Excel|XLOOKUPの複数条件によるデータ抽出 

435-01|サンプルデータの標準偏差を計算する|Excel STDEV.S関数とSTDEV関数

ExcelのSTDEV.S関数およびSTDEV関数は、サンプルデータの標準偏差を計算するために使用されます。標準偏差はデータのばらつきを表す重要な統計指標です。この記事では、これらの関数の使用方法と、実際のデータを用いた計算例を紹介します。

目次

関数の説明

STDEV.S関数とは?

STDEV.S関数は、サンプルデータの標準偏差を計算します。標準偏差はデータが平均からどれだけ散らばっているかを示します。STDEV.S関数は、Excel 2010以降のバージョンで導入され、以前のSTDEV関数に相当します。

STDEV関数とは?

STDEV関数は、STDEV.S関数と同じく、サンプルデータの標準偏差を計算します。STDEV関数は、Excel 2010以前のバージョンで使用されていた関数です。現在も互換性のために使用可能ですが、新しいシートではSTDEV.S関数を使用することが推奨されます。

関数

対応バージョン

  • STDEV.S関数: Excel 2010以降
  • STDEV関数: Excel 2007以前

構文

=STDEV.S(number1, [number2], ...)
=STDEV(number1, [number2], ...)

引数

引数説明
number1必須。標準偏差を計算する最初の数値。
[number2]省略可能。標準偏差を計算する追加の数値。最大254引数まで指定可能。

関数作成のポイント

  • STDEV.S関数は、サンプルデータの標準偏差を計算するために使用されます。全体のデータセットに対する標準偏差を求める場合は、STDEV.P関数を使用してください。
  • STDEV関数は、STDEV.S関数と同じ役割を果たしますが、Excel 2010以降のバージョンではSTDEV.S関数を使用することが推奨されます。

関数活用のポイント

  • STDEV.S関数は、データのばらつきを把握するために、サンプルデータの分析に広く使用されます。
  • 統計分析やリスク管理など、データの分散やばらつきが重要な場合に役立ちます。

使用例

サンプルデータ

AB
データ
110
220
330
440
550

サンプル式

=STDEV.S(B2:B6)

この式は、B2からB6の範囲内のデータの標準偏差を計算します。

=STDEV(B2:B6)

この式も同じく、B2からB6の範囲内のデータの標準偏差を計算します。STDEV.S関数と同じ結果を返します。

(例題)サンプルデータダウンロード

サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。

【Excel】練習用サンプルデータ(例題)をダウンロード(無料)

まとめ

STDEV.S関数とSTDEV関数は、サンプルデータの標準偏差を計算するために非常に重要な関数です。Excel 2010以降では、STDEV.S関数の使用が推奨されますが、以前のバージョンとの互換性を保つためにSTDEV関数も依然として使用できます。データのばらつきを理解し、より正確な統計分析を行うために、これらの関数を活用してください。

関連のある関数

関数説明
STDEV.P母集団全体の標準偏差を計算します。
STDEVA数値と論理値、テキストを含むデータセットの標準偏差を計算します。
VAR.Sサンプルデータの分散を計算します。
AVERAGEデータセットの平均を計算します。

この記事では、STDEV.S関数とSTDEV関数の使い方とその活用方法について説明しました。データのばらつきを正確に把握し、統計分析の精度を向上させるために、これらの関数をぜひ活用してください。

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