s009|抽出した名前からフリガナを抽出する【SUBSTITUTE関数、PHONETIC関数】|Excel関数によるデータ抽出方法

VLOOKUP/LOOKUP関数で抽出した名前からは、PHONETIC関数を使ってもフリガナを抽出できない。その場合は、セル参照で抽出できるXLOOKUP関数で名前を抽出して、その名前からPHONETIC関数でフリガナを取得しよう。

目的

フリガナを抽出

目次

例題1|「氏名」のフリガナを抽出する

  1. 「氏名」のフリガナを抽出するセル(H3セル)を選択し、「=PHONETIC(」と入力する。
  2. [参照]…「XLOOKUP(」と入力する。
  3. [検索値]…検索する「カード番号」のF3セルを選択する。
  4. [検索範囲]…「カード番号」を含むB3セル~B5セルを選択し、「F4」キーを1回押して「$」記号をつけ絶対参照にする。
  5. [戻り範囲]…抽出する「氏名」のC3セル~C5セルを選択し、「F4」キーを1回押して「$」記号をつけ絶対参照にする。
  6. [見つからない場合][一致モード][検索モード]…省略して、「Enter」キーで数式を確定する。
    数式を必要な分だけ複写する。

【数式】=PHONETIC(XLOOKUP(F3, $B$3:$B$5, $C$3:$C$5))

使用するExcel関数

数式の解説

「XLOOKUP(F3, $B$3:$B$5, $C$3:$C$5)」の数式は、B3セル~B7セルの「カード番号」の中でF3セルの「10-0001」を検索し、一致した行位置に対応するC3セル~C5セルにあるC3セルのセル参照を返す。

返されたC3セルのセル参照をPHONETICのフリガナが抽出される。

Excelデータダウンロード

以下のリンクを右クリックし、Excelデータをダウンロードください
Excel-sample1.xlsx

例題2|「氏名」のフリガナを抽出する

  1. 「氏名」のフリガナを抽出するセル(H3セル)を選択し、「=PHONETIC(」と入力する。
  2. [参照]…「INDEX(」と入力する。
  3. [参照]…「氏名」のC3セル~C5セルを選択し、「F4」キーを1回押して「$」記号をつけ絶対参照にする。
  4. [行番号]…MATCH関数で、F3セルと同じデータが入力された別表の「カード番号」の位置を求める数式を入力する。
  5. ([列番号])[領域番号]…省略して、「Enter」キーで数式を確定する。
  6. 数式を必要な分だけ複写する。

【数式】=PHONETIC(INDEX($C$3:$C$5, MATCH(F3, $B$3:$B$5, 0)))

使用するExcel関数

数式の解説

「INDEX($C$3:$C$5, MATCH(F3, $B$3:$B$5, 0))」の数式は、F3セルの「カード番号」と同じ行にあるC3セルのセル参照を返す。返されたC3セルのセル参照をPHONETIC関数の引数に指定して数式を作成することで、C3セルの「木村洋子」のフリガナが抽出される。

Excelデータダウンロード

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Excel-sample2.xlsx

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