NA 関数は、エラー値 #N/A(値がない)をわざと返す関数です。引数はなく、=NA() と書きます。
空白を 0 のままにすると「売上 0」とまちがえやすいので、まだデータがないところを #N/A にして区別するときに使います。この記事では、NA の使い方と #N/A の扱い方を、実際の Excel で確かめた結果で説明します。
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月ごとの売上の表(3 月が空白)と、この記事の NA・IFNA の式をまとめた練習ファイルです。
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目次
NA 関数の書き方
=NA()
| 引数 | 意味 |
|---|---|
| (なし) | 引数はない。() は必ず付ける |
#N/A を別の値に置きかえるときは IFNA関数を使います。
1. 空白のところを #N/A にする
3 月の売上はまだ入っていません。I2 に式を入れて、下へコピーします。
=IF(B2="",NA(),B2)

1 月は 120、3 月は #N/A になりました。
2. NA() だけを入れる
式に NA() だけを書きます。
=NA()

結果は #N/A でした。
3. #N/A を 0 にして合計する
IFNA で #N/A を 0 に置きかえてから SUM します。
=SUM(IFNA(IF(B2:B5="",NA(),B2:B5),0))

結果は 450 でした。
【実機で検証】NA でつまずくところ

| ためしたこと | 式 | 結果 |
|---|---|---|
| ISNA(NA()) | =ISNA(NA()) | TRUE |
| ISERR(NA()) | =ISERR(NA()) | FALSE |
| ERROR.TYPE(NA()) | =ERROR.TYPE(NA()) | 7 |
| NA()+1 | =NA()+1 | #N/A |
| #N/A を直接入力 | =#N/A | #N/A |
| COUNT(120,NA()) | =COUNT(120,NA()) | 1 |
ISNA(NA()) は TRUE、ISERR(NA()) は FALSE でした。ISERR は #N/A 以外のエラーだけを調べるためです。ERROR.TYPE は 7 です。
NA() に 1 を足しても #N/A のままです。式に =#N/A と直接書いても #N/A になりました。
COUNT(120,NA()) は 1 で、#N/A は数に入りませんでした。
よくある質問
#N/A を空白にしたいときは?
IFNA 関数で、#N/A だけを空白や別の文字にできます。
エラーかどうかを調べたいときは?
ISERROR・ISERRで TRUE・FALSE が分かります。
エラーの種類を知りたいときは?
エラー値の意味と直し方で、#N/A・#VALUE! などをまとめています。
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