エクセルの条件付き書式で「Aかつ B」のように複数の条件をすべて満たす行に色を付けるには、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」で =AND(条件1,条件2) を使います。どれか1つでも満たす行に色を付けるなら =OR(条件1,条件2) です。
この記事では、受注表を使って、「東京」かつ「10万円以上」の行、「未」または「5万円未満」の行に色を付ける手順を、実際の画面で説明します。
目次
ANDとORの違い
| やりたいこと | 数式の例 | 色が付く行 |
|---|---|---|
| すべての条件を満たす(かつ) | =AND($B2="東京",$C2>=100000) | 地域が東京で、金額が10万円以上 |
| どれか1つを満たす(または) | =OR($D2="未",$C2<50000) | 状態が「未」か、金額が5万円未満 |
ANDで複数の条件をすべて満たす行に色を付ける
1
色を付けたい範囲(見出しを除いた A2〜D7)を選びます。
2
「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」を選び、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。
3
数式の欄に
=AND($B2="東京",$C2>=100000) と入力し、「書式」で色を選んで「OK」を押します。
4
両方の条件を満たす行だけに色が付きます。

ORでどれか1つを満たす行に色を付ける
同じ手順で、数式を =OR($D2="未",$C2<50000) にします。

数式を書くときのポイント
| ポイント | 理由 |
|---|---|
列の前に $ を付ける($B2) | 行全体に色を付けるため。A〜D列のどのセルも、同じ行のB列・C列を見て判定します。 |
| 行番号は、選んだ範囲の先頭の行(2)にする | A2 から選んだので「2」。ずれると、1行ずれて色が付きます。 |
文字は ” ” で囲む("東京") | 数式の中で文字を比べるときのルールです。 |
| 3つ以上の条件もつなげられる | =AND(条件1,条件2,条件3) のように、カンマで足していきます。 |
$ の付け方は絶対参照・相対参照、入力したら色が変わるルールは入力したら色が変わる方法でも説明しています。
うまくいかないときの確認表
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 1つのセルにしか色が付かない | 列の前に $ を付けていない | $B2 のように列を固定する。 |
| 色の付く行が1行ずれる | 数式の行番号と、範囲の先頭の行が違う | A2 から選んだら、数式も 2 行目で書く。 |
| どの行にも色が付かない | 文字の書き方が違う(「東京 」に空白がある、など) | セルの文字と数式の文字を同じにする。 |
練習用Excelファイル(無料ダウンロード)
受注表に、AND(ANDシート)とOR(ORシート)の条件付き書式が入っています(架空のデータ)。
Excelファイル(.xlsx)/登録不要/数式・練習データ入り

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