複数条件をすべて満たす行を取り出すには、FILTERの第2引数で条件式を「*」でつなぎます。3条件でも書き方は同じです。いずれかを満たすOR条件は「+」を使い、括弧で条件のまとまりを明確にします。
無料Excelサンプルで一緒に試す
伝票Noと種類で商品を抽出する2条件の例題です。A3を1000、B3をローズマリーにしてA6からの結果を確認します。数量を加える3条件は本文の追加例です。
Microsoft 365向け。XLOOKUP・FILTER・UNIQUEの例はExcel 2024・2021でも利用できます。本文の対応版もご確認ください。
まず動かしてみよう|この記事のサンプルをその場で試せます
練習用ファイルをダウンロードしなくても、記事と同じデータ・同じセル番地のサンプルをここで動かせます。黄色いセルを書き換えると、結果がその場で変わります。各解説の最後にある「▶ この式を試す」を押すと、このツールの該当セルへ移動します。
サンプルの2条件を入力する
元データはA9:E12です。A列が伝票No、B列が商品ID、C列が単価、D列が種類、E列が数量。抽出先のA6に次の式を入れます。

3条件目に「数量10以上」を追加する
ANDとORを組み合わせる
伝票NoがA3と一致し、種類は「ローズマリー」または「カモミール」という条件です。

結果が増える分の空間を確保する
▶ 結果が増えたときの動き(#SPILL!)を、上の練習ツールで試す
Excel 2019・2016では補助列方式を使う
FILTERはMicrosoft 365・Excel 2024・2021で利用できます。旧Excelでは、F9に条件を満たす行の番号を作り、INDEX+SMALLで順に取り出します。
該当なしと数式エラーを区別する
- 第3引数の「該当なし」は抽出対象が0件のときの表示。
- 条件範囲と元データの行数不一致は範囲を修正する。
- 条件に使うセルにエラーがある場合は元データを確認する。
FILTERがうまく動かないときの確認表(#SPILL!・#CALC!・該当なし)
練習ツールの「after」タブで、結果が増える例(#SPILL!)や、0件の例を試せます。
| 症状 | よくある原因 | 対処 |
|---|---|---|
| #SPILL! が表示される | 結果が広がる先(右や下)に、データや結合セルがある | 十分な空き領域にFILTERを置くか、邪魔なデータを移動します。練習ツールの「1000×ローズマリーの行を3行に増やす」で確認できます |
| #CALC! が表示される | 該当する行が0件で、第3引数を省略している | 第3引数に「該当なし」などを指定します |
| 「該当なし」になる | 条件に合う行が本当に0件、または条件のセルの値が元データとずれている(全角半角・スペース・数値と文字列) | A3とB3の値を元データと見比べます。伝票Noの数値と文字列の違いに注意します |
| 意図しない行が残る・外れる | 数量が文字列として保存されていて、数値との比較がずれる | 数量を数値にそろえます |
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伝票Noと種類で商品を抽出する2条件の例題です。A3を1000、B3をローズマリーにしてA6からの結果を確認します。数量を加える3条件は本文の追加例です。
Microsoft 365向け。XLOOKUP・FILTER・UNIQUEの例はExcel 2024・2021でも利用できます。本文の対応版もご確認ください。
次に読むと理解が深まる記事
- FILTER関数の複数条件|AND・ORの組み合わせを数式と具体例で解説
- 条件リストに一致する行を抽出|FILTER+MATCHで複数候補を検索
- INDEX+SMALLで複数一致を順に抽出|Excel 2019・2016の補助列方式
参考:Microsoft公式ドキュメント FILTER

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