エクセルの見積書テンプレートと作り方|消費税を自動計算・「一式」でエラーになるとき(無料)

エクセルの見積書テンプレートと作り方|消費税を自動計算・「一式」でエラーになるとき(無料)

エクセルの見積書は、品名・数量・単価・税率を入れると、金額と消費税、御見積金額まで自動で計算される形にしておくと楽です。この記事の無料テンプレートは、書き換えるだけで使えます。

ただし、見積書でよくある「一式」の入力で合計がエラーになることや、行を足した位置によっては合計に入らないことがあります。作り方と一緒に、実際に試した結果を説明します。

練習用Excelファイル(無料ダウンロード)
税率ごとの消費税と有効期限を自動で計算する見積書です(記入例は架空のデータ)。A4 縦 1 枚で印刷できます。
Excelファイル(.xlsx)/登録不要/数式・練習データ入り
目次

見積書テンプレートの内容

エクセルの見積書テンプレートの全体で御見積金額と有効期限と税率ごとの消費税が入った画面
エクセルの見積書テンプレートの全体で御見積金額と有効期限と税率ごとの消費税が入った画面

宛先、見積日、見積番号、自社名、品目の行を書き換えてください。金額、小計から合計まで、有効期限、御見積金額は式で計算されます。

見積書の作り方

1. 金額の式を入れる

金額の列に =IF(D12="","",B12*D12) と入れて、下の行までコピーします。単価が空の行は空白のままになります。

エクセルの見積書で金額の列に数量と単価を掛ける式を入れた画面
エクセルの見積書で金額の列に数量と単価を掛ける式を入れた画面

2. 税率を一覧から選べるようにする

税率の列を選び、「データ」タブの「データの入力規則」で「リスト」を選んで、元の値に 10%,8% と入れます。セルの ▼ から選べるようになります。

エクセルの見積書の税率のセルで10%と8%の一覧を表示した画面
エクセルの見積書の税率のセルで10%と8%の一覧を表示した画面

3. 税率ごとの合計と消費税を計算する

エクセルの見積書で税率ごとの合計と消費税と確認の欄を入れた画面
エクセルの見積書で税率ごとの合計と消費税と確認の欄を入れた画面
欄式意味
小計(F22)=SUM(F12:F21)金額の合計
10%対象(F23)=SUMIF(E12:E21,0.1,F12:F21)税率が 10% の金額だけを合計
消費税(F24)=ROUNDDOWN(F23*0.1,0)1 円未満を切り捨て
8%対象(F25)=SUMIF(E12:E21,0.08,F12:F21)税率が 8% の金額だけを合計
消費税(F26)=ROUNDDOWN(F25*0.08,0)1 円未満を切り捨て
確認(F27)=IF(F22=F23+F25,”OK”,”税率が空の行があります”)税率の入れ忘れを知らせる
合計(F28)=F22+F24+F26税込の合計

試しに税率を 1 行消すと、確認の欄に「税率が空の行があります」と出て、合計は 434,400 から 434,000 に減りました。エラーにはならないので、この欄を作っておきます。

4. 有効期限と御見積金額を自動にする

有効期限は =F3+30 で見積日の 30 日後になります。「1 か月後」なら =EDATE(F3,1) です。上の御見積金額(A8)は =F28 です。

エクセルの見積書で見積日から30日後の有効期限を式で出した画面
エクセルの見積書で見積日から30日後の有効期限を式で出した画面

5. 1 枚に収めて印刷する

「ページレイアウト」タブで、横と縦を「1 ページ」にします。テンプレートは A4 縦 1 枚に設定してあります。くわしくは印刷を 1 枚に収める方法をご覧ください。

エクセルの見積書を改ページプレビューで表示し1ページに収まっている画面
エクセルの見積書を改ページプレビューで表示し1ページに収まっている画面

【実機で検証】「一式」と入れると合計がエラーになる

数量に「一式」と入れると、=B*D の金額が #VALUE! になり、小計から御見積金額まで全部エラーになりました。

数量を 1、単位を「式」と分けて入れると、見た目は「1 式」のまま計算できます。

掛け算を PRODUCT 関数に変えるとエラーは消えますが、おすすめしません。間違った金額がエラーなしで入ります。

エクセルで単価が文字のときPRODUCT関数は2を返し掛け算はエラーになる比較の画面
エクセルで単価が文字のときPRODUCT関数は2を返し掛け算はエラーになる比較の画面
入力=数量*単価PRODUCT
数量 3・単価 10003,0003,000
数量「一式」・単価 50000#VALUE!50,000
数量が空・単価 100001,000
数量 2・単価「1,000円」(文字)#VALUE!2

単価を「1,000円」と文字で入れると、PRODUCT は金額が 2 円になります。見積書では、エラーで止まるほうが安全です。単価には数字だけを入れ、「円」は表示形式で付けます。

【実機で検証】小計のすぐ上に行を足すと合計に入らない

行が足りないときの足し方で、結果が変わりました。

エクセルの見積書で小計のすぐ上に行を挿入しても小計の範囲が広がらず合計に入らない画面
エクセルの見積書で小計のすぐ上に行を挿入しても小計の範囲が広がらず合計に入らない画面
行を足した位置SUM の範囲合計
品目の途中(14 行目)F12:F22 に広がる入る(金額の式はコピーが必要)
小計のすぐ上(22 行目)F12:F21 のまま入らない

行は品目の途中に挿入します。挿入した行の金額は空なので、上の行から式をコピーしてください。

【実機で検証】消費税は計算の仕方で 1 円ずれる

エクセルで行ごとに消費税を切り捨てると238円で合計に対して切り捨てると239円になる画面
エクセルで行ごとに消費税を切り捨てると238円で合計に対して切り捨てると239円になる画面

同じ 5 行(合計 2,398 円)で、行ごとに切り捨てて足すと 238 円、合計に 10% を掛けて切り捨てると 239 円でした。テンプレートは合計に対して切り捨てています。

見積と請求で金額が変わらないよう、請求書テンプレートと同じ計算にしてあります。

よくある質問

有効期限を 1 か月後にしたいときは?

=EDATE(F3,1) です。2027 年 1 月 31 日の 1 か月後は、2027 年 2 月 28 日になりました。

御見積金額に「円」を付けるには?

セルの表示形式を #,##0"円" にします。数値のままなので計算にも使えます。

#VALUE! が出ました。どこを見ればいい?

数量か単価に文字が入っている行です。掛け算のやり方もご覧ください。

練習用Excelファイル(無料ダウンロード)
書き換えて使える見積書のテンプレートです。
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