VLOOKUP/LOOKUP関数で抽出した名前からは、PHONETIC関数を使ってもフリガナを抽出できない。その場合は、セル参照で抽出できるXLOOKUP関数で名前を抽出して、その名前からPHONETIC関数でフリガナを取得しよう。
目的
フリガナを抽出
使用する関数
目次
例題1|「氏名」のフリガナを抽出する
- 「氏名」のフリガナを抽出するセル(H3セル)を選択し、「=PHONETIC(」と入力する。
- [参照]…「XLOOKUP(」と入力する。
- [検索値]…検索する「カード番号」のF3セルを選択する。
- [検索範囲]…「カード番号」を含むB3セル~B5セルを選択し、「F4」キーを1回押して「$」記号をつけ絶対参照にする。
- [戻り範囲]…抽出する「氏名」のC3セル~C5セルを選択し、「F4」キーを1回押して「$」記号をつけ絶対参照にする。
- [見つからない場合][一致モード][検索モード]…省略して、「Enter」キーで数式を確定する。
数式を必要な分だけ複写する。
【数式】=PHONETIC(XLOOKUP(F3, $B$3:$B$5, $C$3:$C$5))
使用するExcel関数
数式の解説
「XLOOKUP(F3, $B$3:$B$5, $C$3:$C$5)」の数式は、B3セル~B7セルの「カード番号」の中でF3セルの「10-0001」を検索し、一致した行位置に対応するC3セル~C5セルにあるC3セルのセル参照を返す。
返されたC3セルのセル参照をPHONETICのフリガナが抽出される。
Excelデータダウンロード
以下のリンクを右クリックし、Excelデータをダウンロードください
Excel-sample1.xlsx
例題2|「氏名」のフリガナを抽出する
- 「氏名」のフリガナを抽出するセル(H3セル)を選択し、「=PHONETIC(」と入力する。
- [参照]…「INDEX(」と入力する。
- [参照]…「氏名」のC3セル~C5セルを選択し、「F4」キーを1回押して「$」記号をつけ絶対参照にする。
- [行番号]…MATCH関数で、F3セルと同じデータが入力された別表の「カード番号」の位置を求める数式を入力する。
- ([列番号])[領域番号]…省略して、「Enter」キーで数式を確定する。
- 数式を必要な分だけ複写する。
【数式】=PHONETIC(INDEX($C$3:$C$5, MATCH(F3, $B$3:$B$5, 0)))
使用するExcel関数
数式の解説
「INDEX($C$3:$C$5, MATCH(F3, $B$3:$B$5, 0))」の数式は、F3セルの「カード番号」と同じ行にあるC3セルのセル参照を返す。返されたC3セルのセル参照をPHONETIC関数の引数に指定して数式を作成することで、C3セルの「木村洋子」のフリガナが抽出される。
Excelデータダウンロード
以下のリンクを右クリックし、Excelデータをダウンロードください
Excel-sample2.xlsx
コメント