g705|VLOOKUP関数とCOLUMN関数を使って簡単に列番号を自動切換えし表引きする方法

Excelでデータを検索して取得するための強力なツールであるVLOOKUP関数とCOLUMN関数を組み合わせることで、手軽に複数の列からデータを引き出す方法をご紹介します。これにより、手作業で列番号を調整する煩わしさから解放され、効率的に作業を進めることができます。

目次

VLOOKUP関数とは

VLOOKUP関数は指定した範囲から、特定の値に一致するデータを検索して取得するための関数です。基本的な構文は以下の通りです:

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)
  • 検索値: 検索する値
  • 範囲: 検索範囲
  • 列番号: 取得する列の番号
  • 検索の型: 完全一致の場合はFALSE、近似一致の場合はTRUE

COLUMN関数とは

COLUMN関数は指定したセルの列番号を返します。この関数を使うことで、列番号を動的に変更することが可能です。基本的な構文は以下の通りです:

=COLUMN(参照)
  • 参照: 列番号を取得したいセル(省略すると現在の列番号を返します)

VLOOKUP関数とCOLUMN関数を使って簡単に列番号を自動切換えし表引きする方法【Excelサンプルデータダウンロード】

表から左右に隣り合う複数のセルのデータをまとめて取り出したいことがあります。
VLOOKUP関数を使う場合、先頭のセルに入力して右方向にコピーした後、3番目の引数「列番号」を「2」「3」「4」と手修正する必要があり面倒です。そのようなときはCOLUMN関数で列番号を自動切り替えを使うと便利です。そうすれば、先頭の数式を入力したあと、コピーするだけで済みます。

Excel形式サンプルデータダウンロード

以下は、Excelデータですので、ダウンロードして練習などに使用してください。

Excel-g705-1.xlsx (ダウンロード)

応用とエラー対策

必要に応じて、IFERROR関数を組み合わせることで、エラーが発生した場合にも対応できます:

=IFERROR(VLOOKUP($B3, $I$3:$L$7, COLUMN(B3), FALSE), "エラー")

この数式は、VLOOKUP関数でエラーが発生した場合に「エラー」と表示します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次