複数の表/シートから検索して抽出するなら、VSTACK関数で1つの配列にしてから、XLOOKUP/VLOOKUP関数を使おう。大量のシートでも一瞬で検索値に該当するデータを探し出して抽出できる。
目的
1つの表にして検索抽出
目次
例題1|1つの表にして検索抽出する
- 「電話番号」を求めるセル(B3セル)を選択し、「=VLOOKUP(」と入力する。
- [検索値]…「ID検索」のセル(A3セル)を選択する。
- [範囲]…「VSTACK(」と入力する。
- [配列1]…「A」シートの抽出する表のセル範囲を選択する。
- [配列2]…「B」シートの抽出する表のセル範囲を選択する。
- [列番号]…抽出する列の番目「3」を入力する。
- [検索方法]…完全一致なので「0」と入力して、「Enter」キーで数式を確定する。
【数式】=VLOOKUP(A3,VSTACK(A!A2:C3,B!A2:C2),3,0)
数式の解説
「VSTACK(A!A2:C3,B!A2:C2)」の数式は、「A」シートのA2セル~C3セルの表と「B」シートのA2セル~C2セルの表を縦方向に結合する。結合して1つにしたデータの範囲をVLOOKUP関数の引数[範囲]に組み合わせて数式を作成することで、A3セルの「A002」を「A」シートと「B」シートの表から検索し、一致した行にある3列目の電話番号「080-****-0002」が抽出される。
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応用1|
VSTACK関数がないExcel2021/2019/2016では、Power Queryで1つのテーブルにまとめてしまえば、VLOOKUP関数で抽出できます。
シートが追加されても[更新]ボタンのクリックだけで、自動で反映できるのが利点です。データの変更に対応しなくても構わないなら、クリップボードで1つの表にまとめる手段もあります。
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