ExcelのQUARTILE.INC関数は、データセットの四分位点を求めるために使用されます。これは、データセットを4等分する値を計算する関数であり、統計分析やデータの分布を理解するのに非常に役立ちます。本ブログでは、QUARTILE.INC関数の使い方とその活用方法について詳しく解説します。
目次
関数の説明
QUARTILE.INC関数
QUARTILE.INC関数は、データセットを含む範囲内で指定された四分位点を返します。この関数は、最小値から最大値までの範囲を4等分する位置にある値を計算します。
関数
対応バージョン
- Excel 2010以降
構文
=QUARTILE.INC(array, quart)引数
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| array | 必須。四分位数を計算するデータセットの範囲。 |
| quart | 必須。どの四分位数を返すかを指定する数値（0から4）。 |
関数作成のポイント
arrayには、四分位数を計算するためのデータセットの範囲を指定します。quartには、返される四分位数を指定します。0は最小値、1は第1四分位数、2は中央値、3は第3四分位数、4は最大値を示します。
関数活用のポイント
- データセット内の分布を理解するために使用します。
- 四分位点を求めることで、データの偏りやばらつきを分析できます。
- 四分位数を使用して、ボックスプロットを作成し、データの分布を視覚的に表示することができます。
使用例
サンプルデータ
| A | B |
|---|---|
| データ | 値 |
| 1 | 10 |
| 2 | 20 |
| 3 | 30 |
| 4 | 40 |
| 5 | 50 |
| 6 | 60 |
| 7 | 70 |
| 8 | 80 |
| 9 | 90 |
| 10 | 100 |
サンプル式
QUARTILE.INC関数
=QUARTILE.INC(B2:B11, 1)この式は、B2からB11の範囲内で第1四分位数を計算します。
結果：
= 32.5（例題）サンプルデータダウンロード
サンプルデータをダウンロードすることができます。以下のリンクからダウンロードしてください。
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まとめ
QUARTILE.INC関数は、データセットの分布を理解するための強力なツールです。四分位数を計算することで、データのばらつきや偏りを分析し、効果的なデータ分析を行うことができます。
関連のある関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| PERCENTILE.INC | データセット内の指定した百分位に対応する値を返します。 |
| PERCENTRANK.INC | データセット内の指定された値の百分位を返します。 |
| RANK.EQ | データセット内の数値の順位を返します。 |
| MEDIAN | データセット内の中央値を返します。 |
| MIN | データセット内の最小値を返します。 |
以上がExcelのQUARTILE.INC関数に関する詳細な解説です。これらの関数を活用して、データセットの四分位数を効果的に計算し、データの分布を理解しましょう。
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