エクセルで四捨五入する方法|ROUND・10の位・切り捨て・5単位

エクセルで四捨五入する方法|ROUND・10の位・切り捨て・5単位

エクセルで四捨五入するには、ROUND関数を使います。数値のセルと、残したい桁数を指定して、=ROUND(A3,0) のように書きます。桁数に 0 を指定すると整数に、1 なら小数第1位まで、-1 なら10の位まで、-2 なら100の位までに、四捨五入されます。

この記事では、四捨五入の基本、10の位・100の位への四捨五入、切り捨て・切り上げ、5単位や100単位に丸める方法、表示だけ丸めたときの注意、消費税の端数処理を、1つの表を使って説明します。下の練習ツールで、数値を書き換えて、結果の変わり方を試せます。

目次

エクセルの四捨五入|やりたいこと別の式

やりたいこと式(例)ポイント
整数に四捨五入する=ROUND(A3,0)桁数に 0 を指定します。小数点以下を、四捨五入します。
小数第1位まで残す=ROUND(A3,1)桁数が 1 なら、小数第2位を四捨五入します。
10の位に四捨五入する=ROUND(A3,-1)桁数をマイナスにすると、整数の側の桁を丸めます。
100の位に四捨五入する=ROUND(A3,-2)桁数が -2 なら、下2桁を丸めて、100単位にします。
切り捨てる=ROUNDDOWN(A3,0)桁数以下を、必ず切り捨てます。
切り上げる=ROUNDUP(A3,0)桁数以下を、必ず切り上げます。
5単位に四捨五入する=MROUND(A3,5)倍数に丸めます。5の倍数・10の倍数などに使えます。
ポイントポイント:ROUND関数の桁数は、「小数点の位置から数えて、残したい桁」です。小数側はプラス(1・2…)、整数側はマイナス(-1・-2…)になります。

まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます

練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。

ROUND関数で四捨五入する(基本)

数値(A3)を、整数に四捨五入します。結果を、B3セルに求めます。

1
結果を出したいセル(B3)を選びます。
2
「=ROUND(」と入力します。
3
丸めたい数値のセル(A3)をクリックし、「,」を入力します。
4
残したい桁数(ここでは 0)を入力して、「)」を入力し、Enter キーを押します。
ROUND関数の式
数式=ROUND(A3,0)
ひとことで四捨五入する
A3
四捨五入する数値です
0
桁数です
エクセルで四捨五入した表(整数・小数第1位・10の位・100の位・切り捨て・切り上げの結果)
エクセルで四捨五入した表(整数・小数第1位・10の位・100の位・切り捨て・切り上げの結果)

1234.567の小数部分は .567 で、5以上なので切り上がり、結果は 1235 です。ちょうど .5 の数値(2567.5)も、切り上がって 2568 になります。ROUND関数の詳しい使い方は、ROUND関数の使い方で説明しています。

10の位・100の位・小数第2位に四捨五入する(桁数の指定)

桁数の数え方が分かれば、どの位に丸めるかも、自由に決められます。1234.567を例にした、桁数と結果の対応表です。

桁数丸める位置式1234.567の結果
2小数第3位を四捨五入=ROUND(A3,2)1234.57
1小数第2位を四捨五入=ROUND(A3,1)1234.6
0小数第1位を四捨五入=ROUND(A3,0)1235
-11の位を四捨五入=ROUND(A3,-1)1230
-210の位を四捨五入=ROUND(A3,-2)1200
-3100の位を四捨五入=ROUND(A3,-3)1000

「10の位に四捨五入」は、1の位を見て、10の位までにそろえる意味です。85.25は、=ROUND(A5,-1) で 90、1250は、=ROUND(A6,-2) で 1300(下2桁の50が切り上がります)になります。「100の位に四捨五入」も、同じ考え方です。

注意注意:「10の位に四捨五入」は、人によって、10の位を「残す」のか「丸める」のかが違って聞こえます。桁数を使い分けるときは、結果の数値を見て、確認してください。1234を「10の位まで」にしたいなら 1230(桁数 -1)、「100の位まで」にしたいなら 1200(桁数 -2)です。

切り捨て・切り上げをする(ROUNDDOWN・ROUNDUP・INT)

四捨五入ではなく、必ず切り捨てたい・切り上げたいときは、ROUNDDOWN関数・ROUNDUP関数を使います。桁数の指定は、ROUND関数と同じです。

ROUNDDOWN関数の式
数式=ROUNDDOWN(A3,0)
ひとことで切り捨てる
A3
切り捨てる数値です
0
桁数です

1234.567を切り捨てると、結果は 1234 です。切り上げは、次の式で、結果は 1235 です。

ROUNDUP関数の式
数式=ROUNDUP(A3,0)
ひとことで切り上げる
A3
切り上げる数値です
0
桁数です

小数点以下を捨てて整数にするだけなら、INT関数や TRUNC関数も使えます。マイナスの数値では、INT関数は小さい方(-2.5 → -3)、TRUNC関数は 0 に近い方(-2.5 → -2)になる違いがあります。違いは、ROUND・ROUNDUP・ROUNDDOWN・INTの違いで比べています。

5単位・100単位など、倍数に丸める(MROUND・CEILING・FLOOR)

「5円単位」「100円単位」のように、決まった倍数に丸めるときは、MROUND関数・CEILING関数・FLOOR関数を使います。2つ目の引数に、丸めたい単位(倍数)を指定します。

やりたいこと式1234.567の結果
5単位に四捨五入=MROUND(A3,5)1235
100単位に切り上げ=CEILING(A3,100)1300
1000単位に切り捨て=FLOOR(A3,1000)1000

MROUND関数は、四捨五入、CEILING関数は、切り上げ、FLOOR関数は、切り捨てです。100円単位の切り上げなどは、百円単位・千円単位に丸める方法でも説明しています。

表示だけ丸めたとき(見た目だけ四捨五入)の注意

「ホーム」タブの「小数点以下の表示桁数を減らす」ボタンは、見た目だけを丸めます。セルの中の値は、元のままです。そのため、見た目の数値を足しても、合計が合わないことがあります。

1
丸めたいセルを選びます。
2
「ホーム」タブの「小数点以下の表示桁数を減らす」を、クリックします。
小数点以下の表示桁数を減らすボタンをクリックする画面
①丸めたいセル(0.4が3つと、合計の1.2)を選び、②「ホーム」タブの「小数点以下の表示桁数を減らす」をクリックします
表示桁数を減らして見た目だけ丸めた結果の画面
見た目は「0」「0」「0」「1」になりますが、数式バーを見ると、セルの値は「0.4」のままです。見た目の数値を足しても、合計の「1」には、なりません
3
値そのものを丸めたいときは、ROUND関数を使います。

たとえば、0.4と0.4と0.4を、表示だけ整数にすると、全部「0」に見えますが、合計は 1.2 で、表示は「1」になります。計算の結果を、そのまま使うなら、ROUND関数で、値そのものを丸めておきます。

消費税・割引の端数を処理する(切り捨て・四捨五入・切り上げ)

税込の金額や、割引後の金額は、小数が出るので、端数処理が必要です。端数のルールは、会社や取引先で決まっています。切り捨てが多いので、まず ROUNDDOWN関数を使います。

ROUNDDOWN関数の式
数式=ROUNDDOWN(A4*1.1,0)
ひとことで切り捨てる
A4*1.1
切り捨てる数値です
0
桁数です

2567.5円に10%の税を足すと、2824.25円で、切り捨てた結果は 2824 です。四捨五入なら ROUND関数、切り上げなら ROUNDUP関数に、そのまま置き換えられます。詳しくは、税込金額を計算する方法、割引後の価格を計算する方法を参照してください。

四捨五入がうまくいかない・合わないときの確認表

症状考えられる原因対処
結果が文字になる、#VALUE! になる数値が、文字列(左寄せの数字)になっている数値に変換する。<a href=”https://excel15.com/r007/”>文字列を数値に変換する方法</a>を参照。
見た目は丸いのに、合計が合わない表示形式で、見た目だけ丸めているROUND関数で、値そのものを丸める。
10の位に丸めたのに、1の位が残る桁数の指定が違う(0 や 1 になっている)10の位に丸めるなら、桁数を -1 にする。
.5 の結果が思った方向にならない切り捨て・切り上げ・四捨五入を取り違えているROUND(四捨五入)・ROUNDDOWN(切り捨て)・ROUNDUP(切り上げ)を、確認する。
MROUNDで #NUM! になる数値と倍数の、符号が違う数値と倍数の符号を、そろえる。
値を変えても、結果が変わらない計算方法が「手動」になっている「数式」タブの「計算方法の設定」を「自動」にする。

四捨五入のよくある質問

四捨五入の関数は何ですか?

ROUND関数です。=ROUND(数値, 桁数) で、指定した桁数に、四捨五入します。切り捨ては ROUNDDOWN関数、切り上げは ROUNDUP関数です。

10の位で四捨五入するには?

桁数を -1 にします。=ROUND(A3,-1) で、1の位を見て、10の位までにそろえます。100の位に丸めるなら、桁数を -2 にします。

5単位や0.5単位で丸めるには?

MROUND関数を使います。=MROUND(A3,5) で、5の倍数に、=MROUND(A3,0.5) で、0.5の倍数に、四捨五入します。

ROUNDとINTは何が違いますか?

ROUND関数は、四捨五入します。INT関数は、小数点以下を切り捨てて、必ず小さい方の整数にします。マイナスの数値では、結果が変わるので、注意してください。

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