FILTER関数・UNIQUE関数・SORT関数の練習問題を10問用意しました。条件に合う行を取り出す(FILTER)、「以上」「かつ」の条件、見つからないときの表示、重複のない一覧(UNIQUE)、並べ替え(SORT)、組み合わせ、件数、「#」を使ったスピル範囲の参照、1つのセルにまとめるまで、順番に練習できます。
問題・解答と、問題で使う売上の表が入った練習用のファイルを無料でダウンロードできます。答えはすべて実際の Excel で計算して確かめています。FILTER・UNIQUE・SORT は Microsoft 365・Excel 2021 以降で使える関数です。
練習用ファイルの使い方
- 練習用のファイルをダウンロードして開き、「問題」シートを表示します。
- 黄色のセルに、問題に合う式を入れます。式は黄色の1つのセルに入れるだけで、答えは右下に広がります(スピル)。そのため1問ごとに答えの欄を数行空けてあります。
- 問題の下の灰色の文字がヒントです。「解答」シートで、答えと式を確かめます。

データは「売上」シートの A2:E11(日付・担当・商品・数量・金額の10件)です。COUNTIF・SUMIF の練習問題と同じ表なので、解き比べることもできます。
問題の一覧
| No. | 問題 | 入力1 | 入力2 |
|---|---|---|---|
| 1 | 担当が入力1の人の売上を、表から全部取り出してください(5列とも)。 | 山田 | |
| 2 | 金額が入力1以上の売上を全部取り出してください。 | 450 | |
| 3 | 担当が入力1で、商品が入力2の売上を取り出してください。 | 山田 | りんご |
| 4 | 担当が入力1の売上を取り出してください。1件も無いときは「なし」と表示します。 | 高橋 | |
| 5 | 担当の一覧を、重複なしで出してください。 | ||
| 6 | 商品の一覧を、重複なしで五十音順に並べて出してください。 | ||
| 7 | 担当が入力1の売上を、金額の大きい順に並べて取り出してください。 | 山田 | |
| 8 | 担当が入力1の売上の件数を、FILTER を使って出してください。 | 山田 | |
| 9 | E列に担当の一覧(重複なし)を出し、F列にその人の金額の合計を出してください。 | ||
| 10 | 担当が入力1の人の商品を、重複なしで「、」でつないで1つのセルに出してください。 | 山田 |
まずは自分で解いてみてから、下の解答と解説を見てください。
問題1の解答と解説
問題:担当が入力1の人の売上を、表から全部取り出してください(5列とも)。(入力1は C4)
=FILTER(売上!$A$2:$E$11,売上!$B$2:$B$11=C4)
答え:山田の4件(5列ぶん) ヒント:FILTER(取り出す範囲,条件) 。条件は「担当の列=入力1」です。
式は E4 の1つだけですが、結果は E4:I7 の4行×5列に広がります(スピル)。日付の列は、答えの欄に日付の表示形式を付けておくと「2026/10/1」のように表示されます(FILTER関数の使い方)。

問題2の解答と解説
問題:金額が入力1以上の売上を全部取り出してください。(入力1は C9)
=FILTER(売上!$A$2:$E$11,売上!$E$2:$E$11>=C9)
答え:金額450以上の6件 ヒント:条件を「金額の列>=入力1」にします。
450・480・480・900・450・600 の6件が出ます。条件の「>=」を「>」にすると 450 ちょうどの2件が外れます。
問題3の解答と解説
問題:担当が入力1で、商品が入力2の売上を取り出してください。(入力1は C16、入力2は D16)
=FILTER(売上!$A$2:$E$11,(売上!$B$2:$B$11=C16)*(売上!$C$2:$C$11=D16))
答え:山田でりんごの2件(10/1・10/5) ヒント:「かつ」は (条件1)*(条件2) と掛け算でつなげます。
2つの条件を (条件1)*(条件2) と掛け算でつなげると、両方を満たす行だけが残ります。「または」なら足し算です。試したところ、(担当=”山田”)+(商品=”りんご”) にすると、山田の4件に、鈴木と佐藤のりんごを足した6件になりました(FILTERで複数条件を指定する方法)。
問題4の解答と解説
問題:担当が入力1の売上を取り出してください。1件も無いときは「なし」と表示します。(入力1は C19)
=FILTER(売上!$A$2:$E$11,売上!$B$2:$B$11=C19,"なし")
答え:なし ヒント:FILTER の3つ目に、見つからないときの表示を書きます。
高橋さんの売上は無いので、3つ目に書いた「なし」が表示されます。試したところ、3つ目を省くと #CALC! になりました。
問題5の解答と解説
問題:担当の一覧を、重複なしで出してください。
=UNIQUE(売上!$B$2:$B$11)
答え:山田・佐藤・鈴木 ヒント:UNIQUE(範囲) で重複を除いた一覧になります。
UNIQUE は、上から順に1回目に出てきた値だけを残します。山田・佐藤・鈴木の3人です(UNIQUE関数の使い方)。
問題6の解答と解説
問題:商品の一覧を、重複なしで五十音順に並べて出してください。
=SORT(UNIQUE(売上!$C$2:$C$11))
答え:ぶどう・みかん・りんご ヒント:UNIQUE の結果を SORT で囲みます。
UNIQUE で りんご・みかん・ぶどう の3つにしてから、SORT で並べ替えると ぶどう・みかん・りんご になりました。SORT は2つ目・3つ目を省くと、1列目の小さい順(文字は五十音順)です(SORT関数の使い方)。
問題7の解答と解説
問題:担当が入力1の売上を、金額の大きい順に並べて取り出してください。(入力1は C29)
=SORT(FILTER(売上!$A$2:$E$11,売上!$B$2:$B$11=C29),5,-1)
答え:600・480・450・360 の順の4件 ヒント:SORT(範囲,並べ替える列の番号,-1) で大きい順。金額は5列目です。
FILTER で山田の4件を取り出し、その結果を SORT で並べ替えます。2つ目の 5 は「5列目(金額)」、3つ目の -1 は大きい順です。1 にすると小さい順になります。

問題8の解答と解説
問題:担当が入力1の売上の件数を、FILTER を使って出してください。(入力1は C34)
=ROWS(FILTER(売上!$A$2:$E$11,売上!$B$2:$B$11=C34))
答え:4 ヒント:ROWS は行の数を数えます。FILTER の結果の行数が件数です。
ROWS は範囲の行の数を返すので、FILTER の結果(4行)の行数が件数になります。件数だけなら =COUNTIF(売上!$B$2:$B$11,C34) でも 4 です。ROWS(FILTER(…)) は、問題3のような「かつ」「または」の条件の件数にもそのまま使えます。
問題9の解答と解説
問題:E列に担当の一覧(重複なし)を出し、F列にその人の金額の合計を出してください。
E36:=UNIQUE(売上!$B$2:$B$11)
F36:=SUMIF(売上!$B$2:$B$11,E36#,売上!$E$2:$E$11)
答え:山田 1890・佐藤 1090・鈴木 1620 ヒント:F列は E36# (スピルした範囲全体)を条件にして SUMIF します。
E36 に UNIQUE を入れると、E36:E38 に3人が広がります。F36 の E36# は「E36 から広がった範囲全体」という意味で、人が増えても式を直さずに済みます。SUMIF の条件に E36# を入れると、合計も3行に広がりました(スピルとエラーの直し方)。

問題10の解答と解説
問題:担当が入力1の人の商品を、重複なしで「、」でつないで1つのセルに出してください。(入力1は C40)
=TEXTJOIN("、",TRUE,UNIQUE(FILTER(売上!$C$2:$C$11,売上!$B$2:$B$11=C40)))
答え:りんご、ぶどう、みかん ヒント:FILTER→UNIQUE で商品を絞り、TEXTJOIN でつなげます。
FILTER で山田の商品(りんご・ぶどう・みかん・りんご)を取り出し、UNIQUE で重複を除いてから TEXTJOIN でつなげます。試したところ、UNIQUE を入れないと「りんご、ぶどう、みかん、りんご」と りんご が2回入りました(条件に合うデータを1セルにまとめる方法)。
よくある間違い

実際に試した、よくある間違いの例です。上(問題1)は、答えが広がる先の G6 に「メモ」と入っていたため、#スピル! になりました。点線の枠が、広がりたい範囲です。下(問題4)は、FILTER の3つ目を省いたため、見つからないときに #CALC! になりました。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| #スピル! になる | 広がる先のセルに何か入っている | 点線の範囲のセルを空にする(問題1)。 |
| #CALC! になる | 条件に合う行が1件も無く、3つ目を省いた | FILTER の3つ目に “なし” などを書く(問題4)。 |
| 「かつ」の条件で #VALUE! になる | AND 関数で条件をつないだ | (条件1)*(条件2) と掛け算でつなげる(問題3)。試したところ、AND を使うと #VALUE! になりました。 |
| 答えの日付が数字になる | 答えの欄が日付の表示形式でない | 答えの先頭の列に日付の表示形式を付ける(問題1)。 |
よくある質問
Excel 2019 以前でも練習できますか?
FILTER・UNIQUE・SORT は Microsoft 365・Excel 2021 以降の関数なので、Excel 2019 以前では使えません。古いバージョンでは、COUNTIF・SUMIFやINDEX・MATCHの練習問題がおすすめです。
1回しか出てこない値だけを取り出せますか?
UNIQUE の3つ目を TRUE にすると、1回だけ出てくる値だけになります。この売上の表では、商品はどれも2回以上出てくるので、試したところ =UNIQUE(売上!$C$2:$C$11,,TRUE) は #CALC! になりました(UNIQUE関数の使い方)。
ほかの関数の練習問題もありますか?
XLOOKUP・IF関数・SUM・AVERAGE など集計関数・ROUND など数値の計算・日付関数・文字列関数・VLOOKUPの練習問題があります。

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