エクセルのリンク貼り付けのやり方|別シートと連動させる・図のリンク・空欄が0になるとき

エクセルのリンク貼り付けのやり方|別シートと連動させる・図のリンク・空欄が0になるとき

エクセルで、コピー元のセルが変わると貼り付け先も自動で変わるようにするには「リンク貼り付け」を使います。セルをコピーして、貼り付け先で「ホーム」タブの「貼り付け」の▼ →「リンク貼り付け」を選ぶと、=売上!$B$2 のような参照の式が入ります。

表の見た目(書式)ごとリンクしたいときは「リンクされた図」を使います。この記事では、別のシートの売上表を使って、セルのリンク貼り付け、「形式を選択して貼り付け」からの方法、表ごとのリンク、空欄が0になるときの直し方、図のリンク貼り付けを、実際に試した結果で説明します。

目次

リンク貼り付けの手順(ホームタブから)

1
コピー元のセル(ここでは「売上」シートの B2)を選んで、Ctrl+C でコピーします。
エクセルでリンク貼り付けするセルをコピー
①「売上」シートの B2(東京の売上)をコピーします。
2
貼り付け先のセル(「集計」シートの B2)を選び、「ホーム」タブの「貼り付け」の▼を押して、「その他の貼り付けオプション」の「リンク貼り付け」を選びます。
エクセルの貼り付けオプションのリンク貼り付け
①「貼り付け」の▼を押し、②「リンク貼り付け(N)」を選びます。ボタンにマウスを合わせると名前が表示されます。
3
貼り付け先に、コピー元を参照する式が入ります。
エクセルでリンク貼り付けした結果の式
①数式バーに「=売上!$B$2」が入り、②コピー元と同じ 120 が表示されました。

コピー元の「売上」シートの B2 を 150 に書き換えると、「集計」シートの B2 も自動で 150 になりました。手で =売上!B2 と入力したのと同じ働きです。

ポイント1つのセルをリンク貼り付けすると、$B$2 のような絶対参照になります。下や横にコピーしても、ずっと同じセル(売上!B2)を参照します。

「形式を選択して貼り付け」からリンク貼り付けする

コピーしたあと、貼り付け先で Ctrl+Alt+V を押すと「形式を選択して貼り付け」の画面が開きます。左下のボタンを押すと、リンク貼り付けになります。

エクセルの形式を選択して貼り付けの連結貼り付け
①このパソコンの Excel では、ボタンの名前は「連結貼り付け(L)」でした。押すと、リンク貼り付けと同じ式が入ります。

キーボードだけで操作するなら、Ctrl+Alt+V のあと Alt+L で連結貼り付けになります(形式を選択して貼り付けの使い方)。

表ごとリンク貼り付けする

複数のセル(表)をコピーしてリンク貼り付けすると、1つ1つのセルにリンクの式が入ります。

エクセルで表をリンク貼り付けした結果
①左上の D1 には「=売上!A1」が入り、②表全体がリンクになりました。

範囲をリンク貼り付けした場合は、=売上!A1・=売上!B2 のように $ の付かない相対参照になります。1つのセルのとき($B$2)と違う点に注意します。

リンク貼り付けするもの入る式参照の形
1つのセル(B2)=売上!$B$2絶対参照
範囲(A1:B5)=売上!A1、=売上!B2 …相対参照

リンク貼り付けで引き継がれないもの

リンク貼り付けで引き継がれるのは値だけです。コピー元の「120千円」という表示形式は引き継がれず、貼り付け先は「120」と表示されました。罫線・色・太字も付きません。書式も必要なときは、先に通常の貼り付けで書式をコピーするか、次の「リンクされた図」を使います。

コピー元が空欄だと 0 になるときの直し方

コピー元のセルが空欄だと、リンク貼り付けした先には 0 が表示されます。空欄のままにしたいときは、IF関数で「空欄なら空欄」にします。

エクセルのリンク貼り付けで空欄が0になるときの対処
①そのままのリンク(=売上!B3)は 0 になり、②IF関数で囲むと空欄のままになりました。

使った式は =IF(売上!B3="","",売上!B3) です(IF関数で空欄なら空欄にする方法)。表全体なら、表示形式で 0 を表示しない方法もあります(0やエラーを表示しない方法)。

表の見た目ごとリンクする(リンクされた図)

1
コピー元の表(A1:B5)を選んで、Ctrl+C でコピーします。
2
貼り付け先のセルを選び、「貼り付け」の▼ →「その他の貼り付けオプション」の「リンクされた図」を選びます。
エクセルの貼り付けオプションのリンクされた図
①「リンクされた図(I)」を選びます。
3
表が図として貼り付けられます。コピー元の数字を変えると、図の中の数字も変わります。
エクセルのリンクされた図の結果
①図は「千円」の表示や太字もコピー元と同じで、福岡を 300 に変えると図も 300千円 になりました。②セルのリンク(E列)は数字だけで、空欄は 0 です。

図を選ぶと、数式バーに =売上!$A$1:$B$5 と表示され、どの範囲を写しているかが分かります。図なので、大きさを変えたり、好きな位置に動かしたりできます。報告用のシートや、印刷用のレイアウトに表を並べたいときに便利です。

方法貼り付けられるもの向いている場面
リンク貼り付け参照の式(値だけ)貼り付け先で計算に使う
リンクされた図表の見た目の図別のシートに表をそのまま見せる・印刷する

リンクを解除して値だけにする

リンクをやめて今の値だけを残したいときは、リンク貼り付けしたセルをコピーし、同じ場所に「値の貼り付け」をします。式が消えて、数値だけが残ります。別のブックへのリンクなら、「データ」タブの「リンクの編集」からまとめて解除できます(外部リンクを探して解除する方法)。

うまくいかないときの確認表

症状考えられる原因対処
「リンク貼り付け」のボタンが出ないコピーしていない・コピー後に別の操作をした(点線が消えた)もう一度コピーしてから貼り付ける。
「形式を選択して貼り付け」にリンクのボタンがないボタンの名前が「連結貼り付け」になっている左下の「連結貼り付け(L)」を押す。
空欄が 0 になる空欄を参照すると 0 になるIF関数で空欄なら空欄にする。
書式が付かないリンク貼り付けは値だけ書式も必要なら「リンクされた図」を使う。
下にコピーしても同じ値になる1つのセルのリンクは絶対参照($B$2)$ を外す(F4キーで切り替え)。
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