エクセルで数値と文字列を変換する方法|VALUE・TEXT・*1・変換できない原因

エクセルで数値と文字列を変換する方法|VALUE・TEXT・*1・変換できない原因

エクセルで、文字列の数字を数値に変換するには、VALUE関数(=VALUE(A3))か、「*1」を掛ける(=A3*1)方法が手軽です。反対に、数値を文字列にするには、TEXT関数(=TEXT(B3,"0000"))を使います。

この記事では、文字列の数字を数値にする方法、数値を文字列にする方法、変換できない原因、一括変換の手順を、1つの表を使って説明します。下の練習ツールで、値を書き換えて、結果の変わり方を試せます。

目次

数値と文字列の変換|やりたいこと別の方法

やりたいこと方法・式(例)ポイント
文字列の数字を、数値にする=VALUE(A3)「8,500」のような桁区切りも、数値になります。
手軽に、数値にする=A3*1掛け算で、数値に変わります。
前後の空白を除いて、数値にする=VALUE(TRIM(A3))TRIM関数で、余分な空白を除きます。
数値を、文字列にする=TEXT(B3,”0000″)先頭に0を付けた、4桁の文字になります。
数値を、桁区切りの文字にする=TEXT(1234567,”#,##0″)文字列なので、計算には使えません。
数値か文字列かを、調べる=ISNUMBER(A3)数値なら、TRUEです。
一括で、数値に変換する「データ」→「区切り位置」→「完了」式を使わずに、元のセルを変換できます。
ポイントポイント:文字列の数字は、セルの左側に寄って表示され、SUM関数で合計しても、0になります。見た目は数字でも、文字として扱われているためです。

まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます

練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。

文字列の数字を数値に変換する(VALUE関数)

文字列の数字は、VALUE関数で、数値に変換できます。前後に、余分な空白が付いていることも多いので、TRIM関数と組み合わせます。

1
結果を出したいセル(B3)を選びます。
2
「=VALUE(TRIM(」と入力して、元のセル(A3)をクリックします。
3
「))」と入力します。
4
Enter キーを押して、下の行まで、コピーします。
VALUE関数の式
数式=VALUE(TRIM(A3))
ひとことで文字を数値に変換
TRIM(A3)
数値に見える文字です
エクセルで文字列の数字を数値に変換した表(元の値、数値に変換、数値か、4桁の文字列、各式の結果)
エクセルで文字列の数字を数値に変換した表(元の値、数値に変換、数値か、4桁の文字列、各式の結果)

「120」は 120、「8,500」は 8500、「0012」は 12 になります。文字のままの合計は =SUM(A3:A7) で 0、変換後の合計は =SUM(B3:B7) で 8680.5 です。くわしい、一括変換の方法は、文字列を数値に一括変換する方法を参照してください。

「*1」で、手軽に数値にする

文字列の数字に、1を掛けると、数値に変換されます。

=A3*1

結果は 120 です。関数名を、覚える必要がなく、手軽です。「8,500」のような、桁区切りの文字も、変換できます。ただし、数字に変換できない文字が入っていると、「#VALUE!」になります。

数値を文字列に変換する(TEXT関数)

数値を、決まった桁数の文字列にしたいときは、TEXT関数を使います。「0000」は、4桁にそろえて、足りない桁を0で埋める指定です。

TEXT関数の式
数式=TEXT(B3,"0000")
ひとことで表示形式を指定して文字にする
B3
数値や日付です
"0000"
表示形式です

120は、0120 になります。3桁区切りの文字にするなら、=TEXT(1234567,"#,##0") で、1,234,567 です。TEXT関数の結果は、文字列なので、計算に使うときは、元の数値の列を使います。0埋めの連番は、連番を振る方法も参照してください。

数値か文字列かを調べる(ISNUMBER関数)

ISNUMBER関数の式
数式=ISNUMBER(A3)
ひとことで数値かどうかを判定する
A3
調べる値です

文字列の数字は、FALSE、本物の数値は、TRUEになります。COUNT関数は、数値だけを数えるので、文字列の数字が、多い列では、個数が 0 になります。

式を使わずに、一括で数値に変換する

1
変換したい列(範囲)を、選びます。
2
「データ」タブの「区切り位置」をクリックします。
3
「次へ」を2回押して、3画面目で、「列のデータ形式」を「標準」にします。
4
「完了」をクリックします。

元のセルが、そのまま数値に変わります。左上に緑の三角が出ているときは、セルの左に表示される「!」から、「数値に変換する」を選ぶ方法も、あります。

数値に変換できないときの確認表

症状考えられる原因対処
「#VALUE!」になる数字以外の文字が、混ざっている文字を取り除いてから、変換する。
変換しても、合計が合わない見えない空白や、改行が付いているTRIM関数やCLEAN関数で、除く。
全角の数字が、変換できない全角の数字は、文字として扱われるASC関数で、半角にしてから、変換する。
先頭の0が、消える数値に変換すると、0は消える文字列のまま使うか、TEXT関数で0埋めする。
緑の三角が、消えない数字が、文字列として入力されている「数値に変換する」を選ぶか、VALUE関数を使う。
小数点が、カンマになる国や地域の設定の違いNUMBERVALUE関数で、区切り文字を指定する。
値を変えても、結果が変わらない計算方法が「手動」になっている「数式」タブの「計算方法の設定」を「自動」にする。

数値と文字列の変換のよくある質問

文字列を、数値に変換する関数は?

VALUE関数です。=VALUE(A3) で、変換できます。「*1」でも、同じ結果になります。

数値を、文字列にするには?

TEXT関数で、表示形式を指定します。=TEXT(B3,"0000") のように使います。

SUMで、合計が0になるのは、なぜ?

数字が、文字列になっているためです。VALUE関数や、区切り位置で、数値に変換してから、合計します。

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