Excel AVERAGEIF関数の使い方と活用方法
目次
リード文
ExcelのAVERAGEIF関数は、指定した条件を満たすセルの平均値を求めるための便利なツールです。データ分析や特定の条件に基づく計算に広く使用されるこの関数について、詳しく解説します。
関数の説明
AVERAGEIF関数
AVERAGEIF関数は、指定した範囲内で条件を満たすセルの平均値を計算します。特定の条件に基づいてデータをフィルタリングし、その結果を分析する際に役立ちます。
関数
対応バージョン
Excel 2007以降
構文
=AVERAGEIF(range, criteria, [average_range])
引数
AVERAGEIF関数の引数
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| range | 条件を適用するセル範囲を指定します。 |
| criteria | 条件を指定します。例えば、数値、式、またはテキストなど。 |
| [average_range] | 平均を計算するセル範囲を指定します。省略すると、rangeが使用されます。 |
関数作成のポイント
criteriaは、数値、式、テキスト、またはワイルドカード(*や?)を含むことができます。average_rangeを省略すると、rangeの値が使用されます。- 空白セルや非数値セルは無視されます。
関数活用のポイント
- 特定の条件を満たすデータの平均を迅速に計算するために使用します。
- 条件に基づいてデータをフィルタリングし、特定のサブセットの平均を求めることができます。
- データ分析やレポート作成時に、特定のカテゴリや条件に基づく平均を計算する際に便利です。
使用例
サンプルデータ
| A | B |
|---|---|
| 数値 | カテゴリ |
| 10 | A |
| 20 | B |
| 30 | A |
| 40 | B |
| 50 | A |
サンプル式
AVERAGEIF関数
=AVERAGEIF(B2:B6, "A", A2:A6)
この式は、列Bのカテゴリが”A”である行の列Aの数値の平均を計算します。結果は 30 になります。
=AVERAGEIF(A2:A6, ">20")
この式は、列Aの数値が20より大きいセルの平均を計算します。結果は 40 になります。
サンプルデータダウンロード

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まとめ
AVERAGEIF関数は、指定した条件を満たすセルの平均を簡単に計算するための強力なツールです。特定の条件に基づいたデータ分析やレポート作成において、迅速かつ効率的に平均値を求めることができます。
関連のある関数
関連関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| AVERAGEIFS | 複数の条件を満たすセルの平均を計算します。 |
| SUMIF | 指定した条件を満たすセルの合計を計算します。 |
| COUNTIF | 指定した条件を満たすセルの個数をカウントします。 |
| MEDIAN | 指定された数値の中央値を返します。 |
| MODE.SNGL | 指定された範囲の最頻値(最も頻繁に出現する数値)を返します。 |
以上がExcelのAVERAGEIF関数に関する詳細な解説です。この関数を活用して、特定の条件に基づいたデータ分析を迅速かつ簡単に行いましょう。

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