Excelには、特定の条件に基づいてデータを検索するためのさまざまな関数が用意されています。中でも、VLOOKUP関数は非常に便利です。このブログでは、VLOOKUP関数の使い方を具体的な例を用いて説明します。
目次
VLOOKUP関数(Excel 2010以降)
VLOOKUP関数は、指定したキーを垂直(列方向)に検索し、対応するセルの値を返します。
構文
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [範囲検索])
- 検索値: 検索する値
- 範囲: データが含まれる範囲
- 列番号: 戻り値を取得する列番号
- 範囲検索: (オプション)正確一致ならFALSE、近似一致ならTRUE
例
画像の例では、商品番号「D-101」に対応する商品名を検索するために、次の数式を使用しています:
=VLOOKUP(B2, D2:F5, 2, FALSE)
この数式は、セルB2に入力された商品番号を検索し、範囲D2:F7から商品名を返します。
詳細な説明
VLOOKUP関数は次のように構成されています:
- 検索値:
B2
- 検索する商品番号が入力されているセルです。
- 範囲:
D2:F5
- 商品番号、商品名、価格が含まれるセル範囲です。
- 列番号:
2
- 検索範囲内のどの列の値を返すかを指定します。この例では2列目の「商品名」を返します。
- 範囲検索:
FALSE
- 正確な一致を指定しています。
サンプルデータ
以下に、VLOOKUP関数を使用したサンプルデータを提供します。このデータをExcel関数の練習に使用してください。
Excel形式データダウンロード
以下は、Excelデータですので、ダウンロードして練習などに使用してください。
Excel-g702-1.xlsx (ダウンロード)
表形式
行 | 列A | 列B | 列C | 列D | 列E | 列F |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 検索値 | 商品番号 | 商品名 | 価格 | ||
2 | D-101 | B-101 | 和菓子 | 300 | ||
3 | B-102 | 洋菓子 | 450 | |||
4 | 検索結果 | D-101 | プリン | 600 | ||
5 | プリン | =VLOOKUP(B2, D2:F5, 2, FALSE) | D-102 | 杏仁豆腐 | 160 | |
6 |
CSV形式
以下は、上記のデータをカンマ区切りで記載したものです。このデータをコピーしてExcelに貼り付けて使用してください。
"","検索値","","","商品番号","商品名","価格"
"","D-101","=VLOOKUP(B2,D2:F5,2,FALSE)","B-101","和菓子","300"
"","","","B-102","洋菓子","450"
"","","","D-101","プリン","600"
"","","","D-102","杏仁豆腐","160"
数式の追加
以下の数式をセルB3に入力して、VLOOKUP関数を実行します:
=VLOOKUP(B2, D2:F5, 2, FALSE)
この数式は、セルB2に入力された商品番号を検索し、範囲D2:F7から商品名を返します。
まとめ
ExcelでVLOOKUP関数を使用することで、特定の条件に基づいてデータを効率的に検索し、取得することができます。これにより、データの管理や分析がより効果的に行えるようになります。このブログを参考にして、Excelを最大限に活用してください。
このブログが役に立ちましたら幸いです。さらにサポートが必要なことや質問があれば、お知らせください。Happy Excel-ing!
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