PDURATION 関数は、お金が目標の金額になるまでの期間を、RRI 関数は、決まった期間で目標にするのに必要な利率(年平均の成長率)を求める関数です。100 万円が年 3% で 200 万円になる年数は =PDURATION(B4,B2,B3) で出ます。
積み立てずに置いておくだけの、複利の計算です。この記事では、2 つの関数の使い方を、実際の Excel で確かめた結果で説明します。
PDURATION・RRI 関数の書き方
=PDURATION(利率, 今の金額, 目標の金額)
=RRI(期間, 今の金額, 目標の金額)
| 引数 | 意味 |
|---|---|
| 利率 | 1 期あたりの利率(年利なら 3%) |
| 期間 | 何期で目標にするか(年なら年数) |
| 今の金額・目標の金額 | どちらもプラスで入れる |
PDURATION は LOG(目標÷今)÷LOG(1+利率)、RRI は (目標÷今)^(1÷期間)-1 と同じ計算です。
1. 目標の金額になる年数(PDURATION)
100 万円を年 3% の複利で置いておくと、何年で 200 万円になるかです。
=PDURATION(B4,B2,B3)

結果は 23.45 年でした。
2. 決まった年数で目標にする年利(RRI)
10 年で 100 万円を 200 万円にするには、年何 % が必要かです。
=RRI(B5,B2,B3)

結果は 7.18% でした。
3. 売上の年平均成長率を出す
4 年で売上が 120 万円から 180 万円になったときの、1 年あたりの平均の伸び率です。
=RRI(4,1200000,1800000)

結果は 10.67% でした。全体では 50% の伸びですが、4 で割った 12.5% ではありません。
4. 72 の法則とくらべる
「72÷年利(%)で、お金が 2 倍になるおよその年数」という覚え方があります。
=72/(B4*100)

結果は 24.00 年で、PDURATION の 23.45 年に近い値でした。
【実機で検証】PDURATION でつまずくところ

| ためしたこと | 式 | 結果 |
|---|---|---|
| LOG(目標÷今)÷LOG(1+利率) | =LOG(PDURATION!B3/PDURATION!B2)/LOG(1+PDURATION!B4) | 23.45 |
| 年利に 3 と入れた | =PDURATION(3,PDURATION!B2,PDURATION!B3) | 0.50 |
| 今の金額が 0 | =PDURATION(PDURATION!B4,0,PDURATION!B3) | #NUM! |
| 目標が今より少ない(RRI) | =RRI(10,PDURATION!B3,PDURATION!B2) | -6.70% |
| NPER で計算 | =NPER(PDURATION!B4,0,-PDURATION!B2,PDURATION!B3) | 23.45 |
| 年利 0% の PDURATION | =PDURATION(0,PDURATION!B2,PDURATION!B3) | #NUM! |
計算式で出すと 23.45 で、PDURATION と同じでした。
年利に 3 と入れると 0.50 になりました。3 は 300% という意味になります。年利は 3% か 0.03 で入れます。今の金額が 0 だと #NUM!、年利 0% でも #NUM! です。
目標が今より少ないときの RRI は -6.70% で、マイナスの率(年平均で減った割合)になりました。NPER で計算しても 23.45 で、PDURATION と同じです。
よくある質問
毎月積み立てたときの年数を出したいときは?
積み立てがあるときは NPER 関数を使います。
積み立てた将来の金額を出したいときは?
FV 関数で求めます。
前年からの伸び率を出したいときは?
1 年ずつの伸び率は 伸び率(成長率)の出し方で説明しています。

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