エクセルで文字や数字が表示されない・消えるときの直し方|原因8つ

エクセルで文字や数字が表示されない・消えるときの直し方|原因8つ

エクセルで 入力した文字や数字が表示されない・消えてしまうときは、ほとんどが「列の幅」「文字の色」「表示形式」「自動の変換」のどれかが原因です。セルを選んで 数式バーに値が出ているか を見ると、どの原因かを見分けられます。

この記事では、よくある原因8つを、実際に Excel で同じ状態を作った表で見比べながら、それぞれの直し方を説明します。表と同じ8つのセルを再現した練習用のファイルも用意しました。

目次

表示されない・消える原因の一覧

エクセルで文字や数字が表示されない・消える原因ごとのセルの見え方
エクセルで文字や数字が表示されない・消える原因ごとのセルの見え方
原因セルの見え方数式バー直し方
列の幅が狭い(日付・数値)#####値がある列の幅を広げる
列の幅が狭い(文字)途中で切れる値がある列の幅を広げる・折り返して表示
文字の色が白何も見えない値がある文字の色を黒(自動)に戻す
表示形式が「;;;」何も見えない値がある表示形式を「標準」に戻す
0 を表示しない設定0 が見えない0 がある表示形式・オプションを戻す
12桁より長い数字1.23457E+12値がある表示形式を「数値」か「文字列」にする
「1-2」と入力1月2日日付になっている先頭に「’」を付けて入力
「0123」と入力123123 になっている先頭に「’」を付ける・表示形式を「文字列」に
練習用Excelファイル(無料ダウンロード)
上の表と同じ8つの原因を再現したセルが入っています。C列のセルを選んで数式バーを見比べ、E列のヒントどおりに直す練習ができます。
Excelファイル(.xlsx)/登録不要/数式・練習データ入り

まず数式バーを見る

セルを選んで、上の数式バーに値が出ていれば、データは消えていません。見え方(表示)だけの問題なので、列の幅・文字の色・表示形式を直せば表示されます。数式バーの値そのものが変わっている(1月2日・123 など)ときは、入力したときに Excel が自動で変換しています。

エクセルで表示形式が;;;のセルは空に見えても数式バーに値が出る・マイナスの時刻は#####になる
エクセルで表示形式が;;;のセルは空に見えても数式バーに値が出る・マイナスの時刻は#####になる

上の画像の A2 は、セルには何も見えませんが、選ぶと数式バーに 1234 と出ます(表示形式が「;;;」)。B2 はマイナスの時刻で、列を広げても「#####」のままです(下のよくある質問を参照)。

「#####」になる・途中で切れる(列の幅)

日付や桁区切り付きの数値は、列の幅に入りきらないと ##### と表示されます。文字は、右のセルが空なら右にはみ出して表示されますが、右のセルに値があると途中で切れます。列の見出しの右の境目をダブルクリックすると、中身に合わせて幅が広がります(列幅・行の高さの調整)。文字を列の中に収めたいときは「ホーム」タブの「折り返して全体を表示する」を使います。

何も見えない(文字の色・表示形式)

文字の色が背景と同じ白だと、値があっても見えません。セルを選んで「ホーム」タブの「フォントの色」を「自動」にします。表示形式が「;;;」(セミコロン3つ)になっていると、どんな値も表示されません。Ctrl+1 で「セルの書式設定」を開き、「表示形式」を「標準」に戻します。どちらも、ほかの人から受け取ったファイルで、わざと見えなくしてある場合があります。

エクセルのホームタブのフォントの色で自動を選んで白い文字を見えるようにする
エクセルのホームタブのフォントの色で自動を選んで白い文字を見えるようにする

白い文字のセルを選び、「ホーム」タブの「フォントの色」の ▼ から「自動」を選ぶと黒に戻ります。

エクセルのセルの書式設定で表示形式がユーザー定義の;;;になっているところ
エクセルのセルの書式設定で表示形式がユーザー定義の;;;になっているところ

「;;;」のセルで Ctrl+1 を押すと、「表示形式」タブの「ユーザー定義」に「;;;」が入っているのが分かります。数式バーには 1234 が出ているのに、セルは空に見えます。左の「分類」で「標準」を選んで「OK」を押すと表示されます。

0 だけが表示されない

「0;-0;;@」のように、3つ目(0 の部分)を空にした表示形式では 0 が表示されません。また、「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」の「ゼロ値のセルにゼロを表示する」がオフでも、シート全体で 0 が見えなくなります。表示形式を「標準」に戻すか、このチェックをオンにします。

「1.23457E+12」になる(長い数字)

表示形式が「標準」のまま 12桁より長い数字を入れると、1.23457E+12 のような指数の形になります。計算に使う数値なら表示形式を「数値」に、口座番号やJANコードのように計算しない番号なら、入力する前に表示形式を「文字列」にします。16桁以上の数字は、数値のままだと16桁目から0になってしまうので、必ず文字列にします(有効数字と指数表示)。

日付に変わる・先頭の0が消える(自動の変換)

「1-2」や「1/2」と入力すると、Excel は日付と判断して 1月2日 にします。「0123」は数値の 123 として扱われ、先頭の0が消えます。どちらも、入力するときに先頭に「’」(シングルクォーテーション)を付けると、入力したとおりの文字として残せます(数字が日付になるときの直し方・先頭の0が消えるときの対処法)。

それでも表示されないときの確認表

症状考えられる原因対処
行ごと見えない行が非表示、または高さが 0前後の行を選んで右クリック→「再表示」。
入力した文字が確定しないEsc キーで入力を取り消した入力後は Enter キーで確定する。
式の結果が出ず式がそのまま見える表示形式が「文字列」、または数式の表示がオン表示形式を「標準」にして入力し直す。Ctrl+Shift+@ で数式の表示を切り替える。
シートごと見えないシートが非表示シート見出しを右クリック→「再表示」(シートの非表示・再表示)。

よくある質問

列の幅を広げても「#####」のままです。

値がマイナスの日付・時刻になっている可能性があります。試したところ、=TIME(8,0,0)-TIME(9,0,0)(8時-9時)を時刻の表示形式にすると、列を広げても「#####」で埋まったままでした。マイナスの時間の扱いは 時間の足し算・引き算 で説明しています。

長い番号を入れたら、最後の方が0になりました。

数値として扱える桁数には限りがあるためです。試したところ、1234567890123456789(19桁)を数値で入れると、1234567890123450000 となり、16桁目から0になりました。カード番号のような長い番号は、表示形式を「文字列」にしてから入力します。

セルには何も見えないのに、数式バーには値が出ます。

表示形式が「;;;」(セミコロン3つ)になっているか、文字の色が白になっています。試したところ、「;;;」のセルに 1234 を入れると、セルには何も表示されず、値の 1234 はそのまま残っていました。

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直し方を手で試したいときは、練習用のファイルを使ってみてください。
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