CONVERT 関数は、長さ・重さ・温度・時間などの単位を変換する関数です。=CONVERT(170,"cm","ft") と書くと、170 cm が何フィートかが出ます。変換の係数を調べて掛け算しなくても、単位の記号を書くだけで計算できます。
この記事では、CONVERT の書き方と、よく使う単位の記号を、実際の Excel で確かめた結果で説明します。
CONVERT 関数の書き方
=CONVERT(数値, "変換前の単位", "変換後の単位")
| 引数 | 意味 |
|---|---|
| 数値 | 変換したい値 |
| 変換前の単位 | “cm”・”kg” などの記号(文字なので ” ” で囲む) |
| 変換後の単位 | 変換したい単位の記号 |
単位の記号は大文字・小文字を区別します。よく使う記号:m(メートル)、in(インチ)、ft(フィート)、mi(マイル)、g(グラム)、lbm(ポンド)、l(リットル)、gal(ガロン)、C(摂氏)、F(華氏)、hr(時間)、mn(分)、sec(秒)、m2(平方メートル)。cm・km・mg のように、m や g の前に c・k・m などの接頭語を付けられます。
1. 表の単位をまとめて変換する
単位の記号をセルに入れておき、CONVERT で参照します。I2 に式を入れて下へコピーします。
=CONVERT(A2,B2,C2)

170 cm は 5.58 フィート、10 km は 6.21 マイル、60 kg は 132.28 ポンド、2 リットルは 0.53 ガロン、90 分は 1.50 時間、50 平方メートルは 538.20 平方フィートでした。
2. 温度を変換する(摂氏→華氏)
温度は “C”(摂氏)・”F”(華氏)・”K”(ケルビン)です。温度は掛け算だけでは変換できませんが、CONVERT ならそのまま出せます。
=CONVERT(25,"C","F")

25℃ は 77.0 °F でした。逆に華氏から摂氏にするなら =CONVERT(77,"F","C") です。
3. インチを cm にする
画面やタイヤの大きさによく使うインチを cm にします。
=CONVERT(24,"in","cm")

24 インチは 60.96 cm でした(1 インチ=2.54 cm)。
【実機で検証】CONVERT でつまずくところ

| ためしたこと | 式 | 結果 |
|---|---|---|
| 単位を大文字にした(”KM”) | =CONVERT(10,"KM","mi") | #N/A |
| 種類のちがう単位(kg→m) | =CONVERT(1,"kg","m") | #N/A |
| 1 時間を秒に | =CONVERT(1,"hr","sec") | 3600.00 |
| 1 日を分に | =CONVERT(1,"day","mn") | 1440.00 |
| 1 マイルを km に | =CONVERT(1,"mi","km") | 1.6093 |
| ない単位(”坪”) | =CONVERT(1,"坪","m2") | #N/A |
km を大文字の “KM” にすると #N/A になりました。CONVERT の単位は大文字・小文字を正しく書きます。
kg を m にするような、種類(重さと長さ)のちがう単位は #N/A です。日本の単位の「坪」のように、CONVERT にない単位も #N/A になります。坪は 1 坪=約 3.3058 m² として掛け算します。
1 時間は 3600.00 秒、1 日は 1440.00 分、1 マイルは 1.6093 km でした。
よくある質問
どんな単位が使える?
入力中に「”」を入れると単位の候補が一覧で出ます。長さ・重さ・時間・温度・面積・体積・圧力・エネルギー・速さ・情報量(bit・byte)などがあります。
時刻(9:30 など)を分や時間の数にしたいときは?
時刻のセルは 1 日=1 の数なので、分にするなら 1440、時間にするなら 24 を掛けます。時間の表示形式で説明しています。
数字の後ろに「cm」と表示したいときは?
計算はそのままで表示だけ単位を付けるなら、表示形式を使います。数字に単位をつける方法で説明しています。

コメント