EVEN 関数は数を偶数に切り上げ、ODD 関数は奇数に切り上げます。=EVEN(1.2) は 2、=ODD(1.2) は 3 です。ISEVEN・ISODD 関数は、偶数か・奇数かを TRUE・FALSE で判定します。
この記事では、4 つの関数の使い方と、マイナスや小数のときの動きを、実際の Excel で確かめた結果で説明します。MOD 関数で偶数・奇数を判定する方法は 偶数・奇数を判定する方法で説明しています。
EVEN・ODD・ISEVEN・ISODD 関数の書き方
=EVEN(数値)
=ODD(数値)
=ISEVEN(数値)
=ISODD(数値)
| 引数 | 意味 |
|---|---|
| 数値 | 切り上げる・判定する数 |
EVEN・ODD は「0 から遠いほう」へ切り上げます。マイナスの数は、よりマイナスのほう(-2.3 → -4)になります。
1. 偶数に切り上げる(EVEN)
I2 に式を入れて、下へコピーします。
=EVEN(A2)

1.2 は 2、3 は 4、4.5 は 6、-2.3 は -4 になりました。
2. 奇数に切り上げる(ODD)
ODD も同じ書き方です。
=ODD(A2)

1.2 は 3、3 は 3(そのまま)、-2.3 は -3 でした。
3. 偶数かどうかを判定する(ISEVEN)
ISEVEN は、偶数なら TRUE、奇数なら FALSE を返します。小数は小数点以下を切り捨てて判定します。
=ISEVEN(A2)

1.2 は FALSE(1 として判定)、4.5 は TRUE(4 として判定)、-2.3 は TRUE でした。奇数の判定は ISODD で同じように書けます。
4. 2 人ずつの組に必要な人数を出す
23 人を 2 人ずつの組にするとき、席を偶数にそろえるといくつ必要かを出します。
=EVEN(23)

結果は 24 席で、組の数は =EVEN(23)/2 の 12 組です。
【実機で検証】EVEN でつまずくところ

| ためしたこと | 式 | 結果 |
|---|---|---|
| EVEN(0) | =EVEN(0) | 0 |
| ODD(0) | =ODD(0) | 1 |
| ISEVEN(2.9) | =ISEVEN(2.9) | TRUE |
| 空白のセル(A12)の ISEVEN | =ISEVEN(A12) | TRUE |
| 文字(”a”)の ISEVEN | =ISEVEN("a") | #VALUE! |
| ISODD(-3) | =ISODD(-3) | TRUE |
| 23 人の組の数 | =EVEN(23)/2 | 12 |
EVEN(0) は 0 ですが、ODD(0) は 1 になりました。0 は奇数ではないので、いちばん近い奇数の 1 に切り上げられます。
ISEVEN(2.9) は TRUE で、2 として判定されました。空白のセルの ISEVEN は TRUE になりました。空白は 0(偶数)とみなされるので、未入力の行に注意します。文字の “a” は #VALUE! です。
マイナスの -3 も ISODD で TRUE と判定できます。
よくある質問
偶数の行だけに色を付けたいときは?
条件付き書式で =ISEVEN(ROW()) と書くと、偶数の行に色を付けられます。1 行おきに色を付ける方法も参考にしてください。
ふつうの切り上げをしたいときは?
桁を指定するなら ROUNDUP、指定の単位なら CEILING.MATH 関数を使います。
MOD とどちらで判定する?
ISEVEN・ISODD のほうが短く書けます。3 で割り切れるかなど、2 以外で判定するときは MOD を使います。

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