エクセルで時間の足し算・引き算|勤務時間・日またぎ・24時間超え

エクセルで時間の足し算・引き算|勤務時間・日またぎ・24時間超え

エクセルで時間の足し算・引き算をするには、時刻のセルを、そのまま「+」「-」でつなぐだけです。勤務時間なら、終了時刻から開始時刻を引いて、=C3-B3 です。ただし、日をまたぐ勤務や、24時間を超える合計では、表示形式や式を、少し変える必要があります。

この記事では、勤務時間の求め方、休憩の引き算、時間の足し算(TIME関数)、日またぎの計算、24時間を超える合計、時間を数値や分に変える方法、「####」の対処を、1つの表を使って説明します。下の練習ツールで、時刻を書き換えて、結果の変わり方を試せます。

目次

エクセルの時間計算|やりたいこと別の式

やりたいこと式(例)ポイント
勤務時間(終了−開始)=C3-B3終了から開始を引くだけです。
休憩を引く=C3-B3-D3休憩の時間(1:00)も、引き算でつなぎます。
日またぎでも計算する=MOD(C7-B7,1)-D7終了が翌日(開始より小さい)でも、正しい勤務時間になります。
時間を足す=B3+TIME(1,30,0)TIME関数で、「1時間30分」を作って足します。
時間を引く=C3-TIME(0,30,0)足し算と同じ形で、引き算もできます。
時間を合計する=SUM(E3:E5)24時間を超えるときは、表示形式を「[h]:mm」にします。
時間を、時間数にする=SUM(E3:E7)*2424を掛けると、34.25のような、時間の数値になります。
時間を、分にする=E3*24*6024×60 を掛けると、分になります。
ポイントポイント:エクセルは、時刻を「1日=1」の数値で保存しています。9:00 は 0.375、12:00 は 0.5 です。だから、時刻の足し算・引き算は、数値の計算と同じで、「時間数」にしたいときは 24 を掛けます。

まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます

練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。

勤務時間を計算する(終了−開始−休憩)

月曜日の勤務時間(9:00〜18:00、休憩1:00)を、E3セルに求めます。まず、終了時刻から開始時刻を引いて、さらに、休憩を引きます。

1
結果を出したいセル(E3)を選びます。
2
「=」を入力して、終了時刻(C3)をクリックし、「-」を入力します。
3
開始時刻(B3)をクリックし、「-」を入力して、休憩(D3)をクリックします。
4
Enter キーを押します。
=C3-B3-D3
エクセルで勤務時間を計算した表(開始・終了・休憩・勤務時間、時間の合計、足し算・引き算の結果)
エクセルで勤務時間を計算した表(開始・終了・休憩・勤務時間、時間の合計、足し算・引き算の結果)

18:00 − 9:00 − 1:00 で、結果は 8:00 です。結果が「0.333333」のような数値になったときは、セルの表示形式が「標準」になっているので、「時刻」の表示形式に直します。

時間を足す・引く(TIME関数)

「開始時刻に1時間30分を足す」のように、時間を足し引きするときは、TIME関数で時間を作ります。TIME(時, 分, 秒) の形で、1時間30分は TIME(1,30,0) です。

=B3+TIME(1,30,0)

9:00に1時間30分を足して、結果は 10:30 です。引き算も、同じ形です。18:00から30分を引くと、17:30 になります。

=C3-TIME(0,30,0)

時・分・秒を、別々のセルから取り出す方法は、TIME関数の使い方、時・分・秒を別々に取り出す方法を参照してください。

日をまたぐ時間(夜勤)を計算する

金曜日は、22:00に始まって、翌朝6:00に終わる勤務です。このまま、「終了−開始」で引くと、6:00 − 22:00 がマイナスになって、「####」と表示されます。日をまたぐときは、MOD関数を使います。

=MOD(C7-B7,1)-D7

MOD関数は、マイナスの時間を、1日(=1)を足した、プラスの時間に直します。6:00−22:00 は、−16:00 ですが、MOD で 8:00 になり、休憩の1:00を引いて、結果は 7:00 です。日またぎのない、ふつうの勤務でも、同じ式で、正しい結果になります。

時間の合計を出す(24時間を超える場合)

勤務時間の合計は、SUM関数で求めます。月〜水の3日分は、次の式で、結果は 23:45 です。

SUM関数の式
数式=SUM(E3:E5)
ひとことで合計を求める
E3:E5
合計する範囲です

5日分を合計すると、34時間15分ですが、セルの表示形式が「h:mm」のままだと、24時間を超えた分が、「10:15」のように、見えてしまいます。合計の表示形式を「[h]:mm」にします。

1
合計のセルを選びます。
24時間を超える合計が10:15と表示されている画面
合計のセル(B8)を選びます。5日分で34時間15分のはずが、「10:15」と表示されています(24時間を超えた分が見えなくなっています)
2
右クリックして、「セルの書式設定」を開きます。
3
「表示形式」タブの「ユーザー定義」を選びます。
4
「種類」に「[h]:mm」と入力して、「OK」をクリックします。
セルの書式設定でユーザー定義に[h]:mmを入力する画面
「セルの書式設定」の「表示形式」で、①「ユーザー定義」を選び、②「種類」に「[h]:mm」と入力して、③「OK」をクリックします
表示形式を[h]:mmにして24時間超えの合計が表示された画面
合計が「34:15」と、24時間を超えた時間で表示されます

時間を、「34.25」のような数値で出したいときは、24を掛けます。結果は 34.25 で、そのまま時給の計算などに使えます。

=SUM(E3:E7)*24

時間を、分や金額(時給)に変換する

時間を、「分」にするには、24と60を掛けます。月曜の勤務(8:00)は、480 分です。

=E3*24*60

時給の計算は、時間数(×24)に時給を掛けます。時給が1,200円なら、8時間で 9600 円です。端数が出るときは、ROUND関数で整えます。

ROUND関数の式
数式=ROUND(E3*24*1200,0)
ひとことで四捨五入する
E3*24*1200
四捨五入する数値です
0
桁数です

端数の処理は、四捨五入の方法を参照してください。

「####」や、時間の計算がおかしいときの確認表

症状考えられる原因対処
「####」と表示される結果がマイナスの時間になっている(日またぎなど)MOD関数で、日またぎに対応する。
「0.333333」のような数値になるセルの表示形式が「標準」表示形式を「時刻」(h:mm)にする。
合計が、24時間未満に見える表示形式が「h:mm」のまま「[h]:mm」にする。
時間が足せない(文字になる)時刻が、文字列として入力されているセルを数値(時刻)に直す。入力は「9:00」のように、半角のコロンを使う。
1時間30分を足したいのに、数値が合わない「1.5」を、そのまま足しているTIME(1,30,0) で、時間を作って足す。
値を変えても、結果が変わらない計算方法が「手動」になっている「数式」タブの「計算方法の設定」を「自動」にする。

時間の足し算・引き算のよくある質問

時間の引き算は、どうやりますか?

終了時刻から開始時刻を引きます。=C3-B3 です。日をまたぐ場合は、=MOD(C3-B3,1) を使います。

24時間を超える合計は、どう表示しますか?

セルの表示形式を、「[h]:mm」にします。「セルの書式設定」→「ユーザー定義」で、種類に「[h]:mm」と入力します。

時間を、分や時間数に変えるには?

時間数は、24を掛けます。分は、24×60(1440)を掛けます。=E3*24 で時間数、=E3*24*60 で分です。

時間の足し算で、60分を超えたときは?

エクセルが、自動で繰り上げます。たとえば、9:50に20分を足すと、10:10 になります。TIME関数でも、TIME(0,90,0) は、1時間30分になります。

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練習用ファイル:練習用Excelファイル(.xlsx・無料)

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