エクセルの循環参照の探し方と直し方|エラーチェック・合計が0になる原因

エクセルの循環参照の探し方と直し方|エラーチェック・合計が0になる原因

エクセルの循環参照は、数式が自分自身のセルを計算に含めている状態です。どのセルが循環参照かは、「数式」タブ →「エラーチェック」の▼ →「循環参照」で確かめられます。表示されたセル番地を選ぶとそのセルに移動するので、数式の範囲から自分のセルを外せば直ります。

この記事では、合計の式に自分のセルを入れてしまった表を使って、循環参照の見つけ方と直し方を、実際の画面で説明します。

目次

循環参照とは

練習用ファイルのB5(合計)には、=SUM(B2:B5) と入っています。合計を出すB5自身が、合計する範囲(B2:B5)に入っているため、計算が終わらなくなります。これが循環参照です。入力したときに、次のメッセージが表示されます。

エクセルで循環参照が発生したときの警告メッセージ
循環参照が発生したときのメッセージです。「OK」を押すと閉じます。
エクセルで循環参照になり合計が0になった画面
①合計が「0」になります。②数式に、自分のセル(B5)が入っています。③画面の下の帯に「循環参照: B5」と表示されます。

循環参照のセルを探す方法

1
「数式」タブの「エラーチェック」の右の▼をクリックし、「循環参照」にマウスを合わせます。
エクセルの数式タブのエラーチェックから循環参照のセルを表示する画面
①「エラーチェック」の▼、②「循環参照」の右に、③循環参照のセル番地($B$5)が表示されます。
2
表示されたセル番地($B$5)をクリックすると、そのセルに移動します。数式バーで、どこが自分のセルを含んでいるかを確かめます。

画面の下の帯(ステータスバー)の「循環参照: B5」でも、セル番地が分かります。循環参照が複数あるときは、1つ直すと次のセルが表示されます。

循環参照を直す方法

数式の範囲から、自分のセルを外します。この例では、=SUM(B2:B5) を =SUM(B2:B4) に直します。

エクセルで循環参照を直して合計が正しく表示された画面
①合計が正しく 570 になりました。②範囲は B2:B4 で、自分のセルを含んでいません。

循環参照が起きやすい場面

場面例直し方
合計の範囲に、合計のセルが入ったB5に =SUM(B2:B5)範囲を B2:B4 にする。
行を挿入したら、範囲が広がった合計の行の下に挿入して、範囲に合計のセルが入った数式の範囲を確認して直す。
2つのセルがお互いを参照している(間接的な循環参照)A1に =B1+1、B1に =A1+1どちらか一方を、値か別のセルを使う式にする。
列全体を範囲にしたB5に =SUM(B:B)合計のセルを、別の列や表の外に置く。

よくある質問

循環参照の表示を消したいだけです

数式を直さない限り、循環参照は解消されません。意図的に繰り返し計算をしたい場合だけ、「ファイル」→「オプション」→「数式」の「反復計算を行う」をオンにしますが、通常は数式を直すのが正しい対処です。

練習用Excelファイル(無料ダウンロード)
合計の式が循環参照になっている売上表です(開くとメッセージが出ます)。エラーチェックで循環参照のセルを探し、式を直す練習ができます。
Excelファイル(.xlsx)/登録不要/数式・練習データ入り

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