALSEが入りません。「リンクするセル」を指定すると、そのセルにTRUE/FALSEが出るので、上と同じ式が使えます。

1
チェックボックスを右クリックして、「コントロールの書式設定」を選びます。
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「コントロール」タブの「リンクするセル」に、結果を出すセル(ここではD2)を指定して、「OK」を押します。
エクセルのコントロールの書式設定で、リンクするセルにD2を指定する画面
①「コントロール」タブで、②「リンクするセル」に $D$2 を指定します。
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チェックを付けると、D2に「TRUE」と表示されます。
エクセルでフォームコントロールのチェックボックスにチェックを付けて、リンクしたセルにTRUEと表示された画面
①チェックを付けると、②リンクしたD2が「TRUE」になります。

フォームコントロールは、1つずつ「リンクするセル」を設定する必要があります。たくさんのチェックボックスを使うなら、セルに入るタイプのほうが手間がかかりません。

チェックボックスと連動しないときの確認表

症状考えられる原因対処
COUNTIFが0のままフォームコントロールで、リンクするセルを設定していない「コントロールの書式設定」でリンクするセルを指定し、そのセルを数える。
COUNTIFが0のまま条件を "TRUE"(文字)にしている=COUNTIF(A2:A7,TRUE) のように、引用符を付けない。
行全体に色が付かない条件付き書式の式に「$」がない=$A2=TRUE のように、A列だけを固定する。
1行ずれて色が付く範囲の先頭と、式の行が合っていないA2から選んだときは、式も2行目($A2)で書く。
進み具合が「0.333…」と表示される表示形式が「標準」のまま「ホーム」→「%」で、パーセント表示にする。

よくある質問

チェックボックスで、1つだけ選べるようにできますか?

チェックボックスは、それぞれが独立しています。1つだけ選ばせたいときは、プルダウン(入力規則のリスト)を使うのが簡単です。くわしくは、プルダウンの作り方を見てください。

チェックを全部外して、リストを使い回すには?

セルに入るタイプなら、チェックボックスの範囲を選んで、Deleteキーを1回押します。チェックだけが外れて、チェックボックスは残ります。

練習用Excelファイル(無料ダウンロード)
ToDoリスト(チェックボックス・IF関数の状態・COUNTIFの集計・進み具合・チェックした行を灰色にする条件付き書式)が入ったファイルです。チェックを付けると、表示と集計が変わります。
Excelファイル(.xlsx)/登録不要/数式・練習データ入り

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文字に取り消し線を引く方法は、エクセルの取り消し線の引き方もあわせてご覧ください。

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