エクセルで、点数などのデータが区間ごとに何個あるか(度数分布)を求めるには FREQUENCY関数を使います。10人の点数を「〜59点・60〜69点・70〜79点・80点〜」に分けるなら、=FREQUENCY(C3:C12,E3:E5) で 1・3・3・3 人と分かります。
結果は区間の数だけ下のセルに広がる(スピルする)ので、式は1つのセルに入れるだけです。この記事では、FREQUENCY関数の基本、区切りの値の決め方、結果が区切りより1つ多くなる理由、割合の求め方、COUNTIFS関数との違いまでを、1つの表で説明します。下の練習ツールで、点数を書き換えて結果の変わり方を試せます。
FREQUENCY関数の書き方
| 引数 | 入れるもの | ポイント |
|---|---|---|
| データ配列 | 数えたい数値の範囲 | 空欄・文字は無視されます。 |
| 区間配列 | 区切りの値(その値「以下」で区切る) | 小さい順に並べます。 |
結果は「区切りの数+1」個になります。最後の1つは、いちばん大きい区切りを超える値の個数です。
まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます
練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。
FREQUENCY関数の使い方|やりたいこと別の式
| やりたいこと | 式(例) | 結果 |
|---|---|---|
| 区間ごとの人数 | =FREQUENCY(C3:C12,E3:E5) | 1・3・3・3 |
| 区間ごとの割合 | =FREQUENCY(C3:C12,E3:E5)/COUNT(C3:C12) | 0.1・0.3・0.3・0.3 |
| 人数の合計 | =SUM(FREQUENCY(C3:C12,E3:E5)) | 10 |
| 1つの区間だけ数える | =COUNTIFS(C3:C12,”>=60″,C3:C12,”<=69″) | 3 |
| いちばん多い区間の人数 | =MAX(FREQUENCY(C3:C12,E3:E5)) | 3 |

区間ごとの人数を求める
G3 から下に 1・3・3・3 が並びます。59点以下が 1人(55点)、60〜69点が 3人(60・65・60)、70〜79点が 3人(70・75・70)、80点以上が 3人(85・80・80)です。
区切りの値の決め方
区切りの値は「その値以下」を数える境目です。60〜69点の区間を作るなら、1つ前の区切りを 59、この区間の区切りを 69 にします。小数の点数があるときは 59.9 のように決めます。区切りが3つでも、最後に「79を超える」区間が自動で加わるので、結果は 4つになります。
区間ごとの割合を求める
人数を全体の 10人で割ると、0.1・0.3・0.3・0.3 です。表示形式をパーセントにすると 10%・30%… になります。合計は =SUM(FREQUENCY(C3:C12,E3:E5)) で 10 人と、全員が数えられていることを確かめられます。
▶ この式(H3)を、練習ツールで試す / この式(G9)を、練習ツールで試す
COUNTIFS関数との違い
1つの区間だけなら、COUNTIFS関数でも同じ 3 人を数えられます。区間がたくさんあるときは、1つの式で全部の区間を出せる FREQUENCY関数が便利です(COUNTIFS関数の使い方)。
MAX関数と組み合わせると、いちばん人数が多い区間の人数は 3 です。
▶ この式(G10)を、練習ツールで試す / この式(G11)を、練習ツールで試す
FREQUENCY関数がうまくいかないときの確認表
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 結果が1つしか出ない | 古いExcelで、配列数式として入れていない | 結果の範囲を選んで式を入れ、Ctrl+Shift+Enter で確定する。 |
| 「#SPILL!」になる | 結果が広がる先のセルに値が入っている | 下のセルを空ける。 |
| 区間の数が合わない | 結果は「区切りの数+1」個 | 最後の「超える」区間の見出しも用意する。 |
| 境目の値が思った区間に入らない | 区切りの値は「以下」で数える | 60 を 60〜69点に入れるなら、1つ前の区切りを 59 にする。 |
FREQUENCY関数のよくある質問
ヒストグラムを作るには?
FREQUENCY関数の結果を棒グラフにするか、「挿入」→「統計グラフ」→「ヒストグラム」を使います(グラフの作り方)。
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練習用ファイル:練習用Excelファイル(.xlsx・無料)
数えた結果を区間ごとのグラフにするときは、エクセルでヒストグラムを作る方法もあわせてご覧ください。
