ACCRINT 関数は、利息を定期的に払う債券の経過利息(前の利払日から受渡日までにたまった利息)を求める関数です。債券を途中で売り買いするとき、買う人が売る人に払います。
ACCRINTM 関数は、満期に利息をまとめて払う債券の経過利息を求めます。この記事では、2 つの関数の使い方を、実際の Excel で確かめた結果で説明します。
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発行日・利払日・受渡日・利率・額面の表と、この記事の ACCRINT・ACCRINTM の式をまとめた練習ファイルです。
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目次
ACCRINT・ACCRINTM 関数の書き方
=ACCRINT(発行日, 初回の利払日, 受渡日, 利率, 額面, 頻度, [基準])
=ACCRINTM(発行日, 受渡日, 利率, 額面, [基準])
| 引数 | 意味 |
|---|---|
| 頻度 | 年の利払回数(1・2・4) |
| 基準 | 日数の数え方。0(省略)=30 日×12 か月(米国方式)、1=実際の日数/実際の年日数、3=実際の日数/365 日 など |
| 額面 | 省略すると 1,000 |
日付は DATE 関数や日付のセルで入れます。
1. 経過利息を出す(実際の日数)
基準を 1 にして、実際の日数で計算します。
=ACCRINT(B2,B3,B4,B5,B6,B7,1)

結果は 5,738 円でした。
2. 30 日計算で出す(基準を省略)
基準を省略すると、1 か月を 30 日として数えます。
=ACCRINT(B2,B3,B4,B5,B6,B7)

結果は 5,778 円で、基準 1 の 5,738 円と少しちがいました。
3. 満期一括の債券の経過利息(ACCRINTM)
発行日から受渡日までの利息を、1 年 365 日で計算します。
=ACCRINTM(B2,B4,B5,B6,3)

結果は 5,753 円でした。
4. 手計算で確かめる
額面×年利率×日数÷365 です。
=B6*B5*(B4-B2)/365

結果は 5,753 円で、ACCRINTM と同じでした。
【実機で検証】ACCRINT でつまずくところ

| ためしたこと | 式 | 結果 |
|---|---|---|
| 日数(受渡日-発行日) | =例!B4-例!B2 | 105 |
| 受渡日が発行日より前 | =ACCRINT(例!B2,例!B3,DATE(2026,3,1),例!B5,例!B6,例!B7) | #NUM! |
| 利率 0 | =ACCRINT(例!B2,例!B3,例!B4,0,例!B6,例!B7) | #NUM! |
| 頻度 3 | =ACCRINT(例!B2,例!B3,例!B4,例!B5,例!B6,3) | #NUM! |
| 基準 5 | =ACCRINT(例!B2,例!B3,例!B4,例!B5,例!B6,例!B7,5) | #NUM! |
| 額面を省略(ACCRINTM) | =ACCRINTM(例!B2,例!B4,例!B5,,3) | 5.75 |
発行日から受渡日までは 105 日です。受渡日が発行日より前だと #NUM! になりました。
利率 0 は #NUM!、頻度 3 は #NUM!、基準 5 は #NUM! でした。
額面を省略した ACCRINTM は 5.75 で、額面 1,000 として計算されました。
よくある質問
日付の差を年数で出したいときは?
YEARFRAC 関数で、基準ごとの年数を出せます。
債券の価格や利回りを出したいときは?
PRICE・YIELD 関数で説明しています。
次の利払日を調べたいときは?
COUPNCD などの COUP 関数で、利払日や日数を出せます。
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